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アルバイシンの丘
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続・メディアとイスラエルは共犯か?
 前回の記事メディアとイスラエルは共犯か?で,いくつか抗議を受けた.その記事は,メディアの報道姿勢に対する広河さんの批判に対し,そのようには感じられないという異議を書いたものである.



 パピヨンは「イスラエルとメディアは共犯か?」というタイトルで,この異議を表現したのだが,広河さんの記事をよく読むと必ずしもこのような趣旨の批判ではなかったようだ.広河さんの批判の主要な論点は,メディアの次のような姿勢,
『イスラエルの非道な殺戮はハマスのロケット弾攻撃が誘発している,という論調で報道すること』
である.「メディアとイスラエルの共犯」というメディア批判はもうお一人の松元さんの主張であった.このお二人の記事が同時に紹介されていたためにお二人の区別なく,
『メディアの報道姿勢はイスラエル寄りではない』
という異議を書いたのだった.この意味ではパピヨンの異議は広河さんに対してはややずれているようだ.この点に関しては注記を追加してお詫びしたい.
 念のために書いておくが,メディアの報道姿勢はイスラエル寄りではない,という点に関してはなんら訂正する必要は感じていない.朝日新聞が嫌いで,取るのを1年も前からやめたパピヨンが,朝日新聞を擁護するのは珍しいことだが,1月6日と8日の関連記事をすべて読んだ限りではなかなか良くまとめてあったと思う.
 そこに流れていた精神はハマス批判,ファタハへのシンパシーであると思う.そしてイスラエルとの共存志向であった.これにはほとんど違和感はなかった.

 これに関しては以上で終わることにして,改めて広河さんの批判の論点
『イスラエルの非道な殺戮はハマスのロケット弾攻撃が誘発している,という論調で報道すること』
を考えてみたい.朝日のくだんの記事でも,ハマスのロケット攻撃が反撃の口実を与えている,という論調は確かにあった(と思う).しかし,これは一面の事実である.パピヨンは,無駄なロケット弾攻撃は,イスラエルに向けたものであるが,実はそれはパレスチナの子供たちに襲い掛かるブーメランとしか思えないのだ.従って,朝日の署名入り記事の論調はほとんど違和感がなかったのである.

 戴いたコメントでの抗議に,「広河さんを批判するのは他の著作を読んでからにすべきだ」という趣旨のものがあった.しかし,パピヨンはそうは思わない.パピヨンが異議を唱えたのは,あくまでメディアの報道姿勢への批判(メディアとガザ報道)に対するものであって,それは他の著作には関係がないからだ.
 今回わかったことは広河さんがハマスをえこひいき(意地悪な表現と見られるのは本意ではない)することだが,それに対して批判したくなったときには著作を読ませていただく.これに関しての広河さん自身への批判はそれまで遠慮しなければならないと思っている.(長年携わっておられることに心から敬意を表したいからである).

 ただし,ハマスをパピヨンが批判するからといって,イスラエルの千年に残る非道な殺戮の罪を割り引くつもりは一切ないことを強調しておきたい.

 最後に2点,余計なことと思うが書いておく.まず,イスラエル問題(あえて中東問題ではなくイスラエル問題と呼ぼう)はオバマ大統領の試金石となる.真に偉大な大統領になれるかどうかの試金石.
 もう一つは,イスラエルによる千年の非道はきくちゆみらの平和販売業者たちにとってこの上ないおいしい商売の機会である.いろいろと煽りを企てることだろう.反戦・護憲派は特に自分を見失わないようにネ,老婆心いや老爺心.
by papillon9999 | 2009-01-22 23:42 | Comments(0)