共産党へのお願い

　共産党は幸いにして野党共闘に積極的である。志位委員長は前原民進党にも強く呼びかけている。ぜひ効果的な小選挙区戦略を立ててもらいたい。沖縄方式だ。沖縄一区のほかに，京都の第何区かを割り当ててもらえばよい。



　本当は比例区も統一名簿が望ましいが，順位を公平に付ける方法がないので，共産党単独は仕方ない。しかし，反自公，非共産の国民主権至上派野党はぜひ統一名簿で闘うべきだ。天木直人の新党など，無視してよい。

　さて，本記事のメインテーマは共産党へのお願いだった。そのお願いとは，もし野党共闘が成らなかった場合のことである。志位委員長の熱心な呼びかけを目にするたび，一つ心配なことが沸きあがるのである。もし，野党共闘が成らなかったらどうするつもりなのだろうか？？？？ということである。

　野党共闘が成らなかったら全選挙区に候補者を立てるぞ，という威しでなければさいわいなのであるが・・・・もし成らなかった場合でも，そのような無謀な，利敵行為をしないでいただきたい，ということである。

　これは共産党の主権を侵害する意図ではない。自公政治を終わらせるために取るべき最適戦略の観点からのお願いなのであり，共産党支持者は誤解しないで戴きたい。２００９年にすでに実績があり，次の総選挙ではそれをより徹底して戴きたい，ということである。

　共産党支持者には，『選挙では最善を求めるより前に，最悪を排除することが最優先されるべき』，『最善の選択は最悪が排除された後に行えばよい』ということを捧げたい。とにかく，『最善を求めて自公当選を許してはなんにもならない』のだから。