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アルバイシンの丘
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随想や意見,俳句(もどき)

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共産党の政党助成金攻撃の謎
 (『共産党の政党助成金攻撃:なぜか』を改題)
 この記事は政治資金に関する共産党の主張の陥穽,矛盾,の類を指摘するものであり,以前の記事,『個人献金に限る』の論理の陥穽とペアになる記事である。
 共産党とその支持者達は,『政党助成金は憲法違反である』という主張を掲げ,「従って」,政党の政治資金は『「個人献金」に限る』という論理を展開する。(無論,企業・団体献金は『悪』とした上で)。



 前回の記事では,『貧乏人は政治献金したくともできない』というガリレオの最終定理が存在することを示して,『政治献金は「個人献金」に限る』という論理の陥穽を指摘した。本記事では,もう一つの『政党助成金は憲法違反である』という主張を吟味するのである。(ここでは,前記事で示した政党助成金は貧乏人にとっては意思表示を担保する制度となることたんぽぽさんが為された貴重な議論以外の観点から考えていく。)
 結論は,『政党助成金は違憲だ』とする共産党の攻撃は,大いなる矛盾を内包する主張であること,政党助成金を受取らないための大いなる言い訳であること,政党助成金を受取ることは共産党の存立基盤を危うくするものである(だから受取るのが困難)こと,などとなる。以下,ご覧ください。

 ちょうど折り良く,たんぽぽさんから新しい記事をTBして頂いた。それが19条と政党助成金である。この記事で引用されているさつきさんの二つの記事,

「「政党交付金」は即刻廃止すべき(その1:憲法との整合性)」
「「政党交付金」は即刻廃止すべき(その2:政治資金の三重取り)」

によって,共産党とその支持者達の『政党助成金は憲法違反である』という理論的根拠を知ることができる。

 結局,この問題は政党というものの捉え方に帰着される問題であるようだ。共産党とその支持者達は,政党と言うものを憲法21条【注1】に言う結社の自由を保障された一つの団体に『矮小化』【注2】する(この場合は政治結社,政治団体ということになる)。というのは政党というものの定義が,憲法の中のどこにも存在しないからである。すると,政党助成金などはそのような団体に公金支出を禁じた憲法89条【注3】に違反し,それに伴って思想・信条の自由を侵害するものだというのである。

 しかし,『政党』【注4】というものをこのように『矮小化』してよいものだろうか?政党助成法に言う『政党』と憲法21条における一般的な政治団体とをこのように敢えて区別しない,ということは実は共産党の存立基盤に関わる重大な岐路であることにパピヨンは気がついたので後で指摘する。
 このようにあえて区別しないことの不都合さ,逆に言えば日本国憲法の体制下にあって区別することの重大さに関しては,さつきさんの記事に紹介してあった次の考察を挙げておく。

甲斐素直:政党概念と財政憲法

 この考察はパピヨンによれば非常に優れていると思う。これをさつきさん

『憲法を、「実定法」の観点のみから、時々の社会の価値判断をもとにご都合主義的に解釈するというやり方・・・』

などと一蹴している。つまり,政党というものを政党助成法に合致するように概念を作り上げることを非難しているが,これはずいぶん乱暴な議論であろう。というのは,日本国憲法下の議院内閣制はこの政党概念を抜きにしては成り立たず,政党というものが一政治団体というものを超えて憲法学的に確立した概念・立場を与えられる必要があるのだ。
 もしそうでなければ一体どのようなことになるか?共産党は二つの大きな難題を抱えることになろう。

 一つは,これまで何の疑問も抱いてこなかった比例代表選挙の問題である。『政党』が公的な保障を得たものでないとすれば,比例代表選挙は一体どのようになるのだろうか?
 比例代表選挙とは議員個人ではなく政党そのものに投票を強要される。すると,
 憲法15条第三項,「公務員の選挙については、成年者による普通選挙を保障する。 」
からすると,正当性が非常に希薄になってくるのではないだろうか。無論,直ちに憲法違反といえるかどうかは微妙であろうが,政党内の名簿は有権者が決められることではない。すると,個人を特定できない選挙など違憲だ,という主張もありうるはずである。そのほかにも,無所属議員が許されないという問題もある。
 共産党は元より比例代表部分の定数増を要求している。少なくとも定数削減には反対である。しかし,政党というものがこのような疑いを持たれるものであれば,比例代表の定数はゼロにすべきものとなる。共産党は比例代表選挙を守るためにも,政党助成法などによって政党という概念をオーソライズすべきである。

 もう一つは,公設秘書給与問題である。共産党は政党助成金の受取りを拒否する一方で,公設秘書給与は戴いている。以前,共産党でもこの秘書給与のピンハネが問題とされたことがあったが,今は触れないでおく。(このピンハネ問題は,後述する「ワンマン経営」の一例だったのかもしれない。)
 政党助成金が自分と異なる思想・信条の団体へ税金が行くから違憲だというのなら,公設秘書給与だって同じ問題を孕むのではないだろうか。共産党がこちらだけは戴くという理屈がパピヨンにはさっぱりわからない。(多分,「ワンマン経営」として干渉されることになるとは思っていなかったのかもしれない。)

 以上のように,政党概念は現下の議院内閣制,選挙制度などからして極めて重要な役割を持っており,政党助成金は憲法違反である,という主張は極めて根拠が薄弱であることが明らかになったと思う。
 では次に,以上のようなことがありながら,共産党はなぜ『政党助成金は違憲』論を執拗に繰り返しているのであろうかということになる。これはパピヨンにとって大きな謎であった。だって,政党自体の重要性は戦前から骨身に沁みて知っているのは共産党のはずではないか。それは法的に頑丈に守ってもらってしかるべきはずのものだ。『組織』それ自体が何よりも大切なものであったはずだ。それなのに法律の庇護を拒否し,敢えて一政治団体に甘んじる論理構成,この腰の引け具合はどうだ?
(無論,結社の自由ということだけでも政党の存在は担保されている。しかし,憲法違反でないのなら,それ以上の,公的存在として経済的援助も担保されることを拒否することの理屈が希薄である。)
 最近の共産党に関する一連の記事を書く際の考察によって,バイアスを掛けてみて初めて解けた気がするのである。

 それは『攻撃は最大の防御』ということである。
 これを考える時に,上掲の甲斐氏の考察が大いに参考になりそうである。(甲斐素直:政党概念と財政憲法より)

 その公的性格から、公的資金の支出は許される。しかし、その場合、主権者たる国民として、政党に憲法忠誠を要求しうる結果、具体的には、政党がその内部的にも民主主義の理念に照らし、健全に運営されていることを要求する権利がある。そうした団体に関して、結社の自由規制につながるという理由から、規制を否定することは、政党政治に本質的につきまとう不正・腐敗から民主主義を防ぐ重要な手段を自ら放棄するに他ならないというべきである。

 読者はぜひこの考察をお読みになって,憲法との関連を見ていただきたい。(共産党とは無関係の普遍的な考察です。)
 要するに共産党は,政党助成金をもらうことによって,財政どころか,政党運営の相当部分に亘って干渉されることになる,それに気づいていてそのようなことを忌避しているのではないか,とパピヨンは推測するのである。まあ,邪推の類かもしれないが,共産党はご都合主義と馬鹿にされる方が,まだマシだと思っているのではないだろうか。

 これを喩えて言えば,ちょうど我がままワンマンの中小企業の経営に似ている。下手にお金を借りて銀行団からの口出しを許せば,前近代的な我がまま経営が不可能となる。
 共産党は内部では恐らくワンマン我がまま経営の中小企業のような状態であろう。党内の仕組は前近代的な仕組そのままなのであろう。その最たるものは例えば党首公選制(がないこと)。これを否定されたら(干渉されたら)共産党であって共産党でなくなるのである。以前問題になったはずの公設秘書給与をピンハネしたと問題になったのも,この文脈上のことではないのだろうか。無論,自信はないが。)
 上記,甲斐氏の考察の下線部を見て欲しい。まさに共産党の危機がそこから湧いてくるようなものではないか。さすれば今のうちに,憲法違反だから受取らないとしておいた方が安全なのだ。党内外からガヤガヤ言われ続けても(助成金をもらうべきだと),自ら『憲法違反だ』という攻撃を続けていれば,これは最大の防御になるのである。もらいたくてももらえないのだ。こう考えることによって初めて,共産党の不可解な『政党助成金受取り拒否』の謎が解けると思う。
 つまり,まとめると,政党助成金を自分の所だけ受取らない不自然さを,それが憲法違反だと攻撃することによってはぐらかしているのではないか,ということである。

 以上のように,パピヨンは自分なりの根拠を掲げて,日本共産党が政党助成金を受取らず,憲法違反だと攻撃する理由について推測したが,無論,これは推測であって断定するものではない。読者は自らの判断に責任を持って欲しい。

 なお,さつきさんの記事で紹介されている,憲法学者であるらしい上脇博之さんの考察は見るべきものがなく,ここでは無視する。

【注1】 第21条【集会・結社・表現の自由、検閲の禁止、通信の秘密】
1 集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する。
2 検閲は、これをしてはならない。通信の秘密は、これを侵してはならない。

【注2】 『矮小化』という言葉は,政党の役割に対してであって,思想信条の自由を保障される団体としての重要さに関しての表現ではない。政党というものは日本国憲法の基礎となっている『議院内閣制』を担保する重要な概念であるのに,そういう面からの役割を全く考慮しない,という意味で『矮小化』と表現したのである。

【注3】 第89条【公の財産の支出利用の制限】
 公金その他の公の財産は、宗教上の組織もしくは団体の使用、便益若しくは維持のため、又は公の支配に属しない慈善、教育若しくは博愛の事業に対し、これを支出し、又はその利用に供してはならない。

【注4】 別に「政党」という言葉を使う必要はないはずであるが,「政党」というなじみの言葉を使って,政治団体的な「政党」概念を更新したものと解釈することができる。
by papillon9999 | 2009-12-05 00:02 | Comments(18)
Commented by Dマゴギー at 2009-12-07 01:34 x
だんだん共産党趣味者の考えに近づいてきてしまっていますね。
papillon9999様の記事は大いなる邪推に基づくものでしょうが、ほぼ当たっていますよ。
も一つデマを言っておくと、(ありえないけど)共産党が単独で政権を掌握した場合は、政党活動は全て税金で丸抱えすると言い出すでしょう。

ちなみに、今のpapillon9999様なら、ttp://chousayoku.blog100.fc2.com/blog-entry-282.html#comment2244での理様の言う事が俗に言う事実か、反共攻撃かの判断が付くと思いますよ。
Commented at 2009-12-07 01:59 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2009-12-07 02:56 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by papillon9999 at 2009-12-07 08:56
Dマゴギーさん

>邪推に基づくものでしょうが、ほぼ当たっていますよ。

そうですか。一人でもそういう方がおられてほっとしています。
ご紹介の分,じっくり見てみます。
Commented by papillon9999 at 2009-12-07 08:57
匿名様,貴重な情報ありがとうございます。そういうこともあるんですね。参考にいたします。
Commented by papillon9999 at 2009-12-07 22:06
Dマゴギーさん,理さんは真剣に共産党の再生を望んでいる方でしょう。
信じられないほどひどいワンマンオーナー経営の中小企業にあって,何とかまともな企業にしたいという数少ない義士のお一人かとお見受けします。
Commented by papillon9999 at 2009-12-07 22:46
匿名様 改めて見てみました。片鱗が覗いていますね。

ついでで申し訳ありませんが,Dマゴギーさま,

「共産党趣味者」という方を発見しました。実在されているんですね。同じようなことを暴いておられるんでしょうか。
Commented by たんぽぽ at 2010-01-11 22:45 x
>たんぽぽさんが為された貴重な議論

>たんぽぽさんから新しい記事をTBして頂いた。

ご紹介ありがとうです。
最初のエントリを書いたときは、だれの興味も惹かなかったけど、
(もうひとつのエントリのときも、興味を惹かなかったけど)
リンクしてくださって、どうもありがとうです。

ああ、いえいえ、教科書的なお話ですよ。
Commented by papillon9999 at 2010-01-12 21:33
ホントに,共産党とその支持者達(一部でしょうが)の,ご都合主義的な議論には辟易します。
だけど繰り返しますが,たんぽぽさんの記事で勉強しなかったら,パピヨンもこんな意見を持つようにはなっていなかったかもしれません。
Commented by たんぽぽ at 2010-01-14 22:03 x
>たんぽぽさんの記事で勉強しなかったら,
>パピヨンもこんな意見を持つようにはなっていなかったかもしれません。

つたないエントリが、お役に立てて光栄です。
(共産党のかたにつっかかられたので、
いささかがっかりしていたのだ。)

じつは、政党助成金のエントリを書いたのは、
気まぐれも結構あったのですよ。
なんでもいいから書いてみるものですね。

でも、ほかの多くの人たちは、わたしのエントリなんて、
たいして興味を持たなかったと思います。
(さつきさんのエントリのコメント欄や、
ソーシャル・ブックマークの賑わいかたを見れば、
あきらかですよ。(苦笑))
Commented by papillon9999 at 2010-01-14 22:12
>さつきさんのエントリのコメント欄や、ソーシャル・ブックマークの賑わいかた

ほう,未だそうなんですか。多くの人で賑わっているのなら有益な議論がたくさん為されているのでしょうね(^o^)^^^^^^^^^^
え?そうじゃないんですって?(^o^)/^^^^^^^^^^
Commented by たんぽぽ at 2010-01-16 00:39 x
こんな感じです。
(ここにブックマークをつけたかた全員が、
賛同しているのではないけれど。)
ttp://b.hatena.ne.jp/entry/blogs.yahoo.co.jp/satsuki_327/34769563.html
ttp://b.hatena.ne.jp/entry/blogs.yahoo.co.jp/satsuki_327/34792879.html

賛同のブックマークをつけたかたたちは、
有益な議論だと思っていることと思います。
Commented by papillon9999 at 2010-01-16 12:44
見ました。あれが左翼の実態でしょうか。小児病といわれるのも無理はないです。

どうしても紋切り型思考から抜け出せないのですね。
Commented by papillon9999 at 2010-01-21 20:15
たんぽぽさん,私の記事を大々的に取上げてくださってありがとうございます。
でもこれによってコメントとTBが激減するでしょうね。申し訳ないです。

初めてじっくりと共産党について考えて見る良い機会でした。ヒューマニズムあふれるサヨクの人々が惑わされている分,共産党の罪は余計に重いといえます。
Commented by Dマゴギー at 2010-01-21 22:23 x
ttp://jgb.way-nifty.com/marbles/2007/11/post_6161.html
ttp://jgb.way-nifty.com/marbles/2009/12/post-8cab.html

共産党に関しては、たんぽぽさんの共産党哀歌以外にも、上記URLのような物も参考になりますよー。
Commented by たんぽぽ at 2010-01-21 22:52 x
トラックバックにお返事、どうもです。

>これによってコメントとTBが激減するでしょうね。

12月のお休みをはさんで、すでにその状態になってます。(悲)

>申し訳ないです。

ああ、いえいえ。
パピヨンさまが謝ることはないですよ。
埋もれていたわたしのエントリを取り上げてくださって、
うれしく思っているくらいですから。
Commented by papillon9999 at 2012-12-23 08:51
Stop Forum Spam - IP Check - 91.236.74.119
www.stopforumspam.com... - アメリカ合衆国 - キャッシュ - このページを訳す

悪名高きスパム。ポーランドからです。
Commented by papillon9999 at 2013-02-03 23:07
こんなことやるといつまでも注目を引くんだがね その意味なんやろか。

chaistCatte 13/02/02 10:42 216.152.252.86

http://s1.filmy-love.org/