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『辺野古の闘い』のビデオを見た
2006年 10月 17日
しばらく前に街角でビラをもらい,『辺野古の闘い』のビデオ上映会があることを知り,先日それを見てきた.実は恥ずかしいことに,この大変重要な闘いのことは新聞ぐらいでしか知らず,詳細がどのようになっているのかさっぱり掴んでいなかった.
でも改めて『辺野古』でヤフー検索を掛けてみるとたくさんのサイトや報告集があるではないか.これでは言い訳はできない.せっかくdr.stoneflyさんが必死で訴えていたにも拘わらず,完璧にサボっていたことは明白である.これから罪滅ぼしにできる応援をやって行きたい. (といっても何ができるか・・・情けないが・・・少なくとも情報をより多くの人に伝えることをやろうと思う.ヤフーでたくさん検索に引っかかる,といっても,『辺野古』と打たない限りわからないから.少なくとも私自身がそうだったから.あんな闘争をやっているとは・・・まるであの三里塚闘争だった・・・ほんとに知らなかった・・・恥ずかしい・・・ただし,辺野古の闘いの名誉のために強調しておかねばならない.それは三里塚とは違い,完全に非暴力が貫かれている,ということだ) まず,私の理解を確認する意味で,経緯を簡単にまとめておきたい.もし誤解や間違い等があればご指摘ください. 1.発端 嘉手納基地返還の代替措置として,辺野古沖(辺野古には現在,米軍基地キャンプシュワブがある)に大型ヘリポート建設案が示された. (後でわかったことだが,この辺野古には1966年当時から建設計画が存在していた.後述) 2.住民投票とその後 97年の名護市の住民投票で,辺野古建設案が反対多数で否決された.それにも拘らず,その後の知事選で勝利した稲嶺知事は,条件付で賛成を表明.また,名護市長選で反対派が敗れ,せっかくの住民投票結果が活かされなくなった. 3.非暴力の実力闘争開始 防衛施設局が基地建設のためボーリング調査等を始めようとしたことから,現地では実力反対闘争が勃発した.特筆すべきは完全なる非暴力を貫いての実力抵抗であること.この現地での反対闘争に対し,本土各地から多くの支援者が駆けつけた.この支援者は若者が非常に多かった. 私が見たビデオは,この頃の記録なんだろうと思う. 4.一応の勝利 反対運動は効果を挙げ,一旦は海中に櫓を建てられたものの,結局,建設続行を断念させた,この間,沖縄中の漁師達の支援や海上・海中での反対運動,平良夏芽氏の逮捕などがあった.これらの奮闘のおかげで,とにかく最初の案を撤回させた. 5.新計画案 最初の案こそ撤回したものの,反対理由の一つ,ジュゴンの海を壊滅させる,ということに配慮した形で,海岸地域に場所を変更した.さらに騒音にも配慮してV字型の二本の滑走路(従前は1本なので実は焼け太りなんだが)に変更した. 6.新たな闘い 現在は新たな闘いのステージに入っているという.今度は陸上の工事なので,これを止めるのは基地ゲート前での阻止行動しかない,キャンプシュワブには貴重な縄文遺跡が眠っているそうなので,今度は教育委員会なども関係してくるらしい. 次に,新計画案にも反対しなければいけない理由について私なりにまとめておく. 1.何と言っても米軍基地の負担をいつまでも沖縄に押し付けること. 2.何と言っても日本に存在する基地から,大量殺人のための軍事行動が発進していくこと. 3.ジュゴンの海は新計画案でもまだ危険であること. 4.66年当時の計画案とこの新計画案はほとんど似ており,最初からの計画実行にほかならないこと.(これだけでは反対理由としては弱いと思うが,基地機能強化につながるのであろうか?) 5.陸上を飛ばないで済むよう(騒音軽減のため),二本の滑走路を工夫しているが,これは基地機能強化につながること. 6.新基地は大浦湾に面し,そこを利用しやすくなること.大浦湾は深い湾で,原子力潜水艦が秘密裏に接岸できる.(これは自信がない) 7.その他,まだまだあることだろうが・・・ 以上はこれまで詳細を勉強しなかった私の勉強記録である.今回はこれだけしか書くことがない,ただし,この反対闘争を見て,つくづく思ったことがある.それは 『現地抵抗が非常に有効である』 しかも非暴力に貫かれたものがである.(尤も,暴力的な運動であれは支援は広がらないし,あっという間に鎮圧される.) なんといっても,現地での抵抗がなかったら,あっさりと海上基地はできていたはずだ.今頃はジュゴンの海も壊滅していることだろう.それを現実に防いだという事実.これは実に重い重みがある. ただ,最初の建設案には小泉さんはあまり乗り気でなかった,という面があるようだ.だから機動隊の激しい排除出動は少なかったのではないか.そのため,防衛施設局が孤軍奮闘しなければならなかった.(ようだ) もしそういうことなら(現地抵抗が有効なら),もう一つ付け加えることがある.それは 『青春の頃,全共闘シンパだったおじさんたちよ,辺野古に集まろう!』 辺野古の現地に止めに行こう!そういう行動を現実に起こそう!昔の挫折感をもう一度思い出そう!40年近くを経たけど,青春に戻ろう!あの頃抱いた正義への希求をもう一度思い起こそう! 全国から集まろう,辺野古へ!体を張って抵抗しよう!ただし,完全非暴力で!会社を辞めたらもう怖いものはないではないか!若い者にだけ任せておいていいのか! だけど・・・年金生活者となるにはまだまだしばらくの時間がある・・・そうなってからならやるぞ・・・団塊の世代が年金生活者になったら・・・世の中が変わるぞ・・・怖れるものがないんだから・・・もうしばらく待って・・・
by papillon9999
| 2006-10-17 20:56
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Comments(4)
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dr.stonefly
at 2006-10-18 01:49
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こんばんは、 TB、コメントありがとうございます。
実はワタシもさほど詳しいわけではなく、恥ずかしながら今勉強中です。とりあえず知ったことから順番にアップしていきたいと思ってます。 「全共闘シンパ……」という呼びかけは、なんとも感動します。実は個人的には市民運動をしていた頃、その世代の方に対し、何故運動の継続ができないのだろう、と「ブーたれて」いたことがありました(今は継続ができてない一人なのですが……)。 ただ、平良の言葉では長い闘いになるだけに、現地入りするのは「ここ一番に集中して欲しい」とのことでした。さらに今、ワタシたちにできることは、最新情報がはやく伝わるネットワークをつくること、沖縄知事選に関心をもって沖縄に知り合いがいる方は選挙運動してほしいということ、沖縄の問題としてでなく日本の問題としてそれぞれの地で声をあげて欲しいとのことでした。その上で「ここ一番では現地入り」して共闘(もちろん非暴力)して欲しいと言ってました。
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布引洋
at 2006-10-18 13:48
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昔の石川県の内灘闘争では五木博之が小説に仕上げていますね。
成田闘争では誰も名作は書いていません、名作になるような素材では無かったのでしょう。? 美しい辺野古のさんご礁と滅びつつあるジュゴンと軍事基地では文学的な名作を期待したい。 ノーベル賞作家の大江健三郎さんあたりが書いてくれれば世界的にも問題になるかもしれない。
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papillon9999 at 2006-10-18 19:04
dr.stoneflyさま コメントありがとうございます.
>平良の言葉では長い闘いになるだけに、現地入りするのは「ここ一番に集中して欲しい」とのことでした。 この言葉,ものすごく重要ですね.平良氏は反対運動と言うものをよっくご存知のようです.『今何が必要か』ということがすばやく伝わるネットワークも大事ですね. なんといっても沖縄知事選,糸数氏に一本化できたことは何よりです.絶対勝たねばなりません. 全共闘世代としてずっと引け目を感じてきました.だけど35年前の借りを返す機会が訪れようとしています.みんな徐々に『青春モード』に切り替えてくれたらいいのですが・・・
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papillon9999 at 2006-10-18 19:08
布引洋さま 内灘のことは遠い遠い記憶として名前だけ残っています.ウィキペディアで見たら,映画のことが書いてありました.和泉雅子さんです.この原作が五木寛之なんですね.
うーん,美しい辺野古を舞台にしたら素晴らしい作品が生まれそうですね.それにしても作家など『文化人』の辺野古へのかかわりはあまり聞きませんね.私が知らないだけかなぁ? |