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ネットの与太記事でも援用する安井至さん
2011年 08月 20日
昨日の記事,トンデモリスク論を振り回す安井至さん2011年 08月 19日の続編である。安井さん【注1】の書いたこの記事
なぜ現代人は「リスク」を定量的に理解できないのか に対して,少々の矛盾点を指摘させていただいた(でも,少々ではなかったかもしれない!)。 ところで,本記事は,安井さんがその記事の中で褒めあげて援用したネット上の与太記事がいかにひどいシロモノであるかを記録するものである。その与太記事を改めて紹介しよう。 児玉龍彦氏の発言に対する疑問 ブログ名は『誇りはどこにある』で,主宰者は『故郷求めて』さん。ブログを拝見した限りでは,人間的に悪い人ではない。しかし,なにしろ,結論を先に決めてある(脱や反原発に対して,そのおかしい処を指摘して少しでも原発推進のお役に立とうという方針)ので,乏しい知識でも素朴な直感で,それにウィキなどで勉強しながら書き綴ることになり,どうしても無理が生じるのである。 この記事で児玉教授に対して(例の熱い熱い国会での熱い熱弁)ぶつけている疑問は,大まかに言って次の5点である。だが今言ったように結論が先にあるので,それに役立ちそうなものを無理に拾い集めたという感じで,そのほとんどがそこに殺到したコメント群によって論破されている。 そのブログ記事は何しろあの安井さんが「この人の知識は、児玉氏を上回っている部分があると判定した。ご一読を。」と褒めあげているので影響力が大きく,ホントにそうかをきちんと総括しておかねばならない。故郷を求めてさん(以下,故郷さんと略称させていただく)には気の毒と思うが,仕方がない。ごめんね,故郷さん。 1.核物質飛散の件 児玉教授の言:『核燃料というのは、ようするに砂粒のようなものが、合成樹脂のようなものの中に埋め込まれております。これがメルトダウンして放出されるとなると、細かい粒子がたくさん放出されるようになります』 故郷さん:『被災直後から「ベントによる放射性物質の放出」とされているように、燃料溶融と放射性物質の拡散は直接関係ないはずです。水素爆発による原子炉建屋の破壊も放射性物質拡散の原因でしょうが、核燃料の一部が吹き飛ばされたかどうかは誰にもわからないし、おそらくその可能性は低いでしょう。』 事実はどうか。飛散した物質から核燃料棒が融解して飛び散ったことがわかるので,ベント以外の水素爆発で飛散したことが合理的に推定できる。コメントでは,『核燃料の一部が吹き飛ばされたかどうかは誰にもわからない』のに,どうして『おそらくその可能性は低いでしょう』と言えるのか,と揶揄されていた。 2と3.プルトニウムとα線の危険性 児玉教授:『プルトニウムを飲んでも大丈夫という東大教授がいると聞いて、私はびっくりしましたが、α線は最も危険な物質であります。』 故郷さん:『半減期が何万年とか何億年というと「長く影響が残る=恐ろしい」と思いがちですが、それはすなわち「放射線をチョロチョロとしか出していない」ということです。 プルトニウムは体内摂取比率も非常に低く、ほとんどが時間と共に排出されてしまうので、紙1枚も通過できないα線では消化管の壁をひっかく程度のことでしょう。』 ここが故郷さんがこの種の議論について当事者能力の全くないことが最も明らかになる部分である。2点あって,半減期を考慮した放射能力とα線の強さについてである。もちろん,コメント欄で散々,こき下ろされていた。重複するが確認の意味でもここでまとめておく。 確かに半減期が長いということは,崩壊の確率が低いということであるが(それに気がついた時,故郷さんは大喜びしたに違いない),プルトニウム(239)はわずか1mgで2百30万ベクレルになる。ベクレルとは1秒間に崩壊する回数のことだから,なんと1秒間に2百30万回も原子崩壊する確率なのだ。機関銃でもできない。もちろん,これは半減期2万4千年ということもちゃんと考慮された計算なのである。1μmgだって2千3百回なんだよ! それから,「α線は紙一枚も通過できない」という書き方をされると,なんだか「弱いやつだ!」と馬鹿にしたくなる気持ちは分かる。だがこれは全く逆で,紙一枚の間に全エネルギーを消費するということだ。猛スピードで来た車を1cmの紙の壁で止めるとしたら,物凄い摩擦熱が生じて紙はあっという間に蒸発してしまうだろう。それと同じで,与えるダメージは物凄い,ということである。 当然ながら故郷さんの『消化管の壁をひっかく程度のことでしょう』はとても評判が悪かった。 それなのに,次のように続ける。知らないのだから無理もないが。 『児玉氏は他に専門的な難しそうな話もされていますが、こんなにわかりやすいところで定説と違う見解を示される以上、よほどニッチな研究をされているのか、トンデモ科学者かのどちらかなのだろうな、と推察します。』 4.ヨウ素カラカラ 児玉教授:『甲状腺への集積は成長期の甲状腺形成期がもっとも特徴的であり、小児に起こります。』 故郷さん:『これはたしかにそう言えるのかもしれませんが、もっとも大事な要因は「甲状腺にもともとヨウ素が満たされているか」であり、これは年齢に関係ないことです。』 事実はどうか。これはその通り。児玉教授も,大人に起こらないとは言ってない。重箱の隅ってやつだ。 5.甲状腺がんの統計的要因 児玉教授:『しかしながら1991年に最初、ウクライナの学者が甲状腺癌が多発しているというときに、日本やアメリカの研究者は、ネイチャーに、これは因果関係が分からないということを投稿しております。なぜそういったかというと1986年以前のデータがないから統計学的に有意だということが言えないということです。 しかし統計学的に有意だということが分かったのは、さきほども長瀧先生からお話しがありましたが、20年後です。20年後に何が分かったかというと、86年から起こったピークが消えたために、過去のデータがなくても因果関係があるということがエビデンスになった。いわゆるですから疫学的な証明というのは非常に難しくて、全部の事例が終わるまでだいたい証明できないです。』 故郷さん:『これも不思議な説明です。検索してみたら1997年の資料に「放射性ヨウ素(131I)を用いた甲状腺疾患の治療は50年以上前から行われており」と書いてあります。 統計学的にどうこうではなくて、放射性ヨウ素が甲状腺がんの原因になることくらいは当然のこととして認知されていたはずです。』 『手前の説明がおかしいので結論部分がすっかりぼやけて見えてしまうのが残念ですが、疫学調査に膨大な事例と長い時間がかかるのは当然のことだと思います。こんな説明をしなくても、そんなことはわかります。 また、DNAの異常からがん発症までに10年以上かかるのが普通だと聞いてますので、20年くらいかけなければ影響があったかなかったかもわからないというのは正しいでしょう。そしてここに、先ほどの答えがあるような気がします。つまり、事故から5年後に癌が発症するというのは普通では考えられない、というのが、ネイチャーに書かれた日米の研究者の意見だったのではないでしょうか?』 ここは故郷さんが児玉教授の言明の趣旨を全く理解できてない部分である。統計的に説明するには長い時間がかかる,それは当り前,のような頓珍漢な問題意識でしかない。コメントでも的確な指摘は見当たらないようだったので,ここでまとめておく。 児玉教授の発言の趣旨は,(その前からの文脈まで見て) 『今起こっている汚染被曝による影響が学術的に証明できるのは遠い先だ,だから手遅れにならないうちに,今,適切な手を打たねばならんのだ!』【注2】 ということ,その力説なのである。その例示として,チェルノブイリの甲状腺がんを持ちだされたのだ。 あれほど因果関係が傍目には(状況証拠的には)はっきりしているのに,でも学術的(疫学)には統計的な有意差を検証しなければならない。だが不幸なことに,チェルノブイリ以前のデータがないのだから統計的検定も何もあったもんじゃない,だから『日本やアメリカの研究者は、ネイチャーに、これは因果関係が分からないということを投稿』した(言い逃れができた)のである。 しかし,あれから(初めて指摘された1991年から)20年も経って,ようやく学術上の証明ができるようになったのである。それはなぜかというと,86年の事故から次第に増え始めた癌発生が,10年後ぐらい(?不正確だが,ピークを書いたグラフがあった)をピークに再び下がり始めたからである。 つまり,新規の癌発生は次第に減ってピークが下がり,チェルノブイリ事故時と同じレベルになってきた,それはその後(チェルノブイリ以後)何もなかったからであり,これを逆に言えば,ピークを記録した癌発生はまさにチェルノブイリの所為であったということができる,こういう論理なのである。 パピヨンは児玉教授のこの説明を動画で見た時に,即座にこのように理解できた。そして,こんな証明もあったんだ!と感動した(学術的に)のである。 そのようなものを,故郷さんはともかく,安井さんは気がつかなかったのだろうか? 何度も書くが,安井さんは次のように言って故郷さんの記事を自分の与太記事に援用したのである。 この人の知識は、児玉氏を上回っている部分があると判定した。ご一読を。 ホントに気がつかなかったとすれば何という無能,もし気がついた上での確信犯とすれば何という悪質。安井さんはこのいずれかであることは確かだ。果たして一体どっちだろう? 故郷さんは最後にこう締めくくる。 『私たちは現在わかっている範囲内で科学を信用して対処するしかない。未来の知見を利用することはできないのだから、結果的にそれが間違いだったとしても、現在の仮説に基づいて行動するしかないのです。 「わかってないことを心配しろ」と言って普通の人たちの行動に余計な縛りをかけるのは、科学者の取るべき態度ではないと思います。』 だが,故郷さんにはこう言ってあげたい。(真面目に書く) 『火のない処に煙は立たないのです。わかってないことといっても,煙の立っていないことを煽っているわけではないのですよ。水俣病を思い出して下さい。有機水銀が原因かもしれないという指摘に対して,因果関係がわかっていないからといって却下したことが大きな悲劇をもたらしました。 何の煙もないこと,例えば核燃料棒を見ただけで癌になる,などのような根拠のない嘘で煽っているのではないのですよ。有機水銀が原因かどうか証明されてはいないけど心配すべきことだ,というのと同じことを言ってるのですよ。』 さらに次のことも。プルトニウムは意外と安全という宣伝に洗脳されている故郷さん, 『プルトニウムを飲用しても安全だから飲んでも大丈夫(プルト大橋,山下,奈良林ほか)。ウンチで出るから』=『青酸カリを溶けないカプセルで覆って呑み込んでも大丈夫。ウンチで出るから』 ということですね。でもそのカプセルは確率的に穴が開くんですよ。1mgで1秒間に2万3千か所も!さて呑み込めますかな? 【注1】 安井至さんはすでに定年退職しておられたのね。今は名誉教授だそうで,前回記事で書いた肩書を訂正します。現役時代,ボロが出なかったようでご同慶の至り。 【注2】 症状が出て来た時に,どうせ国は因果関係がはっきりしないから責任は認められん,などと言い逃れをするのが目に見えておる。山下あたりが,国の代弁(大便)をしてくれる。だからいずれにしろ手遅れになる。となれば,その原因を無くすほかはない!速やかにできる限り除かねば!と児玉先生は力説しておられるのだ。こういう人こそ国民が大事にして頼らねばならん人なのである。
by papillon9999
| 2011-08-20 23:51
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Comments(28)
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1960年代~の放射性物質降下量。
今まで少なからず身体に取り込んでいるだろうし 子供にも食べさせていた事実。 と、いうか私なぞ成長期に被爆しまくってます。 核実験の度に明日は「放射能の雨」が降るので外に 出るなという注意ばかり受けました…(^o^)/ 玄米なら、1963年には最大20ベクレル/kgを超えてます。 前後数年は平均でも5~10ベクレル/kgまでいってます。 つまり、1960年前後日本人は毎日、数ベクレル/kgの ご飯を食べ続けていた事になる。 で、なにか奇形奇病はありましたか? 農業環境中に存在する放射性核種の一般公開システム http://psv92.niaes3.affrc.go.jp/vgai_agrip/ 正しく怖がる放射性物質の学習をしてこなかった ツケが来てますねえ…(^o^)/
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>1960年代~の放射性物質降下量
うん,この理屈はよく言われますな。ご指摘の資料を見ると,今の輸入食品に対するセシウムの暫定限度値は370ベクレル/kgのようですね。まあ,これが高いのか低いのかパピヨンにはようわからんが。 だが,知らぬが仏っちゅうこともある。 ひょっとしたらじゃ,万一,ひょっとしたら,平均寿命の伸びに隠れとるが,もし60年代の核実験がなかったとしたら,もっと癌発生や免疫力低下に伴う癌以外の疾病全般,がひょっとしたらもっと少なかったかも知れんのじゃよ。灰汁さんは考えたことはあるかな? 仮に発病率が0,01%増えたとしても一億人に対して年間一万人が余計に病人になっとる可能性もあるかも知れんのじゃよふっふっふ・・・ こればっかりはもう真実は歴史の闇の中,なのかなあ・・・ ![]()
ふん!知性低下には異存ないわ!安井とかプルト大橋とか山下とか!
痴性を近々記事にしてやるけん! ![]()
『今起こっている汚染被曝による影響が学術的に証明できるのは遠い先だ,だから手遅れにならないうちに,今,適切な手を打たねばならんのだ!』
これ自体は正しいというか論理的に間違っていないですよね。環境問題、地球温暖化CO2問題なども多くは将来の影響を心配して取り返しがつかなくなり前に何とかしようということで出てきたのでした。 さて、遠い先に学術的に証明されるどころか、例えばきわめて自明の自動車事故で毎年5000人ほどが亡くなっています。年々減少傾向にあるとは言え自動車事故はすでに手遅れに近い領域にあることは変わりありません。 これを何とかするために抜本的な対策(自動車の禁止や大幅なスピード制限など)が試みられているでしょうか? その対策が完了するまでせめて子供だけは自動車の存在しない安全な場所に避難させているでしょうか? されていません。 何で死のうが望まない死なら人の死に軽重があるはずがないです。 ![]()
人の死に軽重があるはずないのに、リスク論の世界では、
原発事故 > 航空機事故 > 電車事故 > 自動車事故 のように死にランクがあるわけです。 人道問題ならあらゆる死を招く原因はしらみつぶしにすべきですが、そうなっていません。 結局リスクは他の何かとトレードオフです。自動車なら利便性など。(自動車利権や燃料利権、自動車産業ムラが策動しているなどの話はひとまず措きます) ゆえに、原発問題・放射能問題についても人道問題(「人の命がかかっている」のようの物言い)のごとく語っている人は勘違いしているかあえてレトリックとして欺瞞をやっていると思われます。 児玉教授はどうなのでしょう? 自動車事故は保険でカバーできるから社会的に我慢できるのだ(それに比べて原発は・・・)といっている人もいましたが、殺されたり障害を負わされる方にとっては原因に関係なく死は死ですからね。 ![]()
そして、ありがちな反原発運動家は、チェルノブイリの不具の子供の件をとりあげ原発・放射能はこんなに危険なんだとアピールをしますが、たとえば自動車問題に取り組んでいる人は、反原発の人よりも理知的・理性的なためか、自動車事故で障害を負った子供をダシに使って自動車はこんなに危険だから廃絶を、なんてアピールはしませんよね。
おおー,これはなかなか本質的な所を衝いていますな,といいたい所ですが,よく見るといろいろ混同,ないしは話のすり替えが混在しているようですバイ.
まず児玉教授に対するあなたの疑問を除染しておきますけん.あなたは児玉教授の態度について 『原発問題・放射能問題についても人道問題(「人の命がかかっている」のようの物言い)のごとく語っている人は勘違いしているかあえてレトリックとして欺瞞をやっていると思われます。児玉教授はどうなのでしょう?』 と陰的解法を適用しておられます.ところが,これを逆に問うとあなたの問題設定がいかに恣意的・悪意的なものかが分かるとです.
さて,あなたは児玉教授はどうすべきだと仰りたいのか?
1. ずっと先になってしか証明できない放射能被害を防ごうとするより,今原因の確かな自動車事故回避策を真剣にやれ. 2. どうせ自動車事故で何人も死ぬんだから,遠い先で被害が起きるかも知れん放射能で死ぬ人が増えたって大したことない.そんな無駄な仕事に血道を上げないで,本来の研究でもやっておれ. 3. ずっと先の放射能被害を防ごうとするのは良いが,国会で喚いたり現地で大げさに活動したり,人道主義者づらをせずに目立たぬようひっそりとやれ. まあ,とりあえずこの3つを例示したとですが,どうですか?児玉教授が勘違いとか欺瞞とかの誤解を与えないようにしたかと思ったら,どうしたら良いのですかな?何か良いアドバイスをしてあげなさい. ただその際,児玉教授は反原発そのものを訴えているのではないことをお忘れなく.ああ,それから自動車なら自動車の分野で日々,安全を追求している人がいることも. それぞれの分野でそれぞれの努力がなされていることはお分かりですよね.
次に移るです.教授は原発のリスクなんて言ってないんだから,以下の話は児玉教授とは無関係ですぞ.いいですか.
あなたは次のようにリスクを一列に並べて比較する.多分何かの本にあったことの受け売りとでしょう. 原発事故 > 航空機事故 > 電車事故 > 自動車事故 しかし,なぜあなたは自動車事故で停めるのですかな?まだまだあるでしょう.リスクは.順序は不同として例示しましょう. ・毎年必ず家の中の浴室で幼児が溺死する事故が起きる,なぜ家庭風呂を禁止しないのか(または,そういう働きかけをしないのか,以下同文) ・毎年必ず包丁が凶器となって尊い人命が奪われる(事件という)事故が起きる.なぜ包丁を禁止しないのか ・毎年必ず食中毒で死ぬ事故が起きる.なぜ食物を禁止しないのか ・毎年必ず火事で死ぬ事故が起きる.なぜ不燃物以外を禁止しないのか ・毎年必ず感電死する事故が起きる.なぜ電気を禁止しないのか ・毎年必ずマンションから落ちたり落とされたり飛び降りたりして毎年貴重な人命が失われる事故が起きる.なぜ3階建て以上の建物を禁止しないのか ・毎年必ず海水浴場で水死事故が起きる.なぜ海水浴を禁止しないのか
・キリないが,究極の一発.毎年必ず赤ん坊虐待をして死なせる(事件という)事故が起きる.なぜ母親を禁止しないのか.
拙い例を挙げてみましたです.あなたの所論だと『原発がだめならなんで最後の自動車は許容しているのか!』という矛盾を指摘したつもりですかな? だけど,家庭風呂の事故に対しても 『子供をダシに使って家庭風呂はこんなに危険だから廃絶を!』 なんてアピールはしませんたいね?あなたはこのようなことを言うとるとです.この間(自動車と家庭風呂,上記列記事項)との境目はなかですよ. どうでしょう.こういう議論を『味噌糞議論』というのです.糞を味噌の中に混ぜてしまって一緒くたにし,同じ味噌になったんだから一緒に食わんばやろ,とまあこういう論法ですな.それはトンデモ議論の一種なのですぞ. だけど,もちろん,pulinさんが意図的にトンデモ議論を振り回しているのではないことはよく知ってますぞ.長いおつきあいから,執着質だけども誠実に物事を突き詰めようとするタチのようですから,そのような色彩を帯びてくるのも仕方ないのだと思っています. まだあるとですが(たとえばどこまでが糞か),長くなるので一応これだけ示しておくです. ![]()
包丁を通常使用している(つまりまな板で食べ物を切っている)限り殺傷事故の起こることはまずありえません。指を切るくらいです。
通常運転が即座に大事故に直結する原発や自動車と性質を異にするでしょう。 電気・高層建築などの禁止は一考に値しますよ。江戸時代以前の文明にそんなものは存在していませんでした。五重の塔や城の天守は例外中の例外でした。 そして、言葉で死ぬほど傷つく人もいるから言語も禁止とか。 人間存在の本質的な犯罪性の哲学問題ですね。 私の立場は結局事故後に日和って急に反原発になる前の共産党とほぼ同じですよ。共産党主体の政府がキチン管理すれば原発も安全にやっていけるし、技術開発を進めてもっと安全で効率的な発電システムに次第に移行していけばいいというような論理。 危険物を国民から取り上げるように、国家は信用ならんから原発だとか軍隊だとか危険なものを取り上げろ、という旧社会党的なのとは違う立場です。 全てかゼロかで判断しないし、これも禁止ならあれも禁止という不自由な世界にも行かないから、それを成り立たせる原理としてのリスク論に魅かれるわけです。 ![]()
子供をダシに使って危険を訴えるケースで反原発よりも歪んでいるのが、蒟蒻ゼリー規制論で、蒟蒻ゼリーで死のうが放射能で死のうが死ぬのは同じだろうが、そんなに蒟蒻ゼリーに反対しなければならないものなのか? と疑問ですね。
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これも受け売りですが、仮に自動車が存在していなかったら我々はどれだけの利益を得てきたか、逆に言うとどれだけの利益が奪われたか、つまり、道路整備費用、安全対策費用、環境汚染での損失や対策費、などなど合算して自動車一台あたり年額200万円を我々から奪い続けている試算になるそうです。(孫引きなので詳しい計算法は不明。逆の雇用創出等が相殺されているのかも不明)
自動車の社会的損失を分かりやすく表した指標の意味合いがあるのでしょう。 原発が存在してきたことで我々から奪われた利益、社会的損失がいかほどであるか計算できれば、一つの指標になるでしょう。
ちょっと一杯ひっかけてる間中,pulinさんにちょっと言い過ぎたかなと反省していたとですが,冷静な反応,嬉しかです。いつも冷静なのがpulinさんのとてもよか処です。
陰的解法アルゴリズムに少々むかついたのでつい・・実はパピヨンは血の気が少し多く,それが欠点・・・実社会でも.(だから児玉教授は好きとです) 是非確認して欲しかとは,pulinさんの信念そのものを非難しているのではないことです.(でしょ?) だけどその信念に基づいて発せられた意見に対しては血の気が多いものでつい・・・すんまへん.(故郷求めてさんにもそうでした) リスク論ですが,御用学問となるリスクも大きいですな.ぜひまともな人にやってもらいたいもんです. >通常運転が即座に大事故に直結する原発や自動車と性質を異にするでしょう ここに境目をおくのなら,大事故の質そのものが大きく異なる原発と自動車間にも存在するです。従って,原発から自動車までの一列は同列に論じられないということです。 これは原発擁護理論として大きな顔をしてるので,改めて記事にする予定です。
パピヨンの18:29のコメで
『なぜ母親を禁止しないのか』 は 『なぜ母親となることを禁止しないのか』 の意味です。すなわち母親に誰もなれなくなってしまいます。最初の案は 『なぜ赤ん坊を産むことを禁止しないのか』 でした。だけどこれは被害者の方を禁止することになるので他と系列が違っとると思い,母親にしたです。 ![]()
母親となることを禁止というか、子どもを産まない産めない産むな、だって放射能の影響で障害を負った子どもが産まれるんだぞ、という優生思想的扇動は、反原発運動を裏で支えている暗黒面あるいは庶民的本音(悪い意味)であり続けてきましたし、それは震災後さらに再生産されているようです。
>子どもを産まない産めない産むな、だって放射能の影響で障害を負った子どもが産まれるんだぞ、という優生思想的扇動
>反原発運動を裏で支えている暗黒面あるいは庶民的本音(悪い意味) pulinさん,ついにあなたの本質が出ましたな。無造作な,ザラ紙のような感受性。 パピヨンの逆鱗に触れた,というより唾液腺に触れましたな。軽蔑して唾棄するためどす。 ![]()
反原発のアキレス腱であるこの優生思想や差別性を克服しないでいると、反原発もいびつな状態に留まるままでしょう。
この部分が陰解法としての反原発と言えるでしょう。 何のために原発に反対するのか内省が必要だと思われます。
pulinさんよ,いつものこつだけど,あとになってごたごたつじつま合わせののっぺりした駄文を連ねるでない。
お前さんは渡部昇一レベルというこった。遠慮してもらおうか。お前さんの陰解法なんて寝覚めが悪くて聞きたくもなか。ここが汚れてしまうけんな。 言っとくが,わしの唾液腺を刺激したのは,『反原発を揶揄したこと』なんかじゃないからな。 お前にはきっと何のこつかわからんじゃろ。とにかく遠慮してもらおう
↑ 上のコメは pulin という人物がどういう人間であったかちゅうこつを証しするために晒しておく.本人は何のこつかわからんとやけど.
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確かに分らないです。
説明されても分らないでしょう。私は感情に欠落部分があり人間味の部分が非常に乏しい自覚がありますし、そこに関わることは理解できない。 それゆえ、起こるべくして起きた重大な原発事故の放射能で子供たちの命が脅かされようがしょせん他人事でしかないし、それを何とか防ぎたいと立ち上がろうとする自然な心も湧きません。 ![]()
papillon様
多分、pulin様が仰りたいのはこの事なのでしょう。 http://yuiwa.com/pg127.html >日本の原発は、たくさん放射能が漏れています。 >ごまかして隠してますが、 >「原発地帯の子供達は奇形児や白血病が多いのです」 >みなさんの子どもが、原発地域で育った女の子と >結婚したいと言ったらどうしますか? >年頃の女の子は、 >「奇形を産む可能性が高いから結婚できないのです。 こういうプロバガンダに頼る必要はもう無くってるのに 未だに過去の教典を唱え続けているようではいかん。 と仰りたかったのでは?
ああ,灰汁さん,ご忠告ありがとう.
私が言いたかったのは,たとえ障害を持って生まれても親にとっては大事ないとおしい子供だ,それを優生思想に則って産まない産めない産むな,とは何事だ! という渡部昇一思想への超軽蔑だったのです. pulinさんは 『子どもを産まない産めない産むな、だって放射能の影響で障害を負った子どもが産まれるんだぞ、という優生思想的扇動・・・』 と書いたのですが・・・ ひょっとしたら取り返しのつかない誤読をしていたのでしょうか?私は・・・ 私はこれがpulinさんの想いが外に現れたのだと理解しました.昨夜は. しかし,よく読むとこの部分は”引用”なのでしょうか? たとえば実際に灰汁さんが示した反原発派のような言い分が実際にあるし・・・ 反原発派がすべてこのようなザラ紙のような感受性の持ち主とは言えないでしょうが,pulinさんに投げつけた私の悪罵は取り返しのつかない間違った方へ投げつけられたのでしょうか?
いや,今冷静にpulinさんの書かれたものを読むと,上に書いたように取れます.
すると私はpulinさんに深く謝罪しなければなりません.受け入れられるかどうかは分かりませんが,心よりお詫びいたします. pulinさんが書かれた『庶民的本音(悪い意味)』という意味が今初めて理解できました. 反原発に熱中するあまり無意識の差別意識が出てきてしまう,まさに庶民的本音ですね. 誤読には,まさかそんなことはあるまいと思っていたお目出度さがワルさをしたのです.
読者の皆さん,大変お見苦しい所を晒して恥ずかしい限りです.
pulinさんへ私が投げつけた,『無造作な,ザラ紙のような感受性』という悪罵を深いお詫びとともに撤回いたします. そして,私のお目出度さを思い知らせてくださったpulinさんと灰汁さんに深く深く感謝申し上げます. pulinさん,偉そうなことを言って誠に申し訳ありません. とにかく私の気持ちをここに残しておきます. ![]()
放射性物質への不安につけこむ情報にご注意
http://news.livedoor.com/article/detail/5812243/ マクロビオティック・EM菌、EM菌もどき・米のとぎ汁乳酸菌 ・ホメオパシー・ペクチン・スピルチナ…(^o^)/ 不安心理に即けこむアコギな商売が繁盛してるようで… 反原発運動に必ずつきまとう怪しげな団体のせいで運動 の信用度が低下している、という事をどれだけ真剣に 受け止められるかが問われています。 「チェルノブイリへのかけはし」 http://www.kakehashi.or.jp/ 特にこいつらは我が区の行政の長とも 親和性が高いようなので非常に危険です。 |