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『税金収奪システム』は崩壊するか?
2009年 10月 04日
一応順調な船出をした鳩山政権は,その後いろいろな”成果”を挙げ始めているように見える。これまでの進行ぶりを見ると,ほとんどが好ましい方向へ進んでいる。(唯,気がかりな点がないわけではなく,後でふれることにしよう。)
最も大事なことは,個別の無駄を省くだけではなく,国民を不幸にしている元凶の霞ヶ関がせっせと築き上げた『税金収奪システム』を崩壊させることである。 現在のところ,数々の収奪システムの一端が民主党連立政権によって次々と国民の前に正体をさらけ出しているように見える。とてもいい傾向だが,どうか頓挫しないで欲しいものだ。 これさえ成功したら,国民が国に納めた税金はすべて国民のために使われる,というシステムが出来上がる(その第一歩)。そうすれば,必要になったら消費税を上げることになってもやむをえない。要するに,それだけの政策的な恩恵があれば,負担増は少しも苦にならないのだから。 現状における新政権の”成果”を,いろんなトピックとして列記してみる。(引用リンクまで示すのは時間の関係でできないことをお断り) ・鳩山首相は言うことはない。ただし,記者クラブ開放問題(後述)には,指導力を発揮してもらいたい。 ・国交省・前原大臣は望ましい方向で大変良くがんばっていると評価したい。八ッ場ダム,川辺川ダムなどの事業停止,JAL問題と関連収奪システムの抉り出し,沖縄基地移設問題(辺野古移設取りやめ),泡瀬干潟埋立て中止など。さらには高速道路システムについても期待したい(無料化と運営システム,関連収奪システムの壊滅) (八ッ場ダムはいろんなサイトで採り上げられている。例えば,雑感さん,八ッ場あしたの会,保坂展人のどこどこ日記,きっこの日記,などを参照してください。) ・亀井金融大臣もがんばっている。金融借り手側の救済法案。ぜひしっかりまとめて。それから郵政見直し。今水面下で原口総務大臣とこれからの落とし所を探っていることだろう。 ・千葉法務大臣も民法改正を早々と打ち出したようだ(たんぽぽさん,おめでとう!)。それからぜひやって欲しいのが外国人在留問題など,外国人に冷たい法務行政を改めること。この冷たさも,遠く民法改正をサボってきたことと通じている。 ・福島少子化大臣はこども手当てを含め,こども福祉全般に頑張るだろう。 ・岡田外務大臣も大活躍で安心感がある。 ・藤井財務大臣も連立政権の理念をしっかり国民に伝えている。 ・その他省略・・・ しかし,反面,心もとない点が少し出てきた。一つは記者クラブの問題である。真相はどのようなものか全く掴めないが,首相の定例記者会見に従来の大手マスコミで作る記者クラブがこれまで通り他を排除する恐れがあるのだ。こいつら(記者クラブの連中=朝日を初めとする大マスコミ),ほんっとに偽善者だ!これは絶対に許してはならぬ。 記者クラブの既得権を一蹴して蹴破るべきであるのに,平野官房長官の煮え切らなさはどうだ。この人は側近として安心感がありそうに思っていたが,どこか官僚臭さが漂っている所がとても気になる。鳩山総理を守ろうとするあまり,自ら官僚そのものになってしまわないことを切に願う。 二つ目の気がかりは,小泉・竹中陣営と霞ヶ関とが陰で結託し,新政権の政策に賛成するふりをしながら換骨奪胎を試みるのではないか,ということだ。あるいは 例えばこういうことだ。これまで小泉・竹中陣営で散々甘い汁を吸ってきた新自由主義者どもが,今度は節操も無く新政権に近づき,自分達に都合の良いように新政策を捻じ曲げないかという恐れがある。 例えば,農業への企業参入がある。健全な農村の再生をじっくりと(時間は早く)考えるべきであるのに,連中はきっと『農業の企業化』という観点から考えるだろう。これを換骨奪胎という。禿げ鷹たちはとにかく新政権になったらなったで,餌を貪欲に捜し求めるはずである。(民主党の農業政策はどちらか?マニフェストを読まないパピヨンははっきりとは知らない。(^o^)^^^^^^^^^^。前者であることを願う。) さらに例えば,あっというまに民主党連立政権の政策立案に関わり,例えばこども手当ては2万円では少ない,4万円にしなくちゃ,といったような,実現困難な量を主張したりする。するとどうなるかといえば,実現が困難なので全体も潰れてしまうことになる。(これを贔屓の引き倒しと書いたが,もっと適切な言葉があったように思う。でも最近は言葉があまり思い出せなくなった・・・=「角を矯めて牛を殺す」だ!それも”悪意”の。) ところで,当然のこととして念のために書いておくことがある。国の政治は優秀な官僚組織がなければうまくいかないことだ。今の霞ヶ関は,自らの増殖が目的と化した癌ウィルスとなってしまったから駄目なのであって,優秀な官僚組織は必要である。北欧だって優秀な官僚たちがいて,真に国民の幸福のために働いている。鳩山内閣も,大掃除が終わったら,二度と癌ウィルスに感染しないような官僚組織を設計し,作り上げてもらいたい。 以上,簡単にパピヨンの現状認識を書いたが,共産党支持者に強調しておきたいことがある。共産党には霞ヶ関改革は期待できないということだ。なぜなら,国民が幸福になれない最大の元凶が霞ヶ関にある,という問題意識を持ってないからである。そもそも,党組織自体が官僚組織そのもの,つまり,中国と同じなのだ。党自らが官僚の立場に立っているのである。それが前衛という意識であり,国民を指導する,という立場である。 共産党に期待が少しでも抱けるかどうかの試金石は(公明党も中国もそうだが),党首公選を行うかどうかである。これが行えない限り,共産党をいくら改革しようとしても無駄であると知るべきだ。(最後は余計なことを書いてしまったかもしれない。)
by papillon9999
| 2009-10-04 15:16
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Comments(31)
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TBありがとうございます。
>千葉法務大臣も民法改正を早々と打ち出したようだ >(たんぽぽさん,おめでとう!)。 ありがとうございます。 でも、すっかり安心ではなく、法務省との摺り合わせをどうするとか、 党内の反対派はだいじょうぶかとか、懸案事項もなくもないけど、 それでも、だいぶ展望が見えてきたと思います。
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こちらへのコメントもありがとうございます。たんぽぽさんの記事では「戸籍」自体が諸悪の根源ということで,とても良いコメントが集まっていますね。陰ながら賛同しています。
だからなおさらのこと,反対派は簡単には譲れないと思いますよ。これからどんな抵抗を試みてくるか。妙な所で折り合って欲しくないです。 ![]()
パピヨンさん
こんにちは。 実は、フリージャーナリスト神保氏の取材で「官邸での記者会見がオープンに開かないで良いと指示を出したのは平野官房長官である」と明らかにされております。鳩山首相への政治資金規正法違反へのマスコミ追求を鈍らせるためにやっているのだと思われますが、臨時国会の期間を極力短くさせて野党自民党の追及を逃れようとセコイ手を打っているようですが、ドンドン泥沼に向かっているような気がします。御用聞き感覚の人に官房長官の大役は無理だと思います。 彼を早めに更迭するかメディア戦略を転換させるかしないと鳩山政権の崩壊は以外に早いような気がします。が、鳩山由起夫氏に側近の平野氏を切る胆力があるかどうかは不明です。 【記者会見クローズの主犯と鳩山さんとリバイアサンの関係】 両者の間を行ったり来たりしてようやく見えてきたことは、まず官邸の報道室に「雑誌と外プレだけでいい」という党の意向を伝えてきたのは、平野次期官房長官だったということです。これは官邸の報道室で確認済みです。 ttp://news.livedoor.com/article/detail/4354414/
しっくいさん,どうも情報ありがとう。
早速,ご紹介の記事を読んでみました。 その結果は,少し違和感を持ったのですけど。神保さんに対してです。 まず,これは9月18日の記事で,政権発足後間もない頃,初会見ではないですか?まあ,初めはいろいろあるのかもしれない,という惻隠の情が欲しいです。 次いで,既存の記者クラブに対して極めて寛大,ここでは官邸側に責任を持っていくようになんとなく寛大です(いろいろ,アリバイ言は散りばめてありますが) 「問題を見つけたあ!」と鬼の首を取ったような気分でおられなければいいのですが。 しかし,問題は今後のことです。ホントに平野氏の所為であれば由々しきことで,仰るとおり鳩山さんの器量が問われることになります。断固,切るべし,ですね。 その後,どういう展開になっているでしょうか。でも私は,大手メディアが一番の黒幕だと思っています。 ![]()
>しかし,問題は今後のことです。ホントに平野氏の所為であれば由々しきことで,仰るとおり鳩山さんの器量が問われることになります。<
重要なのは「官邸の中での記者会見で、今日現在も、記者クラブの人間以外が首相にも官房長官にも質問をできない状態である」という事実かと私は思います。 すなわち、神保氏が平野長官に質問をぶつけようにも、長官とのアポは取れないし、記者会見という答えざるを得ない場面に参加できないので、「平野官房長官は、ご自分の官房長官記者会見を、いつからオープンにするのか?」との質問もできない状態だということです。 ![]()
>まあ,初めはいろいろあるのかもしれない,という惻隠の情が欲しいです。<
そうですね。ただ、最初が肝心と私は思いますが、パピヨンさんのいうとおり、待ってみます。外務省では岡田外相が、金融庁では亀井大臣がすでに記者クラブの圧力を撥ね退けて何とかオープンを開始しておりますが、脱官僚の指令塔であるべき「官邸」の記者会見オープン化は具体的には、いつまで待てば平野長官は、体制を整えてもらえるのでしょうか?よくいう100日のハネムーン期間でしょうか? あと、民主党には厳しい言い方かもしれませんが、首相や官房長官という権力者になったのですから、惻隠の情は長くは期待してほしくありません。私は権力を失ったものに対しては惻隠の情を持つべきだと思いますが、権力の場にいるものに対して惻隠の情を持つことは権力の監視が本当の仕事であるマスメディアには許されないと思っております。 私は民主党支持ですが、平野長官の自民党時代と変わらない記者クラブ制を維持するのは、変化を望んだ国民の民主党への期待をしぼませることになり、マイナスだと思っております。 ![]()
政権発足以来、鳩山首相からも、平野官房長官からも一言も「記者会見完全オープン化」に関する言葉がないことが気になります。
御用クラブである記者クラブは、「外務省では記者会見がオープンになったが官房長官のお考えは?」との記者ならば当然の質問ができない状態です。 フライデーでは「鳩山では政権がもたない」と小沢幹事長が側近にもらしているとの記事も出ていました。鳩山首相は優柔不断な態度をせずに、国民の側を向いた決断をしてもらいたいと考えております。 ただ、私もせっかちですから、パピヨンさんがいう期間は待ってみようと思います^^;
>首相や官房長官という権力者になったのですから、惻隠の情は長くは期待してほしくありません・・・・
しっくいさん,それはもう仰るとおりです。 >脱官僚の指令塔であるべき「官邸」の記者会見オープン化は・・ これこそ,ホントに真っ先にやって欲しい所でした。ホントは私も期待していたのです。がっかりする気持をぐっと我慢して,不本意ながらしばらくはまあウォッチするか,となったわけです。 それにしても,記者クラブというのは国有財産(部屋など)を勝手に使っていることになりそうですね。勝手に仕切るな!ということですね。 勝手に仕切らせている官庁側が(も)悪い,と言うべきでしょう。 ![]()
共産党だけでなく、左翼組織はどこも似たようなもんでしょう。社民党も公選してないですよね?
それから、マスコミ改革は鳩山政権には荷が重いでしょう。 共産党でさえビビってマスコミ批判しませんし、記者クラブを廃止したら田中康夫さんみたいな目に遭うのではないかと思うのが普通でしょう。 ![]()
papillon9999さん
もう少し平野長官は悪質のようです。下の週間朝日の山口編集長のブログを読んで下さい。もしこれが、山口編集長の嘘だというのなら、平野長官はすぐにでも山口編集長に削除を申し出るべきでしょうね^^ こうした既得権メディアの意を受けた党内抵抗勢力の中心が、藤井裕久@新財務相と平野博文@新官房長官だった。とくに平野氏は官房長官として内閣記者会とのパイプ役となる立場だけに、取り巻きの記者に対して「『記者クラブ開放』は俺がツブす」と息巻いていたという。 ttp://www.the-journal.jp/contents/yamaguchi/2009/09/post_90.html
Runnerさん 党首を公選で決めてない所は,共産党だけではなく,公明党も社民党もそうですね。ただ,社民党は公選をするよりは,消滅寸前なので生き残りに最も良い方法を自分達で考えるべき時です。臨機応変。
共産党は少し違いますね。議席が取れない理由の大きな一つが,党首公選制を規約として持っていないところにあると見ます。 民主党が官僚組織を主敵に据えたことは並大抵のことではありません。この重みを知るべきです。 マスメディア改革は官僚改革の一環と思うべきですが,それが強大な壁であることは確かです。 しかし,重要なことは,そういう真の主敵との闘いが成功するかどうかは我々国民に委ねられているのです。 もし失敗しても,”ほうら民主党はだめだっただろうが!”とほくそえんではいけません。民主党連立政権が成功するかどうかは,必然的に決まっていることではなく,国民が成功させるかどうか,ということなのです。(端的に言えば,国民しだいで成功するかしないかが決まるということです。)
しっくいさん リンク記事,読みました。藤井ー平野ラインということですが,真相をもう少し待ちましょう。この記事も9月16日です。
とにかく,どうすべきかははっきりしているのですから,鳩山さんをウォッチしていましょう。 (記者クラブ解散を言い続けましょう)
記者会見において,大手メディアの記者1名ととフリージャーナリスト1名の重みを同じにすることが正しいかどうかは議論の余地があります。
たくさんのフリージャーナリスト一人一人が同じ重みで質問すると,大量の読者を抱える大手の記者が質問できなくなる可能性があります。 このことはかえって不合理と思われます。 ![]()
papillonさん
それは為にする議論ですはないでしょうか。別にすべてのフリージャーナリストを入れろと彼ら(山口氏、上杉氏、神保氏)は言ってるのではないようです。下記のように、岡田外務大臣の英断でまっさきに解放した外務省では、大手新聞や大手テレビ局のみという極々限られた記者クラブ記者以外の、地方新聞記者、地方テレビ局記者、週刊誌記者、インターネットメディア記者、外国人記者、一定の読者を持つ雑誌に記事を書いているフリー記者を入れて、記者会見を活性化させろという意味だと思います。 また、現状の全国版新聞やキーテレビ局は、官邸番には「新人記者」を送り込んでいると思いますので、例えば神保氏は共同通信で10年以上勤めたあとフリーになった記者ですから、よっぽど本質をついた質問を官房長官や首相にできると思います。 ![]() とりあえず日本新聞協会、日本民間放送連盟、日本雑誌協会、日本インターネット報道協会、日本外国特派員協会の各会員と、外国記者登録証保持者、また、これらの媒体に定期的に記事を提供する人に限り、フリーランス記者も認める、という。これに対して、「フリーランスに対しては全面開放でないではないか」と批判する人もいるかもしれない。国際標準なのだ、と上杉さんは言っていた。 ttp://www.the-journal.jp/contents/yamaguchi/2009/09/post_91.html ![]()
>(記者クラブ解散を言い続けましょう)
まったく同感です。 民主党支持者が粘り強く「記者クラブの解放」を言い続けることによって、鳩山首相や平野官房長官が、圧力をかけてくるナベツネなどに「支持者がうるさいので、申し訳ないが記者会見は開放させてもらう」という形になればいいなと思っております。
>大手メディアの記者1名ととフリージャーナリスト1名の重みを同じにすることが正しいかどうか
そうですね。これはどう考えるべきか,しっくいさんのおっしゃる通りかもしれません。しばらく考えて見ます。 とにかく,記者クラブ解散は新政権の言う,国民主権を実現する政治,というものの本気度を試すバロメーターの一つとなるものと考えてよいでしょうね。 ![]()
papillonさん
>たくさんのフリージャーナリスト一人一人が同じ重みで質問すると,大量の読者を抱える大手の記者が質問できなくなる可能性があります。 このことはかえって不合理と思われます。< しっかりした正面からの回答ではなく、失礼しました。 大新聞や大手テレビ局の読者、視聴者の権利を確保するために、例えば、代表質問形式にするなど会見をしきる記者クラブの幹事が臨機応変で考えれば良いでしょうし、あるいは記者クラブの特権を残す形でまず記者クラブ会員が全員質問を終えた後に、ほかの記者が質問をするという形でも良いかと思います。 ![]()
>そういう真の主敵との闘いが成功するかどうかは我々国民に委ねられているのです。
その通りです。 しかし、残念ながら、田中康夫さんの時はそれがなかった。 こういうブログを読んでいると、あたかもマスコミに疑問を持っている人が多いような印象を受けますが、これはまったくの錯覚であり、世の中、全体としては我々は完璧に少数派です。 というか、「記者クラブ問題」という問題が存在していること自体をマスコミが報道したがらないわけですから、それに関心のある人自体も自ずから少ないわけです。 ではどうすればよいかですが、現状では自民党の協力が必要です。 国会のすべての勢力が記者クラブ廃止に賛成すれば、マスコミもあきらめざるを得ないでしょう。
Runnerさん,コメントどうもありがとう。
ところで, >現状では自民党の協力が必要 とのことですが,ここは基本に還って考えて見ましょう。 なぜ記者クラブ開放が必要かといえば,『国民主権の政治』を実現するためです。 ところが,自民党にはそういう理念があるかどうかです。もし,再生のために,真にそう思うようになったとしたら,協力すべきです。(自ずから協力するはず) しかし,少なくともこれまでの自民党ー官僚組織の連合体にとっては,記者クラブの存在がむしろ都合が良かったわけです。 結論としては,国民主権の政治を実現するために,自民党がどうあろうと,記者クラブ開放(解散)に向けてがんばらないといけない,と言えそうです。 ![]()
自民党はこれから野党が続くわけです。
記者クラブ制度は与党に有利な制度なので、野党になった自民党なら廃止に賛同する可能性があるわけです。 それに、記者クラブ廃止は民主党の公約でもあったので、公約違反として追求する道具としても使えます。 逆に、与党になった民主党には、危ない目をしてまで、記者クラブを廃止するメリットがなくなってしまっているわけです。
国民主権の政治と言う理念を実現するためには,とにかく記者クラブは大きな障害ですね。与党に有利と言っても,記者クラブは官僚組織と組んで,目立たぬように邪魔をすることでしょう。
つまり,記者クラブが存続しても『国民主権の政治』という理念は実現しないことになります。 一方,記者クラブを解散させてメディアが敵に廻るとして,国民がそれにうまく対抗できなければ,どっちみち理念が実現しないことは同じです。 民主党が危ない目をしてまで廃止するメリットはない,ということは,理念を実現する気がないということですね。今,そのような皮相的な見方をしても何の利益にもならないと思います。 予想は予想でいいですが,それは『結局,また自民党時代に戻るであろう』と予想するのと同じことです。そうかもしれないしそうでないかもしれない。そうなるように努力するだけです。 幸いなことに官房以外の省庁は今のところ,記者クラブの解放を向いています。ここらへんからぼちぼち期待していきましょう。 ![]()
>幸いなことに官房以外の省庁は今のところ,記者クラブの解放を向いています。ここらへんからぼちぼち期待していきましょう。<
同感です。各大臣の動きは以下のとおりです。 原口氏が会見のオープン化を打診した頃から、総務省管轄である政治資金に関して、細かい政治資金記載ミスでの報道が激しくなりましたねえ。政治資金記載ミスなど、鳩山首相のような母親からの贈与税脱税との関与が疑われるようなことなら重大ですが、関係ない限り単なる修正でよく罰則もない程度のことなのですがねえ。いやあ、大手新聞やテレビはいやらしいですね。平野官房長官が首相をその質問から守りたいのは判りますが、逆にしっかり国民に説明して疑念を晴らす方針のほうが国民の支持を得られると思うのですがねえ。逃げ回っても泥沼になるだけなのにと思います^^; ![]()
岡田外務大臣 外務大臣会見、完全オープン実行
亀井金融大臣 記者クラブ会見と平行して一般記者 原口総務大臣 記者クラブに打診 小沢環境大臣 記者クラブにお願いに近い要望 ほかの大臣 様子見 平野官房長官 官邸広報部に今まで通りと指示 藤井財務大臣 まったく開放に言及せず、大臣記者会見でも楽しそうに会見^^、テレビメディアにも出まくり絶好調 ttp://www.j-cast.com/2009/10/02050914.html ![]()
まったく関係ないと思います。
責任の所在をあいまいにしたほうが大臣も楽なので、記者クラブのせいにしていますが、管轄の大臣が決断すれば記者会見の完全開放など当然できます。だって、国有財産ある省庁内で、大臣の記者会見をどのような形式にするかですから大臣が決められるに決まっております^^ 慣習を破るのがいやなら、その省庁内での会見でなく、晴れていれば、建物の外で会見すればよいだけですから(「省庁内の記者会見」は、その省庁の記者クラブが仕切るという慣習ですから)。 ![]()
>ということは,理念を実現する気がないということですね。
そうとは言えません。 民主党側でどれだけ準備ができているかです。 記者クラブを廃止すれば、当然、マスコミは田中康夫さんへやったのと同じことをやろうとするでしょう。既に、鳩山さんへマスコミから脅しが来ているようです。 それに対抗する措置が準備できていなければ、民主党にとっては危険だということです。 >幸いなことに官房以外の省庁は今のところ,記者クラブの解放を向いています。 おそらく、マスコミや国民がどんな反応をするかを様子見するのが目的だと思います。 ![]()
>これを見ると,岡田外務大臣はとても信頼できる人物のように思われます。次期総理の最有力候補として期待できそうです。<
そうですねえ^^ 自民党と違って首相を務まる人材が揃っているのが、民主党の強みですね。 ただ、岡田氏は清廉さは二重丸なのですが、柔軟さがないのが不安なところです^^; ![]()
【小沢公設秘書問題でも民主党は週刊誌メディアに救われた】
西松建設事件が明らかになった際、新聞、テレビなどの記者クラブメディアは、検察当局の情報にのみ拠って、小沢一郎とその公設秘書を「極悪犯」のごとく報じ続けた。 そうした流れが変わったのは他でもない、民主党が開放し続けた記者会見、そこに参加していたフリーや雑誌の記者たちの報道によってである。 一部の非記者クラブメディアのジャーナリストたちは、独自の取材と見解で、小沢よりもむしろ、検察当局の方にこそ疑義があるのはないか、とキャンペーンを張り続けたのだ。 とりわけ、「週刊朝日」を筆頭とする週刊誌メディアは、検察の恣意的な捜査を問題視し、批判を続けた。 その結果、小沢一郎への風当たりは確かに弱まったのである。 ttp://diamond.jp/series/uesugi/10094/?page=3
Runnnerさん,しっくいさん,いろいろありがとうございます。
上にも書いたように(上杉さんのおっしゃるように),大手メディアと雖も恐れずに進まずして官僚主導政治打破,国民主権政治の構築なんてできるはずがありませんね。 鳩山総理がこの問題を小さく捉えているとしたら残念ですが,まあ,様子を見ておきましょう。 |