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随想や意見,俳句(もどき)
by papillon9999
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橋下君現象=赤木君現象+不適材不適所現象
2008年 01月 30日
またもや大阪府民の
大阪はいわずと知れた 一度目の相手は,天皇とまでいわれ,当時飛ぶ鳥を落とす勢いで四選目を目指した佐藤義詮氏だった.これを破っての当選は東京で美濃部知事が誕生したことも大いに影響していたはずである. 二選目の相手は憶えてないが,もっと差が開いたのかな(記憶が明瞭ではありませんのでお許しを).とにかく,東京の美濃部知事とダブル革新知事として一時代を画したのであった. 三度目も確か目指したはずだが,強力な自治省OB・岸昌氏に敗れた.その時も社会党はアンチ黒田に廻ったはず. その後,岸知事三選を経て,一人を挟んで横山ノック知事が誕生する.ここから先は,大阪府民はキワモノの中でも, 布引さんの記事にあるように, 『ドスケベの変態(横山氏)の代わりが、利権に汚い強欲女(太田房江氏)で、その後釜が虚構と現実の区別や、真実と嘘の区別も分からない三百代言(橋下徹氏)』 と続くのである.(カッコ内はパピヨン追記) こうしてみると,大阪府民は立派にゲテモノ好きと言ってよいことに異論はないだろう. さて,ブログ界でのいろんな人の橋下評.もう見なくてもわかる.私があえて付け加えることは何もない.現象論的に見ると,今回の知事当選は,『赤木君現象』の見事な一例である.『赤木君現象』とは,途中の地道な過程を省略してある日突然,世の多くの耳目を集めて高く評価される状態(シンデレラボーイ的なものと言ってもいいかな),になる現象を言う. このためには,地道な活動ではダメで,とにかく目立つことが必要である.注目を引くにはどうすればいいか,という戦略のみに基づいて行動が決まる.従って,あらゆる言動が刺激的なものとして発せられる.それも俗情を刺激するのである. 橋下君はこうして見事に大阪府民に受け入れられた.無論,知事は最初からの目的ではなく,棚からボタモチの類,には違いないが,日頃の『地道な目立ち活動』が結果的に大阪府知事として実を結んだのだ,ということができる. ところで,橋下君の場合,もう一つの意味を見つけることができる.それは,『不適材不適所現象』とでも呼ぶべき現象のことである.実はこの現象は現在,社会のあらゆる所で生じているはずである. 『うちの取締役の連中は何であんな結論しか出せんのだ!?』 とか, 『どうしてあんな裏表のある奴が評価されるんだ!』 とか, 『今度の自治会長はちっとも当事者能力がないではないか!』 とか, 製造業なのに現場のことが全くわからない天下りが社長になるとか ・・・・ 要するに,ある仕事なり,ポストなり,を占める人物が,それに真にふさわしくない人物である,というケースが世の中には満ちているのではないだろうか. 実はこういうことは歴史的に見て普遍的によくあることなのである.しかしそれにしても,昨今は新自由主義の文化の下,特に多いような気がするのである.なぜなら,新自由主義下では特に理不尽な『命令』を受けたり,発したりしなければならない.まともな人はなかなかそういうことができないはずである.そう,『やってらんないよ!』の世界に逃げるのである. 逆に言えば,まともな人ほどそういう世界では評価されない,ということになり,ということはまともでない人が重要なポストを占める,ということに繋がる.私はそういうメカニズムを考えている. 以上のように考えて,以下の公式を発見した. 橋下君現象=赤木君現象+不適材不適所現象 まさに,今の時代, 『所 人を得ず, 人 所を得ず』 である. 【注】 黒田府政の評価は申し訳ないことによく知らない.財界からの評価はメチャクチャなはずだが,庶民レベルでの評価はどうだったか,ということだ.下級公務員への手厚い待遇などで財政を悪化させたのだろうか.このあたりの事情に詳しい方にご教示戴けたらとてもありがたいのだが.
by papillon9999
| 2008-01-30 18:38
|
Comments(32)
![]() ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
![]()
橋下君現象は、基本的にはpapillonさんの解釈で正解なんですが、二つだけ抜けている項目を指摘したい。
一つ目は東国原現象。 あれほどマスコミでタレント知事を持ち上げれが、大阪でも二匹目の泥鰌を狙う輩が出てくるのは当たり前。 しかしあまり知られていない宮崎地鶏の宣伝なら必要かもしれないが、いまさらたこ焼の宣伝でもあるまいに。 本当は大阪人はタレントには懲りていて、タイガースの元エースの江本元参議院議員が出て落選している。(当選は太田房江) しかしあれ程マスコミがタレント知事を持ち上げれば、府民の考えも変わってくるのもまた事実。 もう一つが同和問題と其れに関連した反共神聖同盟の存在。 此の辺は地元でも、マスコミが決して報道しないので事情を知らない者の方が多い。 奈良や京都の何年も仕事をしないで給料を貰っていた職員の不思議とか、ハンナンの浅田浅田満の牛肉偽装事件の真相とか日本のタブーに触れる恐れのある内容を含んでいる。
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逝きし世さん,どうも.考えてみたら,太田房江氏も初めはゲテモノだとはわからなかったのですね.黒田氏と同じキワモノのつもりだったのでしょうけど,そのうちゲテモノだということがばれてしまいました.
近畿にはさほど縁がなく,ご指摘のようなタブーや真相は事情がよくわかりませんねぇ 非常にデリケートな問題なんですね. それから,こちらから記事をTBしようと二度試みたのですがいずれも失敗に終わりました.exciteとの相性がよくないのでしょうかね.
こんばんは。
これだけあちらこちらで叩かれると、元府民(30年近く住んでいました)としては少々辛いというか何と言うか・・・・(笑) 今回は自公が支持されたというより、個人的な要因が大きかったように思います。反橋下陣営にもっとましな「タマ」があれば、接戦になったかも知れないですね。あんな陰気くさい熊おじさんでは勝てないでしょうね。 私自身は橋下氏がいいとは思いませんが、かといって残りの候補にも大して魅力を感じませんでした。仮に、投票する機会があったとすれば、相当悩んだだろうと思います。 まあ、誰が当選していたとしても、これからは茨の道が待ち構えているでしょうね。
連投すみません。
黒田氏のことですが、1期目は社共共闘で出馬しています。のち社会党が離れて行ったため、2期目からは共産党単独推薦になりました。この時は三つ巴であったので(黒田氏、社公民で担いだ桃山学院大学の学長、自民候補)、勝つことができたのでしょうが、3期目は岸氏との一騎打ちで敗れました。 1期目の選挙時、左藤氏は「マルキストに負けるはずがない」と自信満々で、事実、第1回の開票速報では左藤氏が約3万票の差でリードしていましたが、結局最終的にはまさかの(?)敗戦。御本人としては「アンビリーバボー」という感じだったんでしょうね。私の周りでも、本来は保守の人がかなり黒田氏に入れていたように思います。 公害対策、老人医療無料化、府立高校増設等の政策を進めて行きましたが、一方で財政赤字を招いたとの批判もあったようです。
DHさん,すみませ~~~ん(^o^)/~~~~ 橋下氏がどのように化けるか知りませんが,とてもいい方向へ化けるとは思えないのですよねぇ・・・まあ,その時は懺悔記事でも書くことにします.そんないい方向へなってくれたら,懺悔でも何でもします(^o^)/~~~~
そして,黒田知事の最初は社共共闘だったのですか!それはトンダ間違いをしてしまいました.うろ覚えに頼ってはダメですね.上を訂正します. ただ,社共共闘でも十分キワモノといえると思いますが. 黒田府政は福祉方面を厚くして,一方で財政赤字も招いた,ということですね.福祉を厚くすると財政赤字になる,という見本になったら困るな,と思ってお聞きした次第です.ともかくありがとうございました. ![]()
言うことがすべて冷静な論拠なしの断定で、しかも断定的な言論に安住している。
どうして安住できるかというとあなたと同じような「仲間」の同意だけが支えでその論がさも「正当」のように成り立っているからだ。 これはあなたが批判している戦時中の国粋主義者の拠っていた論拠と似ている。 大阪人がゲテモノであるこかどうか、ちゃんと検討しないばかりか、あの石原氏を担ぐ都民がいかにゲテモノであるかはご存じない。 要するにあなたの大阪人への差別意識でしかない。 きみたちがスクラムを組む人たちはどなたもこなたもあまりにも醜すぎる。天に唾するようなことをしてテンとして恥じない。 情けないかぎりです。
おお,初めまして!いらっしゃいませ.
『大阪人がゲテモノである』 とは言ってなくて 『大阪人はゲテモノ好き である』 と言ってるのですよ.お間違えの無いように. そして,こういうことは私が受けた,『ゲテモノ好き』に見えるという印象を述べたものですよ.だから根拠は示していますが(どういう人物が知事になっているかということ),証明などを要する問題とは違います. 『大阪人への差別意識』 大阪には叔父一家が居ますし,『雨の御堂筋』や『大阪しぐれ』や『王将』や坂田三吉や大阪のいろんな文化は大好きですよ.東京一極集中はいけないと思って,大阪に応援しているほどなんですよ. ![]()
「ゲテモノ好き」は品がよくない。『大阪人は新しいもの好き』といいましょう
大阪人は「流行りもの」が好きなんですよ。 其れと同時に関西は歴史があるので、良いものも悪いものも古いものが残っている。其れの代表例が同和問題。 DHさん指摘の福祉と財政赤字の関連性の示唆は、其の後の保守府政の宣伝で、実態とはかけ離れています。 現在の5兆円の財政赤字の原因は、皆が良く知っているとうり放漫で野放図、無駄な公共事業が原因で、日本国の赤字と全く同じ構造です。 社会党の唐突な右旋回の原因が同和問題。 黒田知事が同和利権を無くそうとした事が原因で、社会党の裏切りが起こる。 社会党は、何としても部落解放同盟の利権を残そうとしていた。 結果的には共産党単独推薦になっただけで黒田氏は革新リベラルではありますが共産主義者ではありません。 同じような革新首長の共産党単独推薦の例は同時期に相次いで大阪府下の八尾市や吹田市にも起こっています。 70年代~80年代の社共革新共闘が崩れていく過程で、同和利権の存在が大きく関係していたことは、政治のタブー(闇)として語られることは今までほとんど無かった。
ああ,やはりそうですね.挑発が過ぎましたかね.そうとなればさっさと訂正しましょう.
ところで,社共共闘が崩れたのは『同和利権』の問題だったのですか.それは知りませんでした.事情を知りたいです.欠勤公務員の存在がそういう問題とつながっていることは想像していますが,どんな事情なのかさっぱり理解できていません. 長野県塩尻市では一度共産党公認の市長が当選したことがありますね. ![]()
長野県塩尻市は正確には共産党公認では無く、元共産党市議だった人が共産党推薦で無所属で当選しています。
京都市や奈良県、大阪府のトンでもない職員問題は、報道機関では、なるべく触れないようにしていますが、基本的には「部落解放同盟問題」で、人権を無視した解同の「暴力的糾弾」が怖いので、誰も触れたがらない難しい問題です。 西日本に在住していないと実感は湧かないでしょうが、関西では可也深刻な問題です。 部落問題とは、明治維新以前の封建時代に「士農工商」の下に作られた身分差別問題で、士農工商が平民になったとき、少し遅れて平民とされた。 江戸時代の遺物なわけで、それで歴史の有る京都周辺がやはり問題が残る。 部落解放同盟(開同)は人権団体として設立されましたが次第に『被差別者以外は差別者』という、とんでもないスローガンを掲げ自治体首長などを『差別者』として吊るし上げる。 誰も止めないので、やりたい放題好き勝手に解同の主張が通る状態になってしまった。 ![]()
正面切って反対しているのは共産党だけ。それで大阪府羽曳野市では4期連続、兵庫県の八日町や南光町でも連続共産党員首長が生まれる原因になっています。
関西ではもともと共産党が強いので、自民党や其の他の政党は、共産党対策として逆に圧力団体としての解放同盟を利用する。 多少の問題があっても見てみないふりをして、解同を利用してきた長い歴史がある。それで未だに解同が色々問題を起こす。 現在の開同は問題いっぱいですが,前身の水平社は日本の人権問題の先覚者として重要な役割を果しました。 創立が奇しくも共産党創立と同年で長い間両者は友好関係に有ったが30年前の矢田事件以来敵対関係に陥った。 特別措置法による対策は、2002年をもって終了しましたが、それまで利権を持っていた開放同盟が継続を主張。現在に至っています。 ![]()
何十年もの間、秘密にされていたの問題が、何故今日のようにマスコミで報道されるようになったのかの疑問ですが、小泉改革で地方の財政は青息吐息で財政的余裕が全く無くなり、大阪市の芦原病院のように何の担保も無く百数十億円の金を同和というだけで出せなくなったからですね。
報道されている問題職員も基本は同じ。 一般職員募集ではなく特別枠で開放同盟を窓口としていた。 入った職員は市当局ではなく開同に雇ってもらったと思っている。此れでは問題が出て当たり前です。
逝きし世さん 貴重なお話,真にありがとうございます.コトの性質上,きわめて微妙で複雑な問題にならざるを得ませんね.
私も次の本をずっと以前に読んだりしてほんのちょっとだけ勉強したことがあるのです. 渡辺俊雄著:「いま.部落史がおもしろい」,解放出版社 歴史と複雑な解放運動の実態と文化の問題とを非常に判りやすくまとめてありました. ![]()
解放出版社は駄目ですよ。解放同盟関係の出版社で嘘を書いてあるとは言いませんが、真実の半分だけが書いてあり、もう半分の真実が欠落している。
解放運動関係の歴史では70年以前なら、ある程度は問題ないかも知れませんが、それ以降は問題が有り過ぎて話になりません。 『被差別者以外は差別者』というトンデモナイスローガンの下、すべての人たちを糾弾の名の下に暴力的に支配し様としました。 自民党など、共産党以外のすべての人が解放同盟に屈服するという前代未聞も椿事が出現したわけです。 自治体首長が何日間も吊るし上げられた挙句に、地方自治体の福祉予算や公共投資予算の90%近くが同和関連に支出されるような異常事態が勃発する。 八鹿高校事件のように事業中の教職員が大勢拉致され糾弾と称する暴行を受け重軽傷者が多数出る騒ぎに発展する。 警察もマスコミもまったく手出しが出来ない状態になっていた。 兵庫県のど田舎の反共意識の強い過疎地帯に、共産党員首長が何人も当選した不思議の原因は、解放同盟の蛮行があったわけです。
『解放出版社は駄目ですよ』
ああ,やはりいろいろ入り交じっているのですね.いまの私には判断不能です.そういうご意見をお持ちでないかどうか,知りたかったのです. そういう視点でもう一度読んで見ます.特に最近の考え方ですね,問題は.
横から失礼します。
>西日本に在住していないと実感は湧かないでしょうが、関西では可也深刻な問題です。 これは私も実感しています。大阪に住んでいた頃は、同和問題や解放同盟の存在は良くも悪くも身近に感じられましたが、関東に来てからは日常生活のレベルでは、さほど感じなくなりましたね。 「解放同盟が怖い、と思うこと自体がお前が差別者である証拠である」というのが彼らの論理なのですが、先の飛鳥会事件でも明らかになったように、同盟の支部長自身が暴力団員であったわけですから(解放同盟は<反社会的団体の構成員>としています)、怖がられても仕方がない面もあると思います。 この事に関して解放同盟は次のような見解を公表しています。 >地域内には差別の厳しい現実のもとで自暴自棄や刹那主義に陥るということが多々存在するという歴史的・社会的事情からして反社会的行為に走りやすい土壌があることは否めません。部落解放運動は「この事情を理解はしても絶対に容認しない」との立場から、これらの数え切れないほどの人たちを巻き込んで社会的正義を実現していく同志として運動のなかで人間変革をしてきたという自負と誇りがあります。
でも実際には長年に亘って「容認」してきたわけです。もちろん中には「人間変革」を果たした例もあるのでしょうけれど・・・・
ところで、解放同盟は所謂「人権擁護法案」の制定を熱心に主張していますが、かつての「確認・糾弾」闘争を記憶している者としては、かなり危ういものを感じてしまいます。 逝きし世の面影さんが御指摘の如く、同盟による「確認・糾弾」闘争には激烈なものがありました。八鹿高校事件など死者が出てもおかしくないようなほとんどリンチに近いようなものでした。 但し、同盟に対する共産党の批判が全て正しいかどうかは又別問題だと思いますが。
DHさん,いえいえ,貴重な情報とご意見,真にありがとうございます.私,九州にいた頃も今の東京圏にいても全く,関わり,というものが生じなくて,具体的なことはずっと知らずに生きてきました.
戸籍の本籍が無くなっても解決しない問題なんですね. 何か発言するととんでもない問題点を指摘されたりする”恐怖感”がこの問題にはありますね. ![]()
DHさんのコメントの内容は殆ど正しいのですが,最後の一行だけは余分ですね。
読みようによっては、解同も共産党もどっちもどっち的な解釈も出来るが、問題の実態はそのようなものではありません。 今問題になっている同和の問題点の解釈は至って簡単です。 国会で問題になっているガソリンの暫定税率問題とソックリ同じで、高速度道路予算とか地域振興公共事業とか、地方の基盤整備が問題になっている訳ではありません。 それらは付け足しの理由です。 問題の本質は『既得利権』です。もっと簡単に一言で言えば『金』です。 何故社会党が主義主張を投げ捨て、自分自身で擁立した黒田革新府政を倒そうとしたか。? 黒田知事と社会党の対立点はただ一点『窓口一本化問題』です。 マスコミが絶対に報道しない『窓口一本化』とは何か。? 行政が支出する同和関連で個人に給付する各種補助金や助成金を関係する役所の窓口ではなく『解放同盟』が一括して引き受ける制度です。 ![]()
行政サービスが、府や市の責任で行うのではなく、単なる一民間団体に過ぎない解放同盟が独占して行うというもので、莫大な利権が発生する。
当然、同和地区住民でも解放同盟のやり方に反対する住民には行政サービスが受けられないなどの嫌がらせが待っている。 そして『窓口一本化』一度認められると、単に同和地区住民への行政サービスに留まらず、果てしなく拡大解釈され、同和関連予算や人事に広がるだけ広がっていく。莫大な利権(既得権益)なんですよ。 公であるべき公共事業が、特定の業者が独占する。一民間団体を通さないと公共事業が受注できないなどの、フィリッピンのマルコス政権の末期にも似た様相を帯びてくる。 住民の人権無視や予算の無駄使い以上に『窓口一本化』の最大の問題点はモラルハザードです。 これでは何年も仕事をしない職員や、覚せい剤中毒、暴力事件で逮捕される暴力団組員が役員を兼任するなどは、当然の様に起こってきます。
逝きし世さん,どうも.
黒田知事は『窓口一本化反対』の立場なんですね.旧社会党が既得権を強化しようとしたわけですか? 大阪の社会党は右派が強く,それよりも民社党が強かったですよね.(これもうろ覚えで,またとんでもない間違いでないことを祈っています(^o^)/) ![]()
旧社会党が解同の既得権を強化しようとしたと言うよりも,当時敵対関係に有った共産党対解同の激烈な闘争に対して、党として競合関係にあった共産党ではなく、党友関係に有った解同に味方したと考えてください。
それで結果的に、解同の既得権益を擁護する立場になってしまった訳です。 しかし一度甘い汁(既得権益)を味わうと止められなくなるのが既得権益の恐ろしいところでしょう。 社会党だけが、そうではなく共産党を除く其の他のすべての与党勢力が甘い汁に群がるのは、道路特定財源の話とまったく一緒で、同和問題に何も特別なところは、何もありません。 >大阪の社会党は右派が強く, 大阪は民社党のふるさとの様な所で初代委員長の西尾末広、次の委員長は刑事被告人西村信吾の父親。 その影響からが民社党が抜けた後の社会党は極端に弱体化してしまい、得票で共産党に抜かれてしまっていた。 ![]()
当時、あまりに弱体化して社会党は、参議院選挙(定員3名)で再開当選者の得票の数分の一以下の泡沫候補扱いになっていた。
消費税導入直後の所謂マドンナ選挙の時の話ですが、社会党候補は解放同盟大阪府連書記長の谷畑孝を擁立する。 社会党にはマトモな玉が残っていなかったんでしょうか。? ところが、ところが泡沫候補のはずが、あっと驚くとんだ番狂わせが起こりトップ当選してしまう。 ところがこの解放同盟幹部の谷畑孝。参議院6年が過ぎるとあっと驚くことに、今度は自民党公認で衆議院選挙に撃って出る。落選するの比例区で復活し現在4期目、自民党支部長に納まっている。 政党を当たり歩いた政治家は数多いが社会党から一足飛びで自民党に入ったのは解同大阪府連幹部の谷畑唯一人。
逝きし世さん,ホントに勉強になります.ありがとうございます.
谷畑孝,というトンデモ人間のことも初めて知りました. 西村真吾は西村栄一の子供なんですか,道理でねえ・・・ いや,ほんとによくわかりました. 親父は社会党のファンだったのですが,民社党を蛇蝎のごとく嫌っていました.当然,小学生の時から私にも引き継がれましたけど. ![]()
実現するばどちらにとっても良い結果を生むはずの、社共共闘が未だに実現しない原因に、解同問題があるわけです。
暴力的な利権組織の解同と最も組織的にもっとも近かったのは、困ったことに旧社会党。そして現在は社民党。 どんな訳があろうの仲良くしてはいけない党派、団体や組織がある。 この党は北朝鮮の労働党とかカンボジアのポルポトとか文化大革命の中国共産党とか、日本共産党と敵対関係にある党派と無分別に友好関係を結ぶ悪い癖があった。 その流で、部落解放同盟とも旧社会党は友好関係を結んでしまうわけです。 何故そうなってしまったのか。?これは難しい問題です。 私見ですが、社会党は得票率こそ共産党に勝っていましたが、組織や理論闘争ではほとんど勝てなかった。 そこで、共産党と敵対関係に有る左翼的に見える団体や組織、党派に接近して共闘することで、党としての組織力の弱さをカバーし様としたのかも知れません。 しかしこの戦略はことごとく失敗する。 ![]()
>民社党を蛇蝎のごとく嫌っていました
この気持ちは良く分かります。うちの親父もそうでしたから。 実は父は戦前の話ですが、西尾末広と面識があるのです。 当時総同盟大阪支部長だった西尾と京都支部長の父が大会の為、偶然列車で一緒になり可也の時間話し合ったらしい。クリスチャンの西尾と社会主義者の父とで大激論になり、宗教を蛇蝎のごとく嫌っていたのが原因かも知れませんが、西尾が将来必ず労働者を裏切ると確信したそうです。 親父の良い予想(予言)は当たりませんでしたが、悪い予想はことごとく実現してしまいました。
西尾氏とそのようなことがあったのですか.お父上も京都支部長ということで責任ある立場の人だったのですね.
社会党はいろんな意味で共産党にコンプレックスを抱いていますね.共闘すると,組織が共産党に乗っ取られるような心配があるのかもしれませんね. ![]() ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
![]() ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
匿名様 貴重な情報,真にありがとうございます.ご指摘の点,これからよく観察して,間違いのない判断をしたいと思います.見分け方,非常に役立ちそうです.また,何かありましたらよろしくお願いします.
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逝きし世の面影さんへ
わたしは30代ですが、知らないことだらけでとても参考になりました。 なんというか、共産党と社民党との関係、旧社会党がなぜ自民と連立するようなことまでしたか、旧社会党の連中がなぜのうのうと民主におさまっているのか、現在の社民党がなぜ口ばっかりで実際は自民や民主に擦り寄るような行動ばかりしているのか、いろんな疑問が一気に氷解するような指摘でした。 ヘタをすれば、今のわたしの年齢以下あたりの世代のウヨかぶれの原因すら、もしかしたらそこにあるのかもしれないと思ったりもします。 一連のコメント、コピペで保存させていただきました |