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随想や意見,俳句(もどき)
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万邦無比の国家(1)予告編
2010年 11月 30日
もう10日ほど前になるが,久しぶりに神田の古書店街をぶらついてみた。もっぱら100円の,高くても500円は超えない程度の安い本が目当てだが,別に特定の本を想定したわけではない。それでも興味を惹くものがあって,6冊ほど買い求めた。
この間読了したものは一冊だけ,「日本人はどこから来たか」というタイトルの本だった。そして今読んでいる途中なのが, 小路田泰直著:『「邪馬台国」と日本人』 である。邪馬台国の題名を冠した本は玉石混交,夥しくあふれているので,騙されないように購入前に入念に立ち読みした。すると,なんか非常に面白そうに感じられたので,300円という高さにも拘わらず,思い切って買ってしまったのである。 ところが,今三分の一ほどまで読んだ処であるが,これは非常に面白い!著者の小路田泰直という人は初めてみる名前であり,どういう立場(思想的,イデオロギー的に)にある人か全然知らないのであるが,今読んだ処までで判断すると,非常に優れた考察がなされている本であるという評価を奉りたい。(最後まで読んだらどうなるかはまだわかりませんよ)。 題名こそ邪馬台国を冠しているが,実は邪馬台国そのものの話ではない。なぜ,邪馬台国の論争があんな形で続けられているのか,といったメタな議論が展開されているのである。そして,皇国史観がどのように出来上がったのか,明治期の資料を用いながら,要領よく,説得力抜群に議論していく。 著者によると,皇国史観といっても,江戸時代の水戸学派と明治期に作り上げられたそれとは違うものであるそうだ。その違いを表わすキーワードは,本記事のタイトルに採った「万邦無比の国家」。 このキーワードがもたらすものこそが,邪馬台国の位置であり,皇国史観の特異性-例えば,なぜ日本は絶対に間違ったことをしていないことにしなければいけないのか-なのである。 本記事では,この「万邦無比の国家」というキーワードを頼りに,邪馬台国論,皇国史観,などをシリーズで考えていきたい。これを敷衍していくと,尖閣諸島の問題にもたどり着きそうである。明治政府の行動原理がちょうどぴったり符合するのである。 ということで,本記事は予告編をお届けした次第である。どうかお楽しみに。おっと,時間がままならないので(特に忘年会シーズンでもあるし)進行は遅いかもしれません。どうかご容赦を。
by papillon9999
| 2010-11-30 23:59
|
Comments(5)
![]() ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
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本編を期待しております。
私の認識だと、「天皇」勢力が権力を掌握しその国を樹立したのが大化の改新〜壬申の乱頃であり、「日本」が北海道を除く本土を支配したのが平安時代初期頃です。 その前は蘇我や物部が支配者だったりして、それも近畿地方のこと。 日本列島各地には「日本」とは別の国がいくつもあった。 つまり今の日本の成り立ちは、邪馬台国から「天皇」国に到るような一直線的なものではないということです。 日本は古来から天皇を戴く一つの国であったというのは、中国は一つ、中華皇帝は唯一、と同様の大義名分的イデオロギーでしかないと思いますよ。 今の日本が一つの国である正統性はべつにそんな空虚なイデオロギーに求める必要はないと思います。
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あーーん,プレッシャーに弱いパピヨンって知ってるくせに(^o^)/
こりゃ頑張らんば! ![]() |