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『低線量被曝は安全』の謎
2011年 08月 13日
放射線医学の人たちは軒並み放射線被ばくについて,その中でも低線量被曝について,軒並み極めて楽観的な評価を下す傾向があることに皆さんはお気づきだろう。もうすでに100年後まで勇名を残すことになった,あのN大山下教授を筆頭に,なんか多くの学者(もどきかもしれん)が名を連ねている。原発関連御用学者リスト(医学関係)
その中でも目につくのは,どういうわけか原爆被爆地の国立大学は被曝被害を少なめ少なめに報告していることである。これは恐らくアメリカの影響だろうと邪推せざるを得ない。米国の隠れた意図(隠す相手はもちろん日本国民)を汲んだ者が広島と長崎の国立大学においてその放射線医学の責任者たる地位を占めるようになっているのだろう, その組織の最大の使命は少なくとも初期には原爆被爆データの追跡調査とその提供であったろう。これは延いてはIAEAとも通じているに違いない。もちろん,人的被害をそのまま公表されたら原発推進であるIAEAの立場からするとたまったものではないからだ。 現代におけるこの範疇に属する連中は,原爆投下時の被爆者に直接当たる機会はすでになくなっていた。ところが,研究者人生で(たぶん)最大のチャンスが向こうから訪れたのだ。それこそかのチェルノブイリ事故である。この不幸な事件は連中の格好の働きどころと研究材料を提供することとなった。 ただし間違ってはいけない。彼らの使命とは,原発事故によって生じた放射線被害を真に学術的に調査するためではなかった。研究材料(被曝者,住民)を被曝の被害としてやむを得ない部分と,それ以外に分けても目立たない部分に区分けすることがどこまで可能かについて,分析することであったのだ。 実際,彼らの報告は決まって,チェルノブイリの放射線被害は実に軽微であった,子供の甲状腺がんがこれこれ(詳細データは手元にないがたぶん数十名以下のオーダーだったと思う)だけであった(これだけしかなかった),という驚くべき内容になっている。広島大学の報告も長崎大学の報告もそうである。 広島も長崎もそろって放射線被害の超軽視という方向にあるのも,その出自からやむを得ないことであって遠くIAEAや米国の意志に迎合するものであったろう。 この報告で山下などは安全な奴だと認められて,放射線医学の世界的権威者とみなされるようになったのだ。 しかし,実態はそんなものではなかった。膨大な土地が未だに帰れないほどに汚染されたこの事故で,なんでそれだけで済むはずがあるか。山下らの報告を否定するひどい実態であったデータは御用学者でない人々が多くを収集している。 このようなチェルノブイリ帰りの御用学者どもがその役割を再び最大限発揮することになったのが今回の福島原発事故である。 今回,彼らには未だ重大な使命が残されている。それは 賠償責任裁判に際しての東電・国側の証人 となることである。その証人の役割は言わずと知れている。裁判でとぼけるためである。曰く, 「低線量被曝の危険性は証明されてはいませんでしたっ」 そんなにうまく通る理屈とは思えないが,彼らはその時のお呼びでまたひと儲けもふた儲けもできることを期待して,今の汚名を必死に耐えているのだ。 しかしここで言っておく。低線量被曝の危険性の可能性,予見性についてである。将来の裁判の証拠として提出して,判断の場に供されても良い。それは, 『高線量被曝なら免疫系がすぐ察知して,DNAの修復機能が発揮され,ある程度の頑張りが利くかもしれない。しかし,低線量被曝はこの免疫系察知機能が(線量があまりにも少ないために)うまく働かんかもしれん。そういう危険性だって考えられる。少なくとも,そういうことはあり得んとは証明されていない』 この理屈はまさに,ホメオパシーのトンデモ理論の逆をいくものである。(希薄ゆえの危険も存在!) 以上,自分勝手な恐ろしい想像だが(自分勝手な想像だということを強調しておくぞ),何の根拠もなく,低線量被曝はむしろ身体に良い,などと言ってる楽観的バカ者は万一のリスク管理がなっていない。(無論,故意にであろうが) リスク管理の正しきは,断然,パピヨンの唱える上記理論,すなわち, 「低線量被曝は自己免疫をすり抜ける危険性がある」 疑わしき時は避けるべき の方だ。 (いや,これがトンデモ理論の仲間入りすれば大変嬉しいんじゃよ。間違わんでくれ。)
by papillon9999
| 2011-08-13 23:00
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Comments(2)
ええーっと,児玉龍彦先生のことを書くのを忘れました!(^o^)/^^^^^^^^^^
もちろん,あの熱い熱い国会でのトークです。2011年7月27日 (水) 衆議院厚生労働委員会 http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-626.html 頑張ってくださいネ(ハートマーク)
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リスク管理について,記事に追加しました。
「疑わしき時は避けるべき」 この態度こそいろんなものに適用できるガウスの第十定理のはずだが,低線量被曝だけは, 「疑わしき時は安全と思え」 なんだからぁ。ったくもう! 「被曝見舞金」よりも無料検診かな。でも検診で被曝しちゃうなあ。。困ったもんだ。 原爆被爆者援護法と同じものを作らんばでしょね。 でもとにかく小沢関与内閣に期待せんばどうしようもなかでしょ。そこでこけたら・・・もう日本は終わりたい・・・民族派だけで暮らさんね。パピヨンとその一族は日本脱出。ニュージーランドか豪州に移住する。 あ,でもエホバのハルマゲドンが近いと妻が言いよる。早く楽園にならんかな。パピヨンは楽園に行けんが,こんな世はいつ終っても惜しくはなかと。 |