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トランプ現象を考える
2016年 11月 09日
まさかと世界中の人が思うような選挙結果であった。思えば,オバマもチェンジを訴え,トランプもチェンジを訴えた。トランプ勝利で最も強く思うことは,同じことでも後から言う方が得だなあということである。この記事はNHKの夜9時のニュースを見て書き始めた。
そこではたまたま,電通で過労自殺した女子社員のお母さんが涙ながらに訴えておられた場面が映った。トランプ現象とこの涙ながらの訴えは,全く関係ないように見えるかもしれないが,パピヨンには全く同じ現象と思えるのである。それを言いたいがために,久しぶりに記事を書く。 オバマのチェンジとトランプのチェンジは違ったものだろうか?細かく言えば違いはあるだろう。例えばトランプのそれは白人の主導権を取り戻すためだとか。しかし,それらは本質的に同等のものであることを言いたいのである。ただし,チェンジの主体を白人低所得層に訴えるというような範囲が狭まったという違いはあるのだだけど。 (以下はオバマ政治をよく知らないでイメージで書くことをお断りしておくが) オバマはおそらくまれに見る,ヒューマニズム哲学を持った素晴らしい人間であっただろうと思う。格差是正というか,弱者にも最大限目を配った(いや,正確には目を配りたかったといった方がいいかもしれない)政治を志した人ではなかっただろうか。 しかし,不幸なことに,出現する時期が遅すぎたというのが最も適していると思うが,オバマをもってしても,世界はどうにもならない状況に陥っていたのである。泥沼のイスラム国問題などではない。世界の資本主義経済の問題である。新自由主義の行き詰まりである。無限に続くはずのない,人を使役動物と思うような哲学に基づく経済思想の行き詰まりである。 新自由主義的考えで資本主義経済を打開しようとしたのが,あのレーガンの時代ではなかっただろうか?(素人の気安さで言わせてもらうが,始まりがどこなのかはよくわからん)オバマがもしその頃に現れていたら,世界史は変わっていたかもしれない。今のイスラム国問題も,電通で過労自殺した女性の問題も。 歴史にイフはタブーだが,思考実験はやってみた方が良い。歴史という数少ない実験から学習するためだからである。 オバマのチェンジは,まだあらゆる人に良くなる希望を与えるチェンジであった。しかしトランプのそれは白人至上主義として大幅に守備範囲が狭まっている。それは本質的な違いではなく,単にそれだけ余裕がなくなっただけと解すべきである。。トランプ自身の哲学は白人至上主義かもしれないが,それを受け入れる人民の側の問題としての話である。 これだけでは,まだ電通の事件とトランプ現象のつながりがピンとこない人が多いかもしれないが,今はそこを埋める時間的余裕がない。 最後に,よく知らないで言うのを許してもらいたいが,トランプは例えば武器輸出や核開発や対外利権などにこれまで無縁だったということはないのだろうか?もしそうならば,他の利権まみれの連中よりははるかにマシと言えるんだがね・・・・・・・・・・・・・・・・
by papillon9999
| 2016-11-09 22:10
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