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アルバイシンの丘
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随想や意見,俳句(もどき)

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最大のチャンスではないか!小泉脱原発
小泉版脱原発の謎を解く 2013年 10月 16日の続編です。

 少し前にテレビの報道番組で,小泉元首相の脱原発を訴える講演の様子を紹介している場面を目撃した。時間にして1~2分ぐらいの非常に短時間の報道であったが,小泉元首相がどのようなニュアンスで訴えているのかを感じるのには間に合う長さだった。(ここを書いたのが11月5日時点)

 パピヨンがそこで受けた印象は,『小泉元首相はテレながら講演している』であった。



すなわち,パピヨンはそこにテレを感じ取ったのである。このテレは,大変良い兆候である。このテレは,小泉元首相はきわめて真剣であることを意味する
 後述するが,一部の脱原発派の小泉版脱原発に対する判断ミスがひどい。彼らには小泉元首相の脱原発が真剣であることをぜひ感じ取ってもらいたい。

 端的に言おう。このテレはサヨク的言動を自ら為すことへのテレである。喩えて言えば,かつての不良少年が,『もうみんな,そのいじめはやめようぜ』と言ってるような感じに近い。この少年は完璧に不良を脱したかどうかわからないけど,その彼から見てもそのいじめはひどい,やめよう!と訴えているのだ。
 別に脱原発はリベラルやサヨクの専売特許ではない。だが,一部界隈の国民の間には,脱原発などを叫ぶのは一部のサヨク,サヨクかぶれ,反日リベ,あるいは小沢ひいき,共産党かぶれなどと誤解しているバカたれが存在しているのは確かである。財界はみな原発がなくてはやっていけん,それなのに脱原発を叫ぶとは反財界,すなわちブサヨ,反日リベだからだ!という単純な脳みそを持った連中がである。小泉元首相の周辺も実はそのようなバカたれが多いと推察する。そのような世間では,脱原発を叫ぶとき,そこの住民は,アカだ!ブサヨだ!反日リベだ!と,叫ぶ者を糾弾するのである。
 小泉元首相はその空気をよく知っていて,彼らの反応も肌で感じながら,それでも脱原発を叫んでいるのだ。これによって,何が変わったか。はっきり言おう。『脱原発』が日なたに出てきたのである。
 サヨクやリベでなくったって,もう原発はいやだ!という人は多い。しかし,世の雰囲気はそれを口にすることを躊躇させる何かが存在したのである。ひょっとしたらみんな思っていることかもしれないのに,ひょっとしたら違っているかもしれないと気にして口にできない,そんなすくみの状態にあった人も多いに違いない。小泉発言は,そういう人たちに,あの小泉さんでさえいうのだから脱原発はマイナーではないという雰囲気を感じさせたのである。自分が言っても恥ずかしくないという安心感を得たのである。
 何を隠そう,このパピヨンも,自分の親戚筋には脱原発について一言も伝えてない。何しろ田舎モンで自民党を愛する素朴な庶民なんだから。だから,これまでパピヨンは親戚筋に脱原発や放射能危険情報を言えなかったのである。だが,これからなら言える!小沢一郎ではだめだったのだ。悪いイメージで洗脳されているから。要するに,小泉元首相の脱原発発言は以下の意味でも功績が大なのである。

 「脱原発は一部の特殊な人が言ってること、という今の誤解に基づく空気を変えた!」

 次に思ったことは,小泉発言の反響を見てみたいな,であった。『小泉 脱原発』でグーグル検索をかけて,見出しで当たりを付けて適当に見てみた。原発推進の連中は小泉元首相のこの”裏切り”に動揺して,悪罵を投げつけたり無視したりしたのは当然として,意外だったのは一応脱原発のように思われている一部の人間たちの評価がひどいことだった。完全に評価を見誤っている。

 小泉元首相の重要な発言は以下の通りだ。(趣旨)

 『私はかつては原発推進論者でした。今,推進論者からそれを批判されています。』
 『人間は考えが変わるんです。私も3.11のあの事故を見て,考えが変わりました。』
 『放射能廃棄物の置き場が無い状態で原発を続けることこそ,無責任です。』

 かつての絶叫調とは異なるトーンで,笑顔のまま(かつては憎たらしいニタニタ顔だったが,今では違うじゃん!)訴えている。これはなかなか言えることではない。それを一部の脱原発側と思われる人間たちは全く頓珍漢な反応を示していた。その中で特にひどかったのは,天木直人である。下記の記事群を見よ。論評は敢えてしない。何の価値もない”評論もどき”だ。(と,今見ると,あの田母神との共著本が堂々と・・)

 ・言い出した本人さえわからない小泉脱原発発言の迷走の先
 ・小泉父子に脱原発ができるはずがない

 それから個人ブログでも,小泉信用できん,という論陣を張っているのが検索の見出しの中で目についた。小泉元首相のこれまでがこれまでだけにそれはまあよいが,その理由が,『小泉は反原発のために何の行動もしていない』とか『原発推進者だったくせに』というのがあって,なんだかなあ・・と脱力したものだ。また,利権が原発利権から非原発利権に移るだけだ(趣旨)というのもあったが,これまたバカな反応。原発利権をつぶすだけで立派なのだ。

 その一方で,各政党や政治家の動きは,かなり好ましいものだったように感じている。リンクは一々張れないが,思い出すだけで以下のようなものがあったはずだ。(趣旨です)
 ・吉田社民党党首が小泉元首相と脱原発の連携模索で話し合い
 ・福島瑞穂,小泉元首相にエール
 ・志位共産党委員長,小泉脱原発を歓迎
 ・小沢一郎,正常な人間ならばそうなるはず。歓迎
 ・みんなの党も歓迎
 ・細川護煕元首相も歓迎
 ・菅直人元首相も歓迎

 ただ,小泉元首相自身は小沢一郎や社民や共産と連携して,ひとつになることはないと思う。そこが残念なところだ。そして,放射能被害を正当に評価するかどうか,これも前記事に書いたように,未だ気がかりではある。
 でも,今はとにかく,脱原発を既成事実化すること。当然のこととすること。それが何よりも優先される時だ。
by papillon9999 | 2013-11-10 23:49 | Comments(1)
Commented by papillon9999 at 2013-11-15 00:18
小泉元首相は周辺には3.11後のかなり早い時期から,脱原発の考えを漏らしていたようですね。
最近はすでに優勢民営化当時の迫力を感じさせるようになりました。

その言がいい!

『脱原発は郵政民営化なんかよりはるかに大事なこと』(趣旨)

こりゃ,安倍政権は小泉さんによって倒れるかも知れんな。安倍が危なっかしくて仕方ないんだろうね。
それから,秘密保護法案もホントはやめさせたいのだと見ます。
素晴らしいこつです!
新自由主義とは安倍が倒れたあと,対決じゃ!

ちなみに,靖国発言があったみたいだけど,あれは元不良としてのアリバイ発言です。