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リベラルの菅支持は反小沢の代償行動か
2011年 06月 17日
このブログのプロバイダーと言うの?はエキサイト。ブログ自体の機能はもとより,メール機能も大変弱いなど多くの欠点があるので,ホントはブログを変えたいと思っている。だけど,面倒なのとトップページのデザイン(このパピヨンブログのことですよ)が我ながら気に入っているので(ホッとするでしょ?)そのまま続けている。
ところが,その中で少し良い方の意味で意外なのがこの所のエキサイトニュースの論調である。 菅内閣になってマスコミ幹部への機密費接待増えたとの証言 6月17日の日付で以下のようなことが書かれている。 辞任表明した菅直人首相の後継をめぐって、小沢一郎、亀井静香といった、いわば旧世代の大物政治家への期待が高まっている。 それにしてはこの処の亀井の動きや発言は極めて怪しい【注1】が,それはさておき次のように続く。 民主党内では小沢支持勢力を中心に中間派や執行部派にも広がる「反増税・脱官僚」勢力が日に日に拡大し、これに自民党で反増税を主張してきた「上げ潮派」や、もともと増税反対のみんなの党などが合流し、超党派の「増税によらない復興財源を求める会」(5月12日発足)が活発に動いている。 このような内容をプロバイダーニュースで見るのは大変珍しい。ヤフーは読売や時事,産経,共同,たまに毎日,マイクロソフトは産経オンリーだから記事内容の偏向が激しく,このような問題意識の記事をみることは皆無である。こういうわけなので珍しいこともあるもんだ,と思ってよく見ると配信元は週刊ポストであった。(エキサイトニュースを見ることは今までほとんどなかったもんで。) 上記内容のように,反増税・脱官僚派の動きを肯定的に伝えるポストの姿勢は高く評価できる【注2】。ただし,さらに続く次の部分, 一部に「亀井救国内閣」の声が上がるのも、この勢力の糾合に亀井氏が協力しているからである。 は,最近の亀井の動きはこの方向とは違っているように思う。注1にも書いたように,亀井の行動は菅内閣での自分の役割増大を目指す方向にしか見えないからだ。しかし,それが今は大連立を阻む大きな防波堤の役目となっているのは皮肉と言うほかはない。 上記記事ではその部分以外も菅政権の暗部をよく描き出している。リベ・サヨはこういうことに腐敗臭を感じないのだろうか?小沢の金権体質とやらは先入観で毛嫌いするくせに,こういうのには口をつぐむ。ダブスタもいいとこだ。 その他,上記の記事の関連記事として以下のようなものが並ぶ。さすがポスト【注2】。 上杉隆氏指摘の官房機密費問題 マスコミはなぜ追及しない? 菅首相 正月「官邸マスコミ接待」5時間もおべっか使い よく考えれば「政治とカネ」という言葉、意味がわからない 鳩山前首相の記者クラブ開放が頓挫したのは官僚に騙されたから TBS、フジテレビの小沢一郎氏に関する報道には疑問だらけ さて,本記事のテーマはリベ・サヨに多くみられる菅支持の行動分析である。菅さんは総理の器ではなくすでに死に体となっており,震災と原発対応では多くの失敗をやらかし【注3】,復興のビジョンも語れず,原発推進と脱原発とを両天秤にかけ,官僚の焼け太りを黙認し,かような数々の総理不信任事項が目白押しである。 しかも上に紹介した記事に書かれたような菅内閣の”暗部”も窺われ,海江田のように露骨に官僚の操り人形である事を晒している閣僚もいる。そのような状況があるにもかかわらず菅支持を貫くその心性に迫ろうというのである。大胆な,恐れを知らぬ試みである。 その分析の結果,この理解不能な姿勢は反小沢の代償行動であろう,という結論に達した。もともとはたんぽぽさんがいずこかで指摘されたことなんであるが,その趣旨は,いくらなんでもこのような菅さんを積極的に支持するとは思えないから,残るは小沢嫌いの裏返しとしか考えられない,とまあこういうことだった。それに大いに賛同してこの記事を立ち上げたのである。「菅はまあ器ではないけど菅がポシャれば小沢系が権力を握ってしまう」,という危機感が根底にあるのだろう。 言い換えると,リベ・サヨの菅支持の姿勢は,どういう政策が真に国民のためになるのか,という観点ではなく,小沢が関わるかそうでないかで物事の判断基準を決めているとしか言いようがない。少なくともそのように見えるのである。いわば小沢アレルギーと言っても良い。ウヨが小沢アレルギーを発症するのは仕方がない。日中韓融和,外国人参政権推進の立場にあるからである。しかし,リベサヨはそれについては問題にしてないと思う。問題は「政治とカネ」だろう。バカの一つ覚えのようなお題目である【注2】。 民主党は本来の民主党から奇妙に変形して行って,もはや真の民主党ではない。だが,その「真の民主党」とは一体何なのか。その理念は誰が作り上げたのか。いうまでもないだろう。小沢を中心とした「真の国民主権」を目指すグループのはずだ。リベサヨで「真の国民主権」の価値を理解できない者はどうでもよい。理解できる者は「真の民主党に還る」ことに第一の価値を置くべき時だ。 以前,小沢に対する期待が大きく膨らんだ時代,(政権交代の前夜),一部のリベサヨが皮肉っぽい眼線で警告していた。「小沢がいつ自民と大連立しても知らないよ。その時に泣きごとを言うなよ。」のような趣旨であった。しかし,今はどうか。菅は自分から谷垣に大連立を持ちかけ,みっともなく断られた。今は内閣側近が大連立を叫び,菅自身はそれが辞任に導くことを知っていて抵抗する。菅にとって,大連立もそうでないのもどうでもよいのだ。いずれが自分の延命に有利か。それだけだ。 【注1】 亀井さんは明らかに菅内閣で重要ポストを狙っている。この人が何をやりたがっているのかよくわからない。原発へのスタンスもよく知らない。海江田や野田や与謝野と代わってインパクトのある仕事をやってくれればまあ,それでもいいんだが。皮肉なことに,今は菅・亀井連合の粘りが民自大連立を防ぐ防波堤になっている。 【注2】 ポストの普段の姿勢はよく覚えていない。自公べったりではなかったという記憶はある。そして次の記事を発見した(再掲)。よく考えれば「政治とカネ」という言葉、意味がわからない 【注3】 菅さんの初期の行動はめちゃくちゃだったらしい。ようやくパピヨンの中で評価が確定した。ヘリで斑目と飛んだことも”しめた!かっこいい処を見せられるぞ!”と勇んだ結果であったと判断する。そのためベント開放とか海水注入とかの初動に関して致命的な遅れにつながったようだ。菅は,史上最大のトホホ宰相となるだろう。
by papillon9999
| 2011-06-17 10:20
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Comments(6)
![]() ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
>「小沢がいつ自民と大連立しても知らないよ。
>その時に泣きごとを言うなよ。」 そういえば、菅首相や民主党執行部が、大連立を口にしても、 「リベラル」「サヨク」は、彼らへの嫌悪まではいたらないですね。 もちろん大連立に批判的なのではありますが。 茶番に終わって、現実味のなかった小沢の大連立は、 批判しただけでなく、小沢氏への嫌悪につながった人も、 すくなからずいると思います。
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![]()
>彼らへの嫌悪まではいたらない
リベサヨにとっては泡沫の共産党を頼っても影響力は皆無だし,誰も見向きもしないので,今のところ菅直人をダシに使うしかないのでしょう。誰か代わりが出てきたらめちゃくちゃこき下ろすのかもしれません。
いまさらだけど...
>菅内閣になってマスコミ幹部への機密費接待増えたとの証言 これも「無駄にサヨクらしい」と言えますね。 金持ちから税金を取れ、貧乏人を搾取するな!と 息巻いておいて、自分はしっかりぜいたくをする。
普段言ってなければ,やったことだけが批判されるけど,自分では攻撃しておいて,自分がその立場になったら同じことをやったり,やらなければならないはずのやるべきことをやらなかったりしたら,その分だけ余計に批判されます。偽善者の一パターンでしょう。
内閣官房機密費もそうだけど,千葉景子の法務大臣。あれもひどかった!この人は無能なのかな。だったら辞めた後も二度と口にするな! |