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『国民の生活が第一』への回帰(19:生活の党として再起)
2013年 02月 09日
1月25日に『生活の党』が旗揚げし,瀕死の重傷を負った小沢党も一応の新体制が整ってひとまず安堵したい。第46回衆院選の総括(5:小沢党再起の3つの条件) 2013年 01月 27日で指摘したように,小沢党の再起・反撃の可能性はまだわずかに残されている。
ここでは改めて,『国民の生活が第一』の理念を生活の党の基本政策から確認しておきたい。 ・生活の党 ・生活の党・基本政策 基本政策には下記の5項目が並ぶ。それぞれの中身は容易に確認することができる。 1・国民生活を立て直す 2・原発ゼロで経済成長を実現する 3・安心・安全を実感できる社会を確立する 4・全員参加型社会を構築する 5・地域が主役の社会へ転換する 6・自立と共生の外交を展開する 機会を見つけて細かく検討していきたいが,ここでは概略のみを書いておく。実に的確な問題意識だ。しかも空理空論ではない。1の項目など当たり前で,どうやってそれを実現するかがないと全く意味が無いものだが,そこにも具体的な政策というかタスクの形で並んでいる。その方向,姿勢,眼線は圧倒的に一般国民のためのものだ。 このような小沢構想なるものは左右の古い価値観を超越している。『国民主権の確立』とか『国民の生活が第一』というテーマは必然的に社会民主主義的色彩を帯びなければ実現不可能なものであり,『自立と共生』という理念は人類共存を志向した従来の良い意味での左翼的哲学でなくてなんだろう。反動保守が小沢を嫌悪するのも自然である。従来の左翼が嫌悪されないで小沢が嫌悪されるというのが実にイミシンである。 ところが一方において,自立と共生は安全保障と表裏一体であり,軍事的強制力をどのように取り扱うかを避けて通れない。これは脱アメリカと国連重視とつながってくる。決して単純に自衛隊を海外派遣することで済む問題ではない。(参考のために,拙記事「国際的警察力」について 2006年 04月 03日をどうぞ。) この道理を従来の左翼,特に共産党盲信者たちは理解できない。小沢が彼らからも蛇蝎のごとく嫌悪される一つの大きな理由となっている。これについては今は議論をやめておく。 さらに,もう一つの重要な視点がある。それは市場原理主義との対峙である。従来の左翼がよく誤解しているが,小沢一郎を新自由主義者だとして攻撃している。だが,社民的政策と市場原理主義が両立するはずがない。規制緩和の主張がそのように見えるのか?これについては,過去にこのような記事を書いた。これを参考にしてもらいたい。ついでに,それまで悪代官のイメージをもったいた小沢一郎に,おずおずと注目し始めた頃の記事もどうぞ。 ・小沢民主党 規制緩和編 2006年 04月 10日 ・小沢民主党 感想編 2006年 04月 09日 ・民主党代表選(続) 2006年 04月 06日 ・民主党代表選 2006年 04月 05日 何度でも繰り返す。小沢のミッションとは以上のように保守の分離である。社民的な政策,高度福祉国の建設を目指す保守を,大国強兵主義と市場原理主義から分離する壮大な計画である。 上述したように,そのミッションは残念ながら旧左翼・革新勢力ではなく,保守の一部が担うことになったのである。ひとえに革新勢力の怠慢と言うしかない。だが,国民にとってはどちらでも構わないのである。さらに言えば,すでに保守革新など無意味ということでもある。 今度の総選挙では,共産党と社民党の票がかなり減った。これはその大部分が未来の党(即ち小沢期待票)へと流れたのだと思われる。結果的にその期待に応えられなかった。こういう人たちをつなぎとめるにも,前報で書いたように小沢一郎の語りかけが必要不可欠である。 そのミッションの遂行には,あるいは実現には,シロアリ退治,地方分権の実現,等々,種々の個別タスクが立ちはだかる。的確な問題意識をもって解決していかねばならない。その嗅覚と実現力を持たなければならない。その吟味に堪えうるのは,・・・よく考えてみよ。橋下維新か?渡辺喜美か?残念ながら違う。 未だに小沢一郎だけというのは驚くべき事態,残念な事態だが,仕方ない。生活の党へ再び戻ろう!やり直しだ! 出し遅れの証文みたいになった記事だが,ようやくアップする。 『国民の生活が第一』への回帰(18:乾坤一擲の名演説) 2012年 12月 16日の続編
by papillon9999
| 2013-02-09 12:33
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Comments(2)
![]() ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
匿名さま
情報をいただき,誠にありがとうございました。長いこと気になっていましたが,ようやく記事にしました。 -自然放射線と人工放射線(1:またしても安井至さん)-
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