戦場の辺野古

　dr.stoneflyさんが「辺野古はすでに戦争」・・・という記事を書いておられる．確かに闘争のはじめから辺野古は命がけの戦場であったに違いない．しかし特に最近は国側が反対市民の生命を顧みる余裕もなくなってきて，とうとう生命の危険がすぐ隣り合わせのところまで来てしまったようである．



それというのも，平良夏芽さんが海底で座り込みをしていた所を３人の作業員に襲われ，酸素のバルブを閉められるなど危うく命を落としかけたという．私はこの事件を伝える緊急連絡を２次的に戴いたが，それを読んだ時，怒りとともに「うーんこれは水掛け論で逃げられるのだろうなぁ・・」という無力感に捉われてしまった．

　ところがである．なんと反対派のビデオカメラがこの事件を捉えており，しっかりと映像に記録されていたのだそうだ．さらに，それを琉球放送が放映したのだという．これらのことは「きっこの日記」で私は知った．私は早速自分のパソコンにこの動画をダウンロードして何度も見てみた．ビデオ映像のみではわかりにくい動きもあるあるが，明らかに攻撃の様子が見て取れる．それだけではなく，「きっこの裏日記」という所には，コマ落しをして鮮明化したという写真が載せられている．こちらは攻撃している様子がさらに鮮明に判別できる．
　これらの映像と写真は暴行現場を映したもの以外，何物でもない．ましてそれは未必の殺人行為に通じるものだ．ビデオを撮っていた人は恐らく，はじめはこれほど深刻な事態だとは気づいていなかったのだろう．気づいていれば救助に動くはずだからだ．ビデオが途中で止まっているのは危険を悟ったからなのではないだろうか．それはともかく，これだけの暴行現場を見せられたら，警察は捜査に動かなければならないはずだ．
　まあ．これとても顔がわからない限り言い逃れはできそうであるが，現地の人たちが見れば潜水具や潜水スーツなどで人物が特定できるかもしれない．警察がその気になりさえすれば．
　それにしてもこの事件を取り上げたのが琉球放送のみとすれば，マスメディアの良心の腐れ加減は致命的である．名前からして琉球放送はＴＢＳ系列だろうか．せっかくの系列局の特ダネなのにＴＢＳは流さない．テレビ朝日もＴＢＳもケーブル系を持っているのに，そこでも流さない．どこかの町の交通事故や火災のニュースはしょっちゅう流れてくるのに．（当事者は気の毒と思うが，飲酒・ひき逃げなどの犯罪で無い限り全国放送の重要性はさほど感じられない．）ＴＢＳとテレビ朝日さん，あなたたちもとっくに見限られていますよ．

　dr.stoneflyさんは暴行の犯人である作業員を攻撃するのではなく，あくまでもホントの敵はどこにあるのか，正確に見据えておられる．

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この作業員も善良な市民であるに違いない・・何かがこのような狂気に導いていくのだろう・・・・・

善良な普通の市民が、善良な普通の市民を殺す……、操るのは「国家」……。
　すでに辺野古の作業員は戦時のメンタリティに犯されているのか
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　国側の余裕がなくなっているのも，参議院選挙の影響かもしれない．与党が大敗したら辺野古基地建設計画自体，どうなるかわからなくなるから．

　このところ，Ｋ君からしきりに辺野古行きを誘われる．いよいよ私も辺野古へ駆けつけるのか！？