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公的行為と内閣の責任
2009年 12月 19日
今回の天皇会見問題,批判の論拠にいろんなフェーズやカテゴリーがあって,反論しようにも焦点が定まらないが,とりあえず標題の問題点について考えてみる。(1ヶ月前ルールについては別に考える。尤も,前記事ですでに書いてはいるが)
特例会見問題 「国事行為」ではなく「公的行為」 必要ない内閣の助言 産経と赤旗の批判論拠は非常によく似ていて,まとめると次のような趣旨となる。 外国要人のうち,国事行為となるのは「大使と公使」のみであって,たとえ大統領といえども天皇との接見は国事行為に含まれない。よって,内閣は助言と承認は不要,逆にむしろ関わってはならない。 従って,今回の中国副主席との天皇会見をセットしたことは鳩山内閣の憲法違反行為である。 このような主張が如何に不適切なものであるかについて指摘しておく。 1.オバマ大統領が来日した時に,天皇会見をセットしたのは鳩山内閣である。これを産経と赤旗は憲法違反行為であるとは言わなかった。 2.「大使と公使」以外の外国要人と天皇との会見は公的行為としよう。その公的行為に関して,内閣が関与できないとしたらどうなるか。その危険性を少しは想像せよ。 1の項目は,産経と赤旗が非常に恣意的で悪意に満ちた記事を流していることがよくわかる材料だ。そして面白いのは,産経と赤旗理論に賛同する人に対してこの矛盾を質問しても,回答が返ってこないのだった。 一人はウヨマインドの灰汁狸菟簀さん,もう一人は共産党の強い支持者であられる大津留さんである。大津留さんとのやり取りを参考のため記事の末尾に紹介しておく。(正確に言えば回答は返ってきている。しかし,それがあまりにも名回答(下線部)なので回答とは思えないのだった(^o^)。 2の項目について,パピヨンは前記事のコメ欄において,時の内閣が関与しない外国要人と天皇との会見が如何に危険であるかを,つたない例で書いた。 それを,しっくいさんが見事な例を示して,これを補強してくださった。以下に引用しておく。 【Commented by しっくい at 2009-12-17 13:47】 【外国の大統領や首相に会うことを天皇が自由に判断すると、日本政府に外国との政治問題が生じる可能性があり得る例、右翼篇】 (日本政府が国と認めていない)台湾総統が天皇に会いたいと、宮内庁に申し入れてくる ↓ 宮内庁は公的行為なので、内閣に知らせず、天皇に可否を御伺いする ↓ 天皇は、自分を補佐する宮内庁長官や皇族に諮問する ↓ 宮内庁長官や皇族が台湾派だった場合は、お会いすべきと諮問に答える (現に羽毛田長官や皇室に嫁いでいる麻生氏の妹は台湾派と、自民党のほうが宮内庁へ皇族への影響力をもっている)。また、今回宮内庁が正しいと騒いだ安倍氏、平沼氏も台湾派) ↓ 日本政府は天皇と台湾総統が会うとの情報を知るが、天皇に助言する権限はない。 ↓ 天皇と台湾総統の写真撮影 ↓ 台湾総統が天皇との写真を台湾国内で政治利用 ↓ すでに日本の最大の貿易輸出先である中国政府から日本政府へ苦情がくる ↓ 日中間に、貿易摩擦が生じる可能性が出る ↓ サヨクは、なぜ天皇は台湾総統にあったのだと騒ぎ、皇居の周辺でデモする ↓ 天皇家が政治問題に巻き込まれて迷惑を蒙る 如何に危険であるかということは,国民自身にも天皇ご自身,天皇家自体にとってもいえることなのである。とにかく,時の内閣が責任を持たなくてどうするというのだ。 しっくいさんが示してくださった三文ブログの記事に,自民党が官僚から勉強している場面が描かれている。その中で, 宮内庁の官僚が「公的行為についても最終的には内閣が責任を負うという解釈が確立している。 という官僚の発言がある。これまた,官僚がえらそうに解釈を与えており,生意気なことは無視しても(^o^),官僚の意見を拝聴する自民党の哀れな姿がここにある。それ以上に問題なのは,『最終的には責任を負う』という点である。「国事行為ではない」ということで内閣が初めに責任を持てなかったら,どうして最終的に責任を負えるのか,ねえ! 内閣はとにかく国民が選んだのだから,たとえ自公政権がやることとなっても同じコト。反対と思う政策を実行したとしても,憲法違反行為ではないのだ。 この問題は時々刻々,主張が変化していくので反論もしにくいのだが,とにかく,内閣のコントロールの及ばない公的行為は極めて危険,ということである。それこそ政治利用される温床となる。ということで次は政治利用とは何かについて,改めて記事にしなければならないだろう。(前記事でも触れているけどね) 最後に証拠を残しておこう。まず,産経の文章の的外れぶりをご覧ください。 公的行為は、国事行為ではなく純然たる私的行為でもない国の象徴としての公的な活動と解釈される。(1)国政に影響を及ぼさないこと(2)天皇の意思が大きな意味を持つ-の2点を要点としており、具体的には国際親善活動のほか、全国植樹祭や戦没者追悼式へのご出席などが該当する。 これは、小沢氏がいう「内閣の助言と承認」は必要としない。また、国事行為の場合は天皇に拒否権はないが、公的行為は憲法上の規定はなく、必ずしもその限りではない。 皇室関係法令に詳しい大原康男国学院大教授は「小沢氏は国事行為をよく理解せずに質問者を恫喝(どうかつ)しているようだ。天皇は政権のいうことを聞けばいいと言っているようにも聞こえる。いずれにしろ不勉強であり、政治利用そのものの発言だ」と語る。(宮下日出男) それから,赤旗の文章のノーテンキぶり。 志位 この問題をきちんと整理して考えると、外国の賓客と天皇が会見するというのは、憲法で規定された内閣の助言と承認を必要とする国事行為ではないのです。憲法を読んでも、国事行為のなかにはそういう項目は出てこない。国事行為以外の公的行為です。 こういう国事行為以外の天皇の公的行為については、政治的性格を与えてはならないというのが憲法のさだめるところなのです。そういう憲法の規定から考えると、今回は、日本政府がその問題に関与することによって政治的性格を与えてしまった。これは日本国憲法の精神をたがえたものです。 もしこれが許されたらどうなるか。たとえば国会の開会式で天皇の発言がおこなわれています。これも国事行為以外の行為です。この発言の内容について、ときの内閣の判断でどういうものでもやれるようになったらたいへんです。これは憲法の原則にかかわる大きな問題が問われているのです。 これと同じ趣旨(と思える)記事を支持者のおおつるさんが書かれているが,パピヨンはコメ欄でおおつるさんと次の議論をした。記録しておく。判断は読者の責任に委ねよう。(関係の薄いと思われる文言は独断で省いた。下線部はパピヨン。) 『この前,天皇はオバマ大統領と会見しましたが,これは憲法違反だったのですか? なぜ赤旗もあなたも,その時は問題にしなかったのでしょう?』 投稿: アルバイシンの丘 | 2009年12月18日 (金) 08時32分 『天皇が外国の要人と会うのは憲法違反ではありません。 但しそれは国事行為ではなく公的行為です。 小沢さんが内閣の助言と承認を必要とする国事行為と言ったのは間違いです。』 投稿: おおつる | 2009年12月18日 (金) 08時52分 『>天皇が外国の要人と会うのは憲法違反ではありません。 但しそれは国事行為ではなく公的行為です。 とおっしゃっています。この意味は 「今回の中国副主席との天皇会見は,公的行為だから,鳩山内閣が関与したのは憲法を逸脱するものだ」 ということですか? すると,前回のオバマ大統領との会見が誰がセットしたのでしょう? 天皇自ら希望されたと思われますか?』 投稿: アルバイシンの丘 | 2009年12月18日 (金) 20時33分 『私は「憲法を逸脱するものだ」等と言っているのではありません。 小沢さんの憲法解釈が間違っていると言っているだけです。 小沢さんも司法試験を受けられたことがあるのでそれ位の事は理解していると思うのですが・・ 岡田さんも公的行為だと気付いたようです。 国事行為は限定列挙であり憲法7条を拡大解釈してはいけません。 ーー 岡田外相、天皇の特例会見「国事行為にあたらず」 岡田克也外相は18日の記者会見で、天皇陛下が中国の習近平国家副主席と特例で会見されたことに関して「国事行為は憲法に規定されたものなので、国事行為ではない。公的行為というのが普通の解釈だ」と国事行為にあたらないとの認識を示した。民主党の小沢一郎幹事長は外国要人との会見は内閣の助言と承認による「国事行為だ」として、特例会見を求めた鳩山内閣の対応は問題ないと主張していた。(20:01) http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20091218AT3S1800R18122009.html』 投稿: 大津留公彦 | 2009年12月18日 (金) 22時21分 『ご回答ありがとうございます。ただ,肝心の点がまだお答えが無いように思います。国事行為に当たるか当たらないかを議論しているのではないのです。 >「憲法を逸脱するものだ」等と言っているのではありません では何が問題なんでしょうか?志位委員長は赤旗紙上で次のように言っておられます。 >今回は、日本政府がその問題に関与することによって政治的性格を与えてしまった。これは日本国憲法の精神をたがえたものです。 これは,「内閣が公的行為に関与したから日本国憲法の精神をたがえた」と言っておられるとしか取れません。 すると,オバマ大統領の場合はこれに抵触しないのか,とお聞きしているのです。 無論,志位委員長とおおつるさんは別の人ですので,意見を異にするというのであれば何の問題も無いのですが。 しつこいようですみません。おおつるさんや志位委員長の主張を咀嚼したいと思っているものですから,よろしければお考えをお願いします。』 投稿: アルバイシンの丘 | 2009年12月18日 (金) 22時35分 『志位委員長の以下の発言 >今回は、日本政府がその問題に関与することによって政治的性格を与えてしまった。これは日本国憲法の精神をたがえたものです。 は 「内閣が公的行為に関与したから日本国憲法の精神をたがえた」という意味とは違うのではないでしょうか? ごり押しをして面談をセットしたことを言っているのではないでしょうか? (私には宮内庁長官を非難する小沢氏の記者会見はすこし異様に見えました。) 疑義の程は共産党にメールを送ってみては如何でしょうか? looperさんのように返事が貰えるかもしれません。』 投稿: 大津留公彦 | 2009年12月18日 (金) 23時17分 『おおつるさん ありがとうございました。』 投稿: アルバイシンの丘 | 2009年12月18日 (金) 23時22分
by papillon9999
| 2009-12-19 17:53
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Comments(73)
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パピヨンさん、こんばんは。
今朝、大津留さんにオバマの件で私が反論、再質問したところ、1日遅れを確認できなかったから質問に答えられなかったと言われちゃいました(笑) まったく呆れましたよ(^_^;)
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さとしさん,こんばんわ。
あの方に対して力んでも無駄なんですよ。元々,より良い議論をしようなどと思ってはおられないのです。だから「はぐらかし」に遭うのが関の山ですよ。やっておられることは支持する政党の宣伝です。 ところで,一つ前の記事でのコメントで次のように書きました。 Commented by papillon9999 at 2009-12-19 15:31 x 灰汁狸菟簀さんも自分のイデオロギーに合わせた議論しかできないのは残念ですね。 1日延期は重大な論点ではありません。もとより,1日延期ごとき,何の問題も感じません。今はこれだけね。 これは,我々は元々,1日延期という形式違犯は全然問題にするマインドはないけど,1ヶ月を少し割り込んだという形式的な違犯を問題にするなら,これも形式的な違反になる,という意味で重要です。 せっかく気が付かれたさとしさんががっかりしないかな,と少し心配しました(^o^)^^^^^^^^^^ ![]() ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
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papillon9999様
確かに矛盾しています、それを認めるのはやぶさかではありません。オバマも抵触するのは間違いありません。 では何故こうも扱いが違うのか?招かれざる客とそうでない客の 差なんじゃないでしょうか?
左翼マインドの人は,天皇と大統領クラスの接見を「公的行為」とみなす方が安全だと思っているフシがある。共産党のみでなく社民党も民主党の一部もそうだ。
それは内閣を関与させない方が良い,という判断から来るものだと思う。それに加えて,共産党は天皇の政治的出番の機会をなくそうという理由も大きいだろう。 しかし,これが却って危険なのはこの記事に書いたとおりである。 危険でない道は二つしかない。 一つは,この公的行為は内閣の責任で行うこと, もう一つは,大統領クラスの接見も「大使・公使」に準じて「国事行為」とみなすことだ。 ただし,後者は憲法の拡大解釈の例を増やすことになりかねない,そういう危険性がある。憲法の不備といわざるを得ないのだろうか? 考えてみれば外国の元首クラスとの接見という,最高に政治的な行事を憲法は想定していないのは非常に不思議である。
念のために付け加えると,象徴天皇と外国の大統領の接見に,政治的意味を持たせないことなど不可能であると思う。
共産党は多分この方向の考えが背景にあるのだろうが,あまりにも無理がある。 ![]()
結局の所、憲法をどうにかしない限り、この手の問題は無くならない。
まあ,すべてのことを憲法が想定することは不可能ですから,想定していない現実との乖離が大きくなったら,しかるべき手を打つ必要はあるでしょうね。
ただ,公的行為については世論が二分されてまとまらないでしょう。微妙なイデオロギーが絡むのと,これを機会に実質元首化をたくらむ人も出てくるでしょうから。 しかし,大統領クラスとの接見の取り扱いは確立しておくべきでしょうね。 ![]() ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
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憲法作りの際に、各国首脳との会見を想定しないということはあり得ないと思いますよ。
むしろ、想定した上で「そういうことはさせない」と規定したつもりだったのではないでしょうか?
>憲法作りの際に、各国首脳との会見を想定しないということはあり得ない
>想定した上で「そういうことはさせない」 そうですね。そういうことも考えてみたことがあります。 「大使・公使」は役人ですね。しかし,大統領クラスは役人ではなく国の代表(代理ではない)。 憲法の規定の不思議さはこのあたりにありそうに思います。 ではなぜ,「そういうことはさせない」と規定したのか,です。 今のところ,コロンボ式推論を駆使しても謎は解けていません。何かよいヒントはありませんか? ![]()
当然、天皇を極力非政治化しようという意図があるのだと思います。
だから、社民や共産の本意がそこにあるのなら、はっきりそう言えばよかったのです。 「我が党としては、天皇が各国要人と会見すること自体に反対だし、憲法の精神にも反すると思う」 そう言えば、「なるほど、それもそうだな」と思う人も出てきて、「こんな面倒になるのなら、一ヶ月ルールなどと言わず、いっそ、天皇との会見を全面禁止してしまえ」というふうにも展開したかも知れません。 そうなると、羽毛田長官や自民党は慌てて収拾に乗り出したでしょう。 それが、あのようなコメントで右翼に利用されてしまうとは何とも嘆かわしい。あまりにもヘタクソ過ぎます。 今や、社民、共産の議員はすっかり小物化してしまっており、もはや、キツネとタヌキの化かし合いの政界では立ち回れなくなってしまったということでしょう。 ![]()
日本国憲法の制定者たち(制定に影響力をもった有力者たち)の間で、天皇家に関して、下の2つの考えのどちらにするか、単純に決まらなかったからかも知れないですね^^
「まあまあここで政争になってもあれですから、先送りして、最初の政府に、実務上の運用で決めてもらいましょう」と。 ![]()
【君主が儀礼上の存在となっている立憲君主制国家の元首】
議院内閣制を採用する立憲君主国の君主(国王など)がこれにあたる。行政は議会に指名される首相に委ねられ、元首である君主は国政の実権を有さない。憲法上、元首に期待される役割は、内閣の助言と承認に基づく首相を始めとする官吏の任免や、外国元首・外交官の接受といった儀礼的なものである。これらの国の中には、イギリスの国王のように法律上は強力な権限を与えられているケースもあるが、そうした権限は長年の不行使により形骸化しており、実際には行使されないのが通例である。ただし、政争やクーデターによる国政の混乱時には、仲裁者としての役割を期待され、権限を行使する場合もある。上記のような理由から政治的発言の自制が求められる。 イギリス、オランダ、ノルウェー、デンマーク、カンボジア、タイ王国などの国王が、これに分類される。日本の天皇もこれに分類されることがある。 ![]()
【象徴君主制】
立憲君主制のひとつではあるが、通常よりもさらに君主の権能を弱めた場合には、元首の役割は象徴的なものに限定される。こうした事例に対しては、象徴君主制という新たな区分で説明されることがある。 スウェーデンの国王は、首相の任命や議会の招集・解散の権限を形式的にも失っており、元首と行政府を完全に分離している。そのため、世界で最も象徴的な立憲君主制とされており、これを象徴君主制の典型とみなす説がある[3]。 イギリスの国王(女王)もこれに分類されることがある[4]。イギリスの国王は形式的には強力な権限を持っているが、実際にはそれを行使しないのが通例となっているからである。 日本の天皇もこれに分類されることがある。日本国憲法第4条に「天皇は、この憲法の定める国事に関する行為のみを行ひ、国政に関する権能を有しない」と規定されているからである。 ![]()
書いていて思ったのですが、違いますね^^;
「皇室外交」という戦前からの天皇家の権利を残したいと考えていた有力者が当時居て、「外国の『元首および』大使・・・」の『元首および』の部分を、条文から削ったか入れさせなかったのかもしれないですね。 ![]() ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
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憲法制定時は,
1.外国の元首と天皇との会見は,天皇の自由裁量で行っても政治的意味を認めない方が安全だと思った,(元首ではないから)。だから逆に規定しなかった。 2.しっくいさんがおっしゃるように,深謀遠慮論。だれかが今日の事態を予測して,内閣とは独立した天皇の外交権を密かに確保した。 これらのどちらか?またはもっとほかにあるのか? 制定時は天皇が元首化されないように細心の注意を払ったはずですからね。 天皇の外国親善旅行はどうなんですか?内閣の助言と承認は必要されてるんですかね? これなんか,内閣が責任持たなければ危険この上ないでしょう。しかし,これは国事行為ではない。 Runnnerさんがおっしゃるように,憲法の字面どおり行うことが却って危険ということが出てきてますね。 ![]()
こんにちの鳩山民主党政権を予測したのではなく、下記のように、日本国憲法施行後の選挙では社会党政権(片山首相)が政権を獲得しております。
吉田茂ら戦前からの保守派は、日本国憲法後の民主的な選挙では、保守派が政権を失うことは十分に予測できたのではないでしょうか? ![]()
45 第1次吉田内閣 1946年5月22日 - 1947年5月24日
吉田茂 日本自由党・日本進歩党 連合国占領下 【日本国憲法は1947年5月3日施行】 46 片山内閣 1947年5月24日 - 1948年3月10日 片山哲 日本社会党・民主党・国民協同党 連合国占領下 47 芦田内閣 1948年3月10日 - 1948年10月15日 芦田均 民主党・日本社会党・国民協同党 連合国占領下 (昭和電工疑獄事件というでっち上げの政治家逮捕事件の発生) ttp://www.geocities.jp/since7903/Syouwa-shinkenpou/48-ashida.htm 第2次吉田内閣 1948年10月15日 - 1949年2月16日 吉田茂 民主自由党 連合国占領下
なるほど,2の深謀遠慮論では,「今日の事態」ではなくて,すぐにそうなる(天皇実質無力化=元首化させない勢力が政権を握る)という予測は容易に立ったわけですね。
それは有力と思いますが,1も捨てがたいのです。相手国役人に対する儀礼的なことだけしてもらえばよい,という安易さがなかったかどうか。 とにかく今のままでは,天皇の外国親善訪問もホントはできないことになります。
Runnerさんのおっしゃる,
『一ヶ月ルールなどと言わず、いっそ、天皇との会見を全面禁止してしまえ」』 となるのが最も筋の通った解決法かもしれません。天皇との会見で政治的意味を持たないものなどありえないからです。 だけど共産党はいろんな意味で現状維持が良いので,今のままでいいはずです。社民党も似たようなものかな?
憲法制定時は,象徴天皇と会見してもそれが政治的な意味を持つとは想像してなかった可能性もあります。
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>とにかく今のままでは,天皇の外国親善訪問もホントはできないことになります。<
まったくですね。 外国の政府からみると、日本の天皇が自分の国に来てくれることは以下のように「政治的に重要なこと」と認識しているので、日本政府が天皇の外国への訪問や外国首脳との接見をコントロールできずに、宮内庁長官がコントロールできるということになると、外国政府から、日本政府が、自分の政府の一部門もコントロールできない政府なのかと、馬鹿にされること間違いなしですね^^ ![]()
天皇訪中招請で孤立打破 銭元副首相が回顧録で
【北京6日共同】今年3月に引退した中国の銭其シン元副首相(外交担当)はこのほど中国で出版した回顧録「外交十記」(世界知識出版社)の中で、中国による1992年の天皇陛下の訪中招請は、89年の天安門事件で西側諸国から経済制裁を受けるなどした中国の孤立状態を打破する政治的な狙いがあったことを明らかにした。 銭氏は92年当時の状況下で「日本の天皇陛下の訪中は西側の対中制裁打破にプラスの作用があり、その意義は中日関係の範囲を明らかに超えるものだった」と指摘。対日関係の改善により、欧州連合(EU)なども経済制裁を緩和し始め、中断していた西側諸国との首脳交流の再開に道を開いたと総括している。 2003/11/06 08:27 【共同通信】 ttp://www.47news.jp/CN/200311/CN2003110601000230.html
いやあ,しっくいさん,これまた貴重な記録を発掘してくださって,真にありがとうございます!
そうですよね。まさに,政治的意味を想定しない方がおかしい。 従って,少なくとも,「この」「公的行為」に対してのみだけでもいいから,内閣の責任によって,助言と承認を必要としなければなりませんね。 その方法はもう仕方がない,拡大解釈しかありません。 ![]()
papillon9999様
>天皇訪中招請で孤立打破 銭元副首相が回顧録で その結果、見返りに何を得たかというと… 反日教育の徹底により今の「謝罪賠償外交」に至ります。 「恩を仇で返す」とは正にこのことですね(笑
灰汁狸菟簀さんの親切なご指摘によりさらに調べてみました。
「天皇訪中 1992年」 で楽天検索を掛けた所,次が引っかかりました。 CCTV 1992年、明仁天皇が初めて中国を訪問 http://j.peopledaily.com.cn/94474/6588450.html ところが,この中に以下の文章があります。 『日本国憲法によると、天皇の訪中には日本政府の決定が必要だった。』 これは健全なやり方ですが,一体どの条項のことを言っているのでしょう??? ![]()
今回、右翼までもが、「天皇の政治利用反対!」を掲げて批判しているわけですが、だったら、いちばん確実で安全なのは、公的行為なるものを全面的に禁止することですよ。
「天皇の政治利用反対!」なのであれば,外国とお付き合いする公的行為なるものは存在することができません。その通りだと思います。
ウヨさんだけでなく,共産党,社民党も民主も自公も,肝に銘じて欲しいもの。 だけど,共産党はそういう「天皇無視のやり方」は望むところでしょうね。 ![]()
小沢は21日の記者会見で、外国要人との会見が憲法が定める天皇の国事行為にあたるとした自身の発言について「憲法で規定している国事行為にはそれはない。しかし、憲法の理念と考え方は、天皇陛下の行動は内閣の助言と承認によって行われなきゃならない。天皇陛下には全くのプライベートはないに等しい」と述べた。
プライベートがないからこそ、すべての行動に公平なルールを適用し、また助言と承認を行う側にも厳密な規範意識が求められると思うのですが? 人間宣言や象徴天皇制を根本から覆したいと いうこと。自分の意のままに動く、戦前帝国主義時代と変わらない傀儡国家がお望みか。陛下が何も仰れないのをいい事に・・・ ttp://www.nikkei.co.jp/news/main/20091221ATFS2101321122009.html ![]()
>プライベートがないからこそ、すべての行動に公平なルールを適用し、また助言と承認を行う側にも厳密な規範意識が求められると思うのですが?<
この点はまったく同感です。 法律論だけで言えば、小沢さんのいうとおりでしょう。 しかし、権力者は、権力を握っているからこそ、自らを律する気持ちで規範意識を守ることを十分に心がけるべきだと私は思います。 宮内庁長官が自分の上司を公の場で批判したことは間違っていると思いますが、一度正論を述べるのはやむを得ないと思いますが、感情の趣くままに何度も宮内庁長官を批判する小沢幹事長は、買わなくても良い国民の反感を買っていて、羽毛田長官を次長から長官へ引っ張り上げた政治家はほくそ笑んでいるでしょう・・・ ![]()
山崎さんのところに、皇室外交に関する天皇ご自身の見解が紹介されていますね。
平成4年、自民党政権時代の話です。 >「この度の中国訪問のことに関しましては,種々の意見がありますが,政府は,そのようなことをも踏まえて,真剣に検討した結果,このように決定したと思います。私の立場は,政府の決定に従って,その中で最善を尽くすことだと思います。」 もし、天皇が自由に公的行為を行ってよいのなら、たとえば、勝手に北朝鮮に乗り込んで金ちゃんファミリーと会談してもよいということになります。 それはそれはえらいことになりますよ。 それから、山崎さんは今度は宮中茶会についても取り上げていますね。 なんでも、かの小林よしのりさんが招かれていたとのことです。 ttp://d.hatena.ne.jp/dokuhebiniki/20091220/1261252310
Runnerさん,これまた大変興味深い記事のご紹介,まことにありがとうございます。
天皇ご自身の見解は実に正鵠,感動的です。Runnerが仰ることも全くその通りです。 ところで,皆さん,女系天皇容認は当たり前のことでしょう?羽毛田長官とマンガ右翼は女系容認らしいけどホントですか? この点について皆さんの見解をお聞きしたいです。
重大発見!憲法7条を見ると,
第七条 天皇は、内閣の助言と承認により、国民のために、左の国事に関する行為を行ふ。 とある。これは,国事行為を行うには内閣の助言と承認が必要,と解釈できることは明らかで,みんな異論は無いはず。 ところが逆に行ってみよう。 「内閣の助言と承認はこれに限る」ということにはならない!つまり,これ以外にも内閣の助言と承認があっても良いのだ! ということになる。特に憲法第3条もあることだし。 いかがでしょう?Runnerさん,しっくいさん,灰汁狸菟簀さん ![]()
>「天皇陛下の行動の責任を負うのは内閣。国民の代表、国民の選んだ政府、内閣が責任を負う。
>内閣が判断されたことを受けて天皇陛下が行動されるのは当然のことだと思うし、 ここまではまあ正論としましょう、問題はその次の戯言 >天皇陛下にお伺いすれば当然のこととしてやってくださることだ >と思う」と語った。 一気に憲法の盲点を突いて来ましたね。 こういうデリケートな問題を土足で蹂躙した小沢のセンスのなさ 旧陸軍の統制派の亡霊でも取り憑いてんでしょうか? 今まで曖昧にぼやかす事で恙なく済んでいたのに… 恐ろしいのは天皇の公的行為まで全て 小沢が恣意的に決定出来てしまう体制が完成しつつある事です。
>天皇陛下にお伺いすれば当然のこととしてやってくださることだ
確かにこれは無制限にやっていいことではないですね。そのために憲法があるのですからね。憲法は時の為政者の暴走を如何に防ぐかを最も重大に考えているのです。 ただ,今回の場合はオバマにもやったことだから許されると考えるべきでしょう。 ![]()
これが昭和天皇であったら戦後の象徴天皇制下での公的行為だと
しても激怒した事でしょう。 到底小沢が無事で済むとは思えない… 軍部と革新官僚の操り人形だった近衛と 小沢の操り人形である鳩山の酷似点を見抜いた筈ですから…
うーむ,さすがは灰汁狸菟簀さん,独自の観点で非常に参考になります(^o^)^^^^^^^^^^
山崎行太郎さん,この件については素晴らしいご意見をお持ちです。(他の件については未だよく知りません) ![]()
>「内閣の助言と承認はこれに限る」ということにはならない!つまり,これ以外にも内閣の助言と承認があっても良いのだ!<
まったく同感です。 私も付け焼刃で憲法の成立時期の経緯を調べてみたのですが、GHQが作成して突きつけてきた草案と、最終的に日本側で国会にかけた憲法草案の条文が微妙に違うところがありました。 GHQ草案だと、まさにpapillon9999さんの解釈のように、天皇がおこなう国事行為はすべて内閣の助言と承認が必要で、特に7条の項目の行為は国民のためにおこなうとしか読めなかったような気がしました。 うとうとしながら調べてたので正確ではないので、今度暇なときにしっかり調べてみます^^ ![]()
>ところで,皆さん,女系天皇容認は当たり前のことでしょう?
私の意見は簡単にいうと以下のとおりです^^ ①女系天皇 反対です。 ②女性天皇 賛成です。というか皇室を未来永劫守っていくには必要だと思います。 ③男性限定(現在の皇室典範) 反対です。科学的には、男性限定に拘ると、いずれ血統が途絶えてしまう可能性がかなり高いとのことです。
しっくいさん,
①女系天皇 反対です。 ああ,そうなんですか。パピヨンはまだ定見を持たないんですが,いずれそれについて教えてもらいたいです。しっくいさんのご意見なら,拝聴に値すると信じています。 (話が複雑になるので,今でなくても結構ですが・・・) ![]()
なんか、共産党員の方々の主張が修正されてきているみたいですよ。
ここのやり取りを読んだのかはわかりませんが、ヘマをしたことに気付いたみたいです。 しかし、ヘマがあったことを認めていないところが、なんだかな~と思ってしまいます。 ちゃんと認めた上で、なぜヘマをしたのかを分析しないと、また、同じことを繰り返しますよ。 なお、女系天皇については、話が脱線していくと思いますので、別途、記事を書かれた方がいいと思います。 ちなみに、もう既に女系天皇になっているという説が山崎さんのところのコメント欄で出ていますね。 長州による天皇暗殺説については、皇族の血を引く方からもそんな説が出ていると、鈴木邦男さんも以前紹介されていました。
>共産党員の方々の主張が修正されてきているみたいですよ
ああ,そうですか。もうあの方々の所へは行かないので事情がつかめません。(行くと我慢できなくなって,なんか言ってしまう(^o^)^^^^^^^^^^) よろしければ少し説明お願いできませんか? >女系天皇 これについては記事に書くほどの勉強はしてないんです。ただ,男女平等という観点のみですが。それと女性天皇は一代限りとなりますね。すると女性天皇の後の皇継順位が一意的に定まるのか,という問題を心配してますが,いずれにしろ今は議論したくないですね。 ![]()
>>共産党員の方々の主張が修正
素直に間違いは間違いだと認めれば済む話なのですが、科学的発言に間違いを認めてしまえば、科学的ではなくなってしまいますからね。 そもそも小沢の言っている事は、言い方が悪いだけで、筋は通ってしまっていますからね。ちなみに、マスコミが皇室の事を取り上げるのは、内容の如何に関わらず全て商用利用だったりするしー。 皇室とは関係ないが、どっちかと言うと、小泉ジュニアの方がよっぽど問題のある事しているんだけどね。(自民党も落ちる所まで落ちたと言える) ![]()
ちなみに、今の時代では側室を認めない限り、下手に男系にこだわると、そのうち人身売買しなきゃいけないはめになるだろうなー。(昔と違って誤魔化せないからね)
![]() 「GHQ草案」 ・第三条 「国事」ニ関スル皇帝ノ一切ノ行為ニハ内閣ノ輔弼及協賛ヲ要ス而シテ内閣ハ之カ責任ヲ負フヘシ ・皇帝ハ此ノ憲法ノ規定スル『国家ノ機能』ヲノミ行フヘシ彼ハ政治上ノ権限ヲ有セス又之ヲ把握シ又ハ賦与セラルルコト無カルヘシ ・第六条 皇帝ハ内閣ノ輔弼及協賛ニ依リテノミ行動シ人民ニ代リテ『国家ノ左ノ機能』ヲ行フヘシ 「日本国憲法」 ・第3条 天皇の「国事」に関するすべての行為には、内閣の助言と承認を必要とし、内閣が、その責任を負ふ。 ・第4条 天皇は、この憲法の定める『国事に関する行為』のみを行ひ、国政に関する権能を有しない。 ・第7条 天皇は、内閣の助言と承認により、国民のために、『左の国事』に関する行為を行ふ。 ttp://www.ndl.go.jp/constitution/shiryo/03/076shoshi.html ttp://www.houko.com/00/01/S21/000.HTM#s1 ![]()
(本文)
GHQ草案では、「国事」とその中でも特に重要な「国家の機能」を明確に区別しています。そのことによって、「国事」に関する一切の行為は内閣の助言と承認によるとしています。 一方、日本国憲法では、「国事」と「国家の機能」をすべて「国事」という言葉を使って表現しております。 そのことによって、天皇が、憲法の定めていない「国事」は、内閣の助言と承認を必ずしも必要としないという解釈ができる余地を与えられます。 簡単にいうと、日本国憲法の第4条が、GHQ草案をそのまま口語訳して、 「天皇は、この憲法の定める「国家の機能に関する行為」のみを行ひ、国政に関する機能を有しない」 とのまともな条文(複数の解釈ができる法律は、日本以外の国では欠陥法律です)であれば、「準国事行為(国事に準じる行為)」という新しい概念を作り出し、憲法の条文に明記されていない行為だから、その分野の行政の専門家である宮内庁官僚の考えも十分に反映させなければならないという「宮内庁官僚の権限を増やすには都合のよい」事態も生じ得なかったということです^^ ![]()
誤:「準国事行為(国事に準じる行為)」
正:「公的行為(国事に準じる行為」 ![]()
第4条だけでなく、第7条のところも、純粋に、GHQ草案の文語調を口語訳するだけでしたら、以下のとおりになったはずです。
(日本国憲法) ・第7条 天皇は、内閣の助言と承認により、国民のために、『左の国事』に関する行為を行ふ。 ↓ (GHQ草案の純粋な口語訳) ・第7条 天皇は、内閣の助言と承認により、国民のために、『左の国家の機能』に関する行為を行ふ。
しっくいさん
なんかとても貴重な資料ですね!これはじっくり研究してみる必要がありそうです。 憲法に無い「公的行為」という概念が必要とはきわめて不自然と思ったのですが,GHQ原案では全然不自然な状態になるはずがなかったんですね。 これは貴重です!憲法学会ではこの問題はどのように取り扱われているのでしょうか? 次の問題は,一体誰が,なぜ,このような条文にしたのか,ということですね。 ![]()
自衛隊基地への見学ツアーでっす。もう一つの政治利用してはいけない代表格れす。ちなみに自衛隊法にも違反している疑いが濃厚れす。
自衛隊は客観的には軍隊で主観的には「自衛隊」ですが,こういう実力集団は特定の勢力と結んではならない,危険この上ない,ということですね。
時の内閣がしっかりコントロールしないといけないわけですが,その歯止めがあいまいになると大問題です。 ジュニア小鼠も勇ましいお人なんかな? ![]()
小泉ジュニアの自衛隊ツアーについては、アナーキストの人のところで紹介されていますね。
ttp://anarchist.seesaa.net/article/136239139.html 日テレの夕方のニュースでもやってました。
なるほど,見ました。
小鼠ジュニアもふざけた奴ですね。自民党はとうとう強兵路線一本に絞って活路を見出そうとしているのでしょうか。 それは崩壊への近道と思いますがね。 それにしても,これを問題にする所はないのか。日テレのニューズは問題視したのでしょうかね。 ![]()
>次の問題は,一体誰が,なぜ,このような条文にしたのか,ということですね。<
同感です。 当時の日本の政治有力者の中で、国会に提出するGHQ憲法草案の口語訳作成に関わることができ、GHQに影響力をもち、官僚に有利になることが自分の特になり、天皇家に忠誠を誓っている人物であり、・・・と考えていけば、自ずと1人しかいないと考えるのが妥当だと思います。 が、じっくり調べてみたいですね! ![]()
もう収束しそうなので、もう一度、おさらいしてみます。
そもそも、公的行為なるものは、誰にとってどんな理由で必要なのか? 言うまでもなく、天皇の存在を誇示したり天皇制を承認させる効果があります。特に、中韓ロシアといった天皇制存続に反対した国との会見は有効なはずです。 それを考えると、右翼側が「天皇の政治利用反対」と言ってしまったことは、実はヘマだったのです。 では、なぜ、ヘマをしてしまったのか? それは今の明仁天皇が反戦反ファシズムで福祉主義者だからでしょう。なので、政治的な発言をされると困るし、できればどこかへお隠れになっていてもらいたい。実際、反福祉の小泉時代は天皇の発言がテレビから激減していました。 そこへ民主党政権が誕生し、自分たちに不利な言動が連発されるのではないかとの警戒感が生じた。 それで、うっかり、「象徴天皇制賛成」「天皇の政治利用反対」と言ってしまった。 ところが、すっかり小物化してしまった社民、共産の政治家たちは、この右翼側のヘマをこれ幸いにと逆手にとるだけの狡猾さがなく、逆にヘマをして右翼に理由されるはめになってしまった。 ということでしょう。
Runnerさん
>もう収束しそうなので、 いやあ,我々3人でせっかくここまで問題点を暴いてきたのですから,新たにまとめた記事をアップしようと思っていますよ。 Runnerさんのこのコメも非常に参考になります。 ところで,雑感さんのところで見たばかりですが,サンデープロジェクトが終了するそうですね。何とおめでたい限り!\(^o^)/ ^^^^^^^^^^\(^o^)/^^^^^^^^^^\(^o^)/^^^^^^^^^^ ![]()
正月休みの前に右翼の立場についてもう一度考えてみました。
左翼はいつでも「天皇制を廃止せよ」と言えますが、右翼の場合、一応、「天皇主義」を大前提としているため、どんなに気に入らない天皇であっても、決して「天皇制反対」とは言えません。 だから、そういう場合は、せいぜい、「天皇の政治利用反対」などという「泣き言」を言うしかないということになります。 それどころか、天皇に逆らってはいけないのですから、たとえば、左翼的な政向を持つ天皇が誕生した場合は、右翼は左翼にならねばならないわけです。 つまり、そう考えると、日本の右翼というのは、実は、「天皇がファシストである」という非常に限られた条件下でしか存立し得ない思想的に脆弱な立場に自らを置いていることに気付かされます。 よって、「明仁天皇+民主党政権」という状況をいかに右翼が警戒するのかが理解できます。 極端に言うと、右翼をやめるか、それとも、正直に「実は天皇なんかどうでもいい。我々こそ政治利用していた」と認めるかの選択を迫られかねないからです。 ![]()
私の場合、当今陛下は嫌いではありません。
それ故、今の小沢と鳩山の中国様を盟主に頂く 「超嗜虐的大亜細亜主義」に陛下がまんまと 利用されてしまう事に激烈な憎悪を抱いています。 このまま小沢独裁体制下で天皇の政治利用が続けば「天皇制反対」にならざるをえないかも知れませんが、それもやむを得ない事と考えています。 私はあくまで「反中朝韓主義」であり、現状の亡国、売国奴民主党 政権下ではスタンスとしてネトウヨとならざるを得ないのです。 ![]()
「天皇制反対」と左翼は言えても、右翼は絶対に言えないし言わないのだから、天皇制維持という観点からみれば、天皇が左翼寄りである方が安泰ということになります。
現に、明仁天皇になってから共産党も天皇制批判がしづらくなってます。 せいぜい、「皇族には自由がなくてかわいそう」みたいな人権論からの批判くらいです。 小泉政権時に社民党の辻元清美さんが「天皇制も民営化しろ」などと言ってましたが、これもすぐに言わなくなった。 したがって、今の状況は決してイレギュラーなものではなく、今後ともスタンダードになると考えるのが普通でしょう。 ![]()
かつて、野村秋介さんは「天皇制があればヒトラーは出れない」との天皇制擁護論を説きましたが、野村さんも左翼天皇の可能性を考慮しなかったのでしょうか。
皮肉なことに、天皇制はヒトラーの出現どころか日本右翼の存在自体をも窮地に立たせかねない。 考えてみれば、古今東西の君主の政向を見れば、左翼天皇の可能性を考慮できたはずです。 聖徳太子は反戦非暴力主義者でしたし、カンボジアのシアヌーク国王はポルポト派と共闘したり共産中国へ亡命したりしている。 天皇がファシストでいる可能性なんて極めて少ないのに、なぜ、天皇主義を大前提として掲げてしまっているのか不思議ともいえます。 故マスダシンイチさんのように、本物の天皇主義者なら何も困らないことなんですが、そんな人はほとんどいないでしょう。
皆さん,明けましておめでとうございます。
今年もじっくり生きたいと思っていますので,よろしくお願いいたします。 パソコンから完全に離れておりましたので,徐々に慣らしていかねばなりません。 新記事はしばらくのご猶予をお願いします。 ![]()
灰汁狸菟簀さん
本年もどうぞよろしくお願いします。 民主党への鋭い批判もよろしく。 日本滅亡への怖れが,反中,反韓国,反北朝鮮から来るものだとすれば,その心理が興味あります。 民主党の,容共ならぬ容中,容韓の態度への心配でしょうか。 ![]()
papillon9999様、灰汁狸菟簀様
本年もよろしくお願い致します^^ |