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アルバイシンの丘
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随想や意見,俳句(もどき)

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労働者階級の解放とは
 本記事はまたしても日本共産党批判に通じてくる。最近パピヨンの共産党攻撃の頻度が多くなって,共産党支持者には申し訳ないと思っている。しかし,そういう支持者たちも恐らくは秘かに謎と感じておられるだろう,日本共産党の不可解な行動が厳然として存在する。それを解読する一助になればと思えばこそのことである。



直近では沖縄選挙区における第三の泡沫候補並みの立候補。基地の県外移転候補を二人も並べるとは,県外移転を最大の重要事とは考えていないということである。それよりも共産党の存在をアピールすることの方が重大事だったということである。

話は遠くから始める。ロシア革命の英雄レーニン,彼だけは偉大だと思っていた。ソ連がダースベーダーの支配する暗黒の国に堕ちたのも後継者スターリンが悪いのであって,レーニンの偉大さには疑問を持つことはなかった。ただ,その偉業を継続・発展させる境地には人類はまだ到達していないのだ,(だから共産主義は人類には時期尚早,というか永遠に不可能かも)という結論は下していたのだが。
しかし,宮地健一さんのHPでレーニンの悪業を知ってからは,共産主義の理念の根本に何か欠陥があるのではないかと思い始めたのである。カストロとかホーチミンとか,優れた指導者はいないわけではないが,彼らの後継者になるとどうなるかわからない。それは共産主義国家とか政党は本質的に問題のあるシステムに拠って立っているからである。それは本質的に宗教団体と変わる所がない。互いにシステムが非常に似ている。共産主義国家の問題はそういうところから来る必然の結果といえることなのである。

まあ,このような大げさな話はパピヨンにとっては所詮付け焼刃であるから,的外れの部分もあるかもしれない,しかし,このような考えに至ったのはある一つのことにハッと気が付いたからである。すでにその方面の人にとっては常識化していることかもしれないが,パピヨンにとっては新鮮であった。それは・・・

労働者階級を解放するのは労働者自身ではない

ということである。労働者階級だって?今時,”階級“という言葉は死語となっているのかもしれないが,そういう概念で語られるのが共産主義史観であるのでここではその概念を用いて話をする。(何度か以前の記事でふれたことがあるが,若いころ全共闘たちと議論した永遠のテーマ,労働者の解放とは新たな階級支配の始まりではないか,というパピヨンの謎の解答が与えられたような気がする。)

では解放するのはいったい誰なのか。それは労働者階級の代表,代理,または指導者集団である。教育レベルの様々な労働者階級はそういう指導者を必要とする,というのが共産主義革命の本質なのである。代表・代理は前衛という言葉でしばしば置き換わる。
労働者階級は共産主義革命によって解放され,労働者階級は自らの世を建設する。すなわち,プロレタリアート独裁である。ところが,プロレタリアートは確かに労働者階級という辞書の説明があるが,独裁するのは労働者階級そのものではない。では独裁の主体は何か,それは労働者階級の代表,または代理である。それはもはや労働者階級そのものではない。労働者階級を代理する新たな集団である。なんと労働者集団そのものはこの革命のためには武力的な戦力とみなされる。

このようなわけで,共産主義とは労働者階級の存在だけではなくて,彼らを指導する集団を必然的に必要とする,あるいは前提とする思想なのである。という考えにパピヨンはたどり着いた。この話は別に暴力革命ではなくとも共産主義国家そのものに対して成立する話である。

まるで,パピヨン自身が以前に作った酩格言

「神ご自身によって書かれた聖典は存在しない」

という状況と非常に似ているのではないだろうか。
ということではるかな遠回りをしたが,今やこれを日本共産党に当てはめるとその不可解な行動の謎が氷解するのではないだろうか。

共産党支持者の方には大変申し訳ないが,日本共産党幹部たちは労働者階級そのものではないことに気が付くべきなのである。我々労働者階級を指導するために存在するのである。だから指導する権利(というより立場,位置,役割)は実は彼ら自身が存立し続けるための大切な商売道具なのである。
だから,原水禁運動が分裂しようと市民派の選挙が分裂して超保守派が当選しようと,冒頭の沖縄選挙区のようなことが起きようと,共産党自身にとっては重大な関心事ではない。自らの指導者の位置を維持するために必要なことを粛々と行った結果なのだ。

このように見ることによって初めて共産党の不可解な行動がはっきりと理解できる。多くの良心的共産党支持者たちは共産党の行動の矛盾に葛藤したことだろう。なぜ共産党は党内議論を許さないのだ,なぜ委員長,書記局長,幹部たちの人事は密室で決まるんだろう,なぜ市民派とは常に敵対関係になるのだ,なぜ自民党より市民派候補をこき下ろすのだ,・・・

・・・それらの解答は,自分たちの指導の及ばない護憲論者はむしろ商売敵にすぎないということなのである。こうなるともはや宗教団体そのものである。

今回の東京選挙区の結果は,労働者の代理という立場は不要です!というメッセージであろう。ヨーロッパ各国の共産党が軒並み党名を変えたのは,このようなことに気が付いたからではないだろうかと,パピヨンは今では思う。いくら政策が良くても,政策自体が大切な商売道具なのである。

日本共産党に期待する良心的な人々は,以上のことを参考にされると葛藤に悩まされることはもはやないと思う。
by papillon9999 | 2010-07-22 22:45 | Comments(0)