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随想や意見,俳句(もどき)
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感性と言葉 ブログを捨てるまい
2006年 05月 07日
『世に倦む日日』というブログに関して, しばらく前からくすぶっていた『違和感』が,恐らくみんな感じていたのだろう,ここへ来てどっと一気に噴き出している.そして愚樵さんと半平太さんからそれに関する記事をTBしていただいた.何しろ,私がブログを始めようと思ったのはブログ『世に倦む日日』と巡りあったからであり,いわば私の産みの親であるから関心が低いはずがない(後述する).帰省先から戻る所なのでとりあえずコメントしようと思った.でも長くなりそうなので慌しく記事にまとめることにした.
愚樵さんの記事では,『感性』と『知性』,『言葉』,『人と人とをつなげること』,『言葉はつなぐことが苦手』,などがいつもどおりの自然な論理展開でまとめてある.大方において納得できるものではある.また,半平太さんの記事では,世に倦む日日での論理展開は非論理的で扇情的だ,といって嫌悪感を顕にしている.これにも嫌悪感は別にしてほとんど同意せざるを得ないだろう. さて,私自身はどうだろうか.私も私なりに,『感性』と『言葉』を考えてみた.私は『感性』と言われるとすぐに,『なぜこれを善だと思い,あれを悪だと判断するのか』,『なぜその行動なりを選択してしまうのか』などといった,言葉ではなかなか説明することが困難な『源素』のようなものを思ってしまう.『ある宗教信者の家に生まれても,その宗教のある命令はどうもおかしい』と感じる力だ.その『源素』は『前頭葉』が受け持つ,と信じているので,いくつかののコメント欄に『前頭葉云々』と(大胆にも)書いてきた. 愚樵さんのいわれる『感性』とはこれとはやや趣が異なるような気がする.より広いのかも知れない.『知性の力で切ったいろいろな切り口をつなげていく力が感性だと(しておこうと)』書いておられる.私はこれは『想像力』と呼んだ方がいいのではないかと思う.『想像力』という言葉は『創造力』に比べて相対的に低い位置に置かれているように感じるのは私だけだろうか.私は今もてはやされている『創造力』も『想像力』がもたらす一つの結果ではないかと思うくらいだ. 想像力は言葉による論理を巡らせてより広く深く,切り口をつないでいくことができると思う.(とはいえ,これは単なる言葉の定義の問題ともいえる.私の思う『想像力』まで『感性』に含めても一向に構わないのだが,ここに書いたのはいくつかのコメントに『前頭葉云々』と書いたからだ.つまり,このコメント(を書いた私)に対して,『似非科学』信奉者?などといった違和感を抱いたかもしれない人たちへの言い訳をしたかったにすぎない.) それよりもっと重要なのは,『言葉』に対する役割の重み付けだ.愚樵さんは『言葉はつなぐことが苦手』だと書いておられる.そこからブログ『無力論』,あるいは『限界論』に到達するのは自然であろう.『だから「つながろう」とするものは、ブログを捨てて街に出なくてはならない。』とも.私はこれに違和感を感じる.私はつながりを深めていくためにも,想像力を駆使した『言葉』が最も重要な役割を果してくれると期待している.そうするしかないのではないか.実際に会って目配せしただけではつながりは深まらない.実際に,私は後述するがブログの言葉に衝き動かされた.もちろん,言葉によるコミュニケーションの限界というのは承知した上での話である.このあたりを愚樵さんに再度書いて欲しいな,と思う. 以上の理由で,私はブログに対してまだ大きな期待を抱いている.きっとブログ文化はまだ若いのだ.まだまだこれからあるべき姿を求めて苦悩している青年のような気がする.せっかくの武器となりうるのだろうから,簡単に捨てることはしないように呼びかけたい. もう時間がないので,後から書きます.続きます. それにしても,今日も溜まっている仕事が後回しになって,残ったままだ.愚樵さんの所為だ!
by papillon9999
| 2006-05-07 18:37
| 済み
|
Comments(6)
こんにちは。『世に倦む日日』に意外にもTB出来てしまったKUMA0504です。私は今まで何回か試みて、全て削除されています。憲法世論調査を受けて護憲派の宣伝が足りないという彼の主張に対し、内容的には反論している記事なのですが、なぜ削除しないのか不思議なくらいです。彼がアルバイシンさんの私の産みの親とは知りませんでした。
こんなことを書くと目ざとい彼のことだから記事を削除するかもしれない。
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KUMA0504 さん たった今,続編をアップしてしまいました.どうしましょう.オロオロ,なんて冗談ですが,氏の姿勢が変化したのならいいですけどね.TB送らせて戴こうと思います.
アルバイシンの丘さん、こんばんわ。
「ブログを捨てて街に出なくてはならない」は言いすぎでした。反省します。私もブログを捨てるつもりはありません。 「言葉」については、また挑戦してみますが、ここでは一点だけ。 アルバイシンの丘さんが「想像力」と云い、私が「感性」と呼ぶものは、同じものかもしれません。人間の精神作用の一部分(一断面)をどのように呼ぶか、という問題ではないでしょうか。もし通じるなら、破壊力と呼ぼうが皮肉力と呼ぼうが構わない。要は通じるか否かです。 また「言葉」の方も人によって少しずつ、指すものがずれていたりします。2人が「想像力」と言ったとして、二人ともがピッタリ同じ断面を想定しているとは限らない。 言葉って結構曖昧ですよね。
愚樵さん,こんばんわ.そうですね.もうしばらくブログの可能性を信じてやって行きましょう.私はできる限り想像力を磨いていきたいと思います,言葉に関してはおっしゃるとおりですね.だから普段の対話や’(可能なら)ブログなどでお互いの立つ位置や感性などが少しでもわかっていると,通じる可能性が高まる,と言えるのではないでしょうか.
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想像力と言う言葉ですが『科学的想像力』の表現が良いかも知れません。
イメージとして幽霊を想像する、宇宙人を想像する、3億円の使い道を想像する等 現実離れした思考も含む訳ですから。 中曽根内閣の国鉄民営化の時、将来の大事故を想像した国民はどれ程いたでしょうか。 現場の鉄道員はJR西尼崎事故等の重大事故の発生を事前に予測していました。アスベストでも数十年前から危険性を予測していた人々は大勢居ます。正しい情報と正常な判断力で 今現実に起こっていない事柄でも 正確に想像できるのです。 人間は視覚に情報の殆んどを頼っています。テレビは映像で私達の想像力を 一定の方向に向ける事に 成功しています。 正常な怒りは大切ですが、ナチは共産主義やユダヤ人への恐怖や怒りを利用して権力を手に入れています。現在でもネット右翼は恐怖や怒り等、元もと人々が根源的に持っている、こうしたエネルギーを利用しています。人質や弁護士や北朝鮮等へのバッシングは共通性が見えます。マスコミはそれ程愚かでは有りません。何の目的も無く貴重な放送時間を浪費しません。
布引さんへコメントを返そうと思ったけど,長くなりそうなので記事にします.今飲み屋さんから帰ってきたので明日(今日か!)になります.
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