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アルバイシンの丘
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随想や意見,俳句(もどき)

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ああ!ユダヤ人女性たち
 メディアの報道姿勢に対する視座の違いを二つの記事で表わしてきたのだが,広河さんのブログ記事「パレスチナに自由を!」-ユダヤ人女性(2009年01月17日)を見て,むしろこのことが報道されないことに,ものすごく違和感と不思議を感じた.



 広河さんは次のニュースを短く伝えている.

Jewish Women Occupy Israeli Consulate in Toronto
(ユダヤ人女性(複数)がトロントのイスラエル領事館を占拠)

 内容は8人のユダヤ人女性が,トロントのイスラエル領事館前でイスラエルのガザ殺戮に猛然と抗議している生映像である.彼女たちは布切れに書いたメッセージを手にしている.そこには次のように書かれていた.

 『PEOPLE of GAZA, YOU ARE NOT ALONE!』
  ガザの人々よ      あなたたちをひとりにはしない!

 大声で抗議の声を張り上げるユダヤ人女性たち.これを見てパピヨンはこみ上げてくるものがあったが,改めて思い知った.決してユダヤ人を一くくりにしてはいけないのだと.
 そして読者の方々はいうに及ばず,全世界の人たちもこのことを思い知るべきだ.「ユダヤ人を一くくりにしてはいけないと.
 このことはわが国において一般の報道がなされたのであろうか?パピヨンは広河さんの記事以外にまったく見たことがない.これを報道することはむしろユダヤ人のイメージを改善することになるだろう.それが報道されないとなると,むしろメディアは反イスラエル,反ユダヤの立場ではないだろうか?
 すると,イスラエルの蛮行をメディアは正当化しようとしている,というのとはむしろ逆のベクトルではないか.

 世界中の心あるユダヤ人たちは,イスラエル国家の千年に残る蛮行を深く恥じ入っている.きっとそうだ.トロントのユダヤ人女性の一人は熱く訴えていた.
『この蛮行を恥じ入っているユダヤ人はカナダにも米国にもイスラエルにもたくさんいる!』(4分30秒あたり)
 パピヨンは前の記事で,イスラエルの批判はしたが,決してユダヤ人の批判はしなかった.ユダヤ人だっていろいろなのだ.
 
 (以下心あるユダヤ人へ)あなたたちの何千年に亘る悲願であった独立国家が,このような千年に残る非道を犯すことに耐えられないだろう.大丈夫,すべてのユダヤ人が悪いとはしない.少なくともパピヨンはあなたたちの証人になろう.

 何千年にも亘るすさまじい反ユダヤ主義に耐えてきた人々よ,パピヨンは今,二つの本を読んでいる.

  「ユダヤ人」 サルトル著,安堂信也訳,岩波新書
  「ユダヤ人はなぜ迫害されたか」 デニスブレガー,ジョゼフテルシュキン共著,松宮克昌訳,ミルトス【注】

 時間が取れずになかなか進まないが,いつかは「ユダヤ人とは何か」ということを深く理解できるようになりたい.
 それを以って,あのキチガイじみた反ユダヤ主義を粉砕したい.おそらくイスラエルのこの蛮行は宗教的な悪影響ではないと信じているから.
 おそらく反ユダヤ主義に対する過剰な反応だと思うから.ハマスの攻撃がイスラエルの挑発に対するやむをえない反応だというのが本当なら,あなたたちの反ユダヤ主義に対する過剰な反応もやむをえないことになってしまう.
 そういう反応のぶつけ合いであっては千年どころか万年経っても「死に合い」は続くから,あなたたちの過剰な反応を止め,反ユダヤ主義を止める必要がある.そのために「ユダヤ人とは何か」を勉強したいのだ.

 (一般読者の方々へ)ユダヤ人に対するパピヨンのこの態度には不快感を感じる方も多いことだろう.「ユダヤ人とは何か」の記事を待っていてほしい.(いつになるかわからんのがつらいが(^o^)/)

【注】 この本は五年ほど昔,古本屋で手に入れたもので,今度のことでやっと引っ張り出した.古本への投資額としてはだいぶ高い1200円をはたいている.著者はユダヤ人で反共産主義者のようであるが,記述姿勢は客観的で公正,かつ冷静である.これはユダヤ人からみた歴史,サルトルは非ユダヤ人からの見方で,だいぶ異なる点があるのが興味深い.そのうち,記事にして紹介したい.ちなみに,サルトルの古本は200円であった.
by papillon9999 | 2009-01-24 10:31 | Comments(5)
Commented by suyap at 2009-01-24 15:23
お久しぶりです。
イスラエル国内のこういう動きこそ、もっと報道されるべきですね。

>反ユダヤ主義に対する過剰な反応
ちょっと違うような気がします。どの世界にも乗せられやすい人がいますから(日本にもね)。彼らを乗せている大元をこそ、見極める必要があるかと。

あと今回も2年前のレバノン・ヒズボラ攻撃も、イスラエル穏健派政権によって行われた-という事実も、もっと注目されるべきだと思ってます。
Commented by papillon9999 at 2009-01-24 17:02
suyapさん,いらっしゃいませ.お久しぶり.
イスラエルの異常な行動がなんに由来するのか見極めるのは大変大事ですね.いろいろな見方を勉強しようと思います.
ラビン首相暗殺がくれぐれも惜しまれます.和平気分になることを避けたいのはイスラエル側,アラブ側,双方にいるのではないでしょうか.理由はいろいろと思いますが.
とにかく私自身,にわか勉強をあわててやっています(^o^)/
Commented by papillon9999 at 2009-01-24 17:13
「ユダヤ人はなぜ迫害されたか」の本ですが,14章あるうちの5章に入った所です.4章の終わりから5章にかけて,著者たちの立ち位置が鮮明になってきました.彼らは『汎米主義』,『アメリカ讃美主義』の姿勢です.
発行は1999年で911事件前だし,未だ現在の悲惨な未来を毛ほども感じることは不可能だった時代なので無理もないかな.今どう思っているのか聞きたいものです.
それから5章ではマルクスなどの「非ユダヤ的ユダヤ人」について書いています.
こういう立場のユダヤ人がどのように考えるのか興味深いのでこのまま読み進めてみます.
Commented by さつき at 2009-01-27 00:26 x
はじめまして、さつきと申します。
たんぽぽさんのブログコメント欄ですれちがっていますね。
こちらのエントリーの主旨に賛同します。
私も柄にもなく、関連エントリーをあげましたが、トラックバックは送らない主義ですので、まずは御挨拶まで。
Commented by papillon9999 at 2009-01-27 00:47
さつきさん,いらっしゃいませ.ご賛同戴いた事とあわせて大変嬉しく存じます.
タンポポさんの所ではいつも見事な論理に感心しています.立花隆先生のトンデモを暴いてくださったのは大ホームランの評価を差し上げたいです.(ニューエイジは別の方だったかな?あれも大ホームラン!)
私も自分からはTBを送らないことにしていますので,これからもこういう関係でよろしくお願いします.
御記事を拝見しました.まことにおっしゃる通りと思います.常に基本線を見失わないようにしなければ,と改めて気を引き締めるしだいです.