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JALの「沈まぬ太陽」的体質(補遺)
2006年 03月 27日
JALの「沈まぬ太陽」的体質を現在において検証するために,国見・恩地体制で成し遂げられたこととそうでないことをここで確認しておきたい.やっと実現した安全のための制度がどのようにして元に戻っていったのか,その原点を把握するためである.最終的には,どういう人物がどのような「悪政」,「改悪」を復活させていったのか,記録して残すことも後世への価値ある贈り物だと考えるからだ.
国見・恩地の新体制は初めJALに巣食う巨大な利権構造の存在を知らなかった.それで,在任期間のほとんどを「絶対安全の確立」のために骨を折っていた.その中でも最も重要なものの一つが「組合の統合」であった.しかしこれは「第二組合」が利権構造の壊れることを恐れてほとんど前進することができなかった.しかし,以下に示す二つはようやく成し遂げることができたのだった. 1.機長組合の再結成 JALは世界の航空会社に例を見ない,機長を管理職にする,という労務管理を行っていた.これを国見体制の時,機長を管理職から再び組合員に戻すことができた.これは大多数の機長の強い念願であったという.なぜ機長が管理職では空の安全が損なわれるかといえば,コクピット内のクルー,すなわち機長と副操縦士と機関士のチームワークが取れなくなる,ということらしい. 2.機付き整備員制度の導入 これは,機体ごとに専任の整備士が整備を担当するという制度である.これによれば,整備の責任が明確化すること,機体への愛着が増すこと,整備士の意見が相対的に強く反映されること,などの良い効果が発現し,空の安全が大きく増すことになる.なにしろ,それまでは,整備不良個所があっても,キャリーオーバーといって,次の整備にまで持ち越すということがよくあったらしいのだ. この間,国見・恩地側はようやく巨大な利権構造の存在に気付く.そしてそれを明るみに出そうと奮闘を始めた頃から政治家が動き出し,結局利根川(中曽根)総理の裏切りと共に国見・恩地体制は終わりを告げる. 御巣鷹山事故を契機として,曲がりなりにも上記2点は「空の安全」に近づいたはずなのであるが,果たして,現状はこれからどう変わっているだろうか.あるいはこの二つの安全キーだけは未だに確保されているのだろうか.検証したい.情報をお持ちの方の連絡をお待ちします. さて,明日から3連休の旅に出るのでこのブログも3日間は休憩します.
by papillon9999
| 2006-03-27 23:57
| 済み
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