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ホラー作家ともあろう者が情けない
2006年 08月 30日
久しぶりにパソコンに復帰して,靖国問題は食傷しているので他にすぐに眼についたのがホラー作家何某の「猫殺し」,「犬殺し」の話題であった。これに対し,きっこの日記に執拗な批判が載った。一方,愚樵さんも考察されていて,ホラー作家の所業に一定の理解を示しておられることがわかった。
これは意外と深いテーマを持っていそうなので私も少し考えてみた。その結論を先に書こう。それは 『ホラー作家ともあろう者が情けない』 である。何が情けないのかを言う前に,少し前置きが必要だ。 確かに,きっこさんのように,ヒステリックな感じで動物殺しを批判して叫ぶのも,人間は動物を食っておいて何を今さら!という偽善を感じなくもない。いや感じる。ホラー作家何某の所業に多少とも理解を示す人たちは,「人間が動物を殺して食うのは当たり前」という思想があって,この偽善性を特に感じているように見える。ホラー作家の告白もこの儀善性に対して挑戦している節が感じられる。 しかし本来は,自然界の掟として,人間を含めほとんどの動物は,『食うために殺す』、『自分(たち)を守るために殺す』、ということ,それ以外の殺生は(自然の掟として)ご法度というのを感じて守っているのではないだろうか。狩猟民族たちも不要な殺しはしないはずだ。一部に遊びとしての殺しを楽しむ動物もいるようだし,人間はいうまでもない,そういう例外があるのは確かだが。 ホラー作家何某の所業はこの自然界の掟に反する(追記1)。そして,細かい理屈で考えれば,避妊させられる個体の『人権』(その個体の生と性の自由を奪われる)と,すでに生まれてしまった赤ん坊の個体の『人権』(その個体の生命を抹消される)の重みに違いをつけるという矛盾を発見できる。これこそ究極の恣意的な人間の介入ではないか。増えて困る人はそもそも飼うな。野良猫,野良犬どもは自然の摂理で淘汰(消滅)させられるのに任せればよいのだ。好きでもない者がペットを飼ってはいけないのだ。 (追記1 9月1日)自然界の掟に従わない例外として人間の例を挙げたのに,ホラー作家だけなぜその掟に反したらいけないのか,という点について,論理を補充しておく.この作家何某は他にも鶏や他の動物の死骸を見るのは日常的であるとして,そのような”自然の一部としての死”はたくさんあること,子猫を崖から落として殺すこともそれの一例に過ぎない,というようなことを言いたいようなのである.だから,『この所業は自然界の掟に反する』ということを突きつけたい. でもなにより私が問題にしたいのは殺害方法だ。このホラー作家何某は子猫を殺すために崖から投げ落としたという。ホラー作家ともあろう者がなんと情けない。ホラー作家であれば・・・(追記2) 自分で食え。社会的責任を果たすために私が食べてあげる,それでなくてはいけない。 昔見た漫画(多分,本宮ひろしだったと思うが)で,大事な客分をもてなすに,一番大事な鶏を絞める,というのがあった。大事な動物ほど食べてやって大往生させる,それが真の信頼というものだ。大切な子猫だったら食え。大切でなかったらそもそも飼うな。崖から落とすなんて一番の偽善だ。いろんな意味で。 でも本当は食ってたりして・・・・密かに・・・・さすがはホラー作家・・・・ (追記2 9月1日)なぜホラー作家だったら食わねばならないのか,について.作家何某は,ホラー作家と言うことを意識して,『子猫を崖から落として殺す』という”衝撃的な行動”の告白を行ったのではないか.そうであれば(そうでなくても),その行動がつまらないレベルである(ホラー衝撃度の観点からも),ということを言いたいのである.『社会的責任から子猫を食ってあげてるホラー作家』の方がはるかに興行的価値があるではないか.
by papillon9999
| 2006-08-30 01:58
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Comments(3)
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布引洋
at 2006-08-31 09:47
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・・・そうです。昔は食っていた。大っぴらではなくひっそりと。
日本人が飢えから解放されるのは半世紀ほど前、食える物を放るなど考えられない時代が有った事を知っている若者たちは、果たしてどれくらいいるのでしょう。
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papillon9999 at 2006-09-01 00:09
早雲さま 長いことご無沙汰しておりましたがお蔭様で元気でした.その間,たくさんのTBありがとうございます.嬉しさを表す言葉もなかなか見当たりません.実は,復帰後,早雲さまのブログにだけはまだ訪問していないのです.なぜかといいますと,訪問すれば短い時間では済まないからです.何しろ,いつも考え込んでしまいますから^^;)
復帰したとはいえ,まだゆっくり時間が取れない状態で,ブログも『やり残しを片付けている段階』です.それが終わってからじっくり訪問させていただこうと思っています.TB今後ともよろしくお願いいたします. |