出馬をやめよ，宇都宮健児さん（またかよ！）

　舛添辞職となった時，悪い予感が走った。まさかあの人がまた出ると言うんじゃなかろうか！！その心配は杞憂ではなかった。インターネットの記事でちらりと見かけただけだが，あの宇都宮健児さんが都知事選にやる気満々をみせているそうだ。またかよ！！！



　宇都宮さん，あなたの政治センスではだめです。前回，二位を確保して『達成感がある ♪ ♪』と喜んだあなた。決して忘れんよ！（ああ，二位狙いの選挙・・・2014年 02月 08日）いったいどこを向いて，何のために，都知事選に出たのか。出たがったのか。
　政治センスだけではない。あなた以外にまともな対抗馬がいなかった前々回。あなたの力は未知数だった。従って，未知の魅力があったのだ。だって他にはあの凡庸な猪瀬しかいなかったのだから。それでも，結果はあの猪瀬に記録的な大敗を喫した。あなたは自分の政治的力の貧弱さに気が付くべきだ。

　ただ日弁連会長を務めたという虚名だけで世間に通じると思うのは大間違い。そもそも，弁護士という人種・稼業はすでに評価が地に落ちている。どんな程度のものか，橋下現象，舛添さんの第三者・佐々木善三さん＋１，それから，身の回りを見ても，とっくに底が割れているのだ。
　日弁連会長と言っても，理念を争って優れた方が勝ち残ったというより権力闘争でたまたま勝ち残ったという方が的を射ているだろう。（中には，本当に立派な弁護士さんもおられるので，すべてがそうだとは言わない。）
（刑事弁護の限界2007年 09月 08日 ）

　今回，まさか共産党は推薦しないだろうと思う。他に有力候補が出なかったら別だけど。実は早く書かねばと思っていた記事がある。今度の参院選で，野党共闘に共産党は非常に前向きであり，それにエールを送る記事だ。ぐずぐずして申し訳なかったが，近日中にアップしようと思う。
　そのように素晴らしい判断力を見せている共産党中央が，いつものようなことはしないだろう。挑戦者の椅子をまるで早い者勝ちというようにいち早く占めるというような愚を犯すことは。従って，宇都宮推薦は今の所考えられない。ぜひ他の野党と（岡田民進党は問題だが），無党派層（と呼ばれる無責任大衆）を大量に取り込めるような候補者選びを相談しながら進めてもらいたい。その際，中心となるのはシールズのような人たちの方が良い。

　そういう時，最も心配なのは末端（党活動の最前線にいる人たち）の共産党原理主義者たちの行動だ。都下で約５０万票程度と思われるが，彼らが勝手連的に（共産党中央を無視して）宇都宮を担ぎ出すことだ。それは何と言えばいいのか，殉死とでも表現せざるを得ない行動でしかないだろう。そういう行動に特別の意味を見出す人がいても仕方ないが，その場合は５０万票の目減りはやむを得ない。
　
　ただし，宇都宮の芽があり得ないわけではない。可能性は極端に薄いが，シールズなどが，宇都宮に白羽の矢を立てたような場合だ。そのような時には全力で戦ってくれ！精いっぱい応援する。その他，反自公として有力な候補者が絞れなかった場合だ。このケースでは，誰が出ようと関知するところではない。趣味として出馬してもらってもよい。

　読者の皆さんに呼びかけたい！

　『ベストの候補者の選択より最悪候補を排除できる選択を！！！』

　当選可能性の無い，しかし自分にとってベストである候補者を選択することは，最悪を実現する手助けとなることが多い。それよりも，ベストの候補でなくても，最悪の実現を排除できる選択の方が勝る。一番の目標は，最悪の実現阻止だ！

絵に描いた餅を食いたい人たち（最悪を排除するという視点を） 2014年 01月 21日
おめでとう！宇都宮健児！２位確保で目標達成！2014年 02月 10日