アルバイシンの丘
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随想や意見,俳句(もどき)

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同胞と異邦人
 中国・瀋陽であった亡命事件は2002年5月のことであった.その頃に認めた(したためた)未発表の一文があるので,意見発表の第1号にそれを抜擢しよう.
 当時は小泉改革のどこに胡散臭さを感じていたのだろう.誕生後約1年を経過していた時点である.文を見ると,すでに有事法案が出され,メディア規制法案が取り沙汰されていた頃のようだ.



========== 同胞と異邦人 ==2002年6月頃?=========
 その事件の際に生じた筆者の周囲の反応はさまざまで,大変興味深かった.一番多かったのがやはり主権侵害に憤る反応.放映直後は強い反応だったが,日本領事館のあきれた対応が明らかになるにつれ,そのトーンは微妙に変化した.(領事館の同胞への失望など).次に亡命者たちの処遇を心配する反応.希望がかなえられて皆ホッとしたものだ.数は少ないが,日中両国政府の発表を冷静に見守る人もいた.
 一方,領事館員とは対照的な同胞を先頃の国際捕鯨委員会で発見した.日本代表が理不尽な反捕鯨国に対して論理を尽してわたりあっていたのだ.あの毅然とした態度に感動を覚えたのは筆者だけだろうか.外務省にぜひ欲しいものだ.(ニュース映像のみの印象であることをお断りしておく).
 ところで,亡命事件の際,”同胞の言うことと外国の言うことのどちらを信じるのか”,と小泉総理が報道陣に迫ったことをみんな憶えているだろうか.この件も筆者の興味を引いた.同胞を信じる,と言えない処に我々一般国民の悲劇があると思うのだが,それに気づいていない人が改革を叫んでいる.だから実はこの改革は喜劇なのだ.
 想えば,古今東西,同胞が同胞を苦しめる,ということはごくありふれたことなのだ.いや,むしろ権力を持った同胞に苦しめられることの方が実際ははるかに多いのではないか.戦前の軍部がまさにその典型であることは言うまでもない.確かに,今回の亡命も“将軍様“と呼ばれる同胞から逃げるためであり,それを助けたのは他国民,異邦人ではないか.
 そこで思うのが,改憲論者たちによる「外国が攻めてきたらどうする!」という反論不能な詰問である.護憲論者たちはこの反論不能な詰問にただ口をもごもごさせるしかない.しかし,恐れることはない.こう反問しよう.「権力を持った同胞が狂ったらどうする!」と.だって,外国の脅威ばかり指摘するのは片手落ちというもの.狂った同胞が独占した暴力装置ほど怖いものはないのだ.苦しめられるのは外国からであろうと同胞からであろうとどちらもいやだ.しかも一体,どちらが確率は高いのだろう.軍隊は決して国民を守るためにあるのではない.この反論不能な詰問と一緒に,「備えあれば憂いなし」というまことに単細胞な理屈をひっさげて有事法案は登場した.
 そして一見,関係がなさそうなメディア規制法案.実は見事に有事法案とリンクしている.権力を持った同胞が狂って恐怖の存在となり,同胞や異邦の民を苦しめる,そういう状況は一朝一夕に出現するわけではない.長い時間をかけて少しずつ,がん細胞のように静かに増殖していくのだ.最初に法案を作った人さえとても考え及ばない所にも転移していく.いざ切除しようとしても,メスもいつしか取り上げられていることに気づくだろう.だがその時はもう遅い.手の施しようもなく,おろかな歴史の再現となる.メディア規制法案はがんの増殖を助け,メスをこっそり取り上げる役目をいつの日か果たすことになるだろう.
 外国や同胞の狂った権力者,その脅威は芽のうちに摘み取らねばならない.しかし,具体的にはどうすればいいのだろうか.それを筆者一人で解決できるはずもない.その鍵は,同胞か異邦人かではなく,ただ”お互いに人間である”ということに見出すほかはないような気がする.それでここではせめてこう言っておこう.
   「恐怖の同胞より優しい異邦人(地球人)」
もちろん
   「恐怖の異邦人より優しい同胞」
========================
 以上が当時書いた一文である.今でも考えが変わる所はない.民衆同士,いがみ合ってはいけないのだ.何があっても.憲法九条の精神を全世界に広げるのも,こんな所から始めていかなければならないのではないだろうか.(追記:”お互いに(良き知性を持った)人間である”ということだけですべてがうまくいく,というような楽観は無論できない.しかし,少なくとも出発点にそれが必要であろうと信ずる.)
 ところで,「外国が攻めてきたらどうする!」という詰問を粉砕する反問があと一つある.それを別稿にて近々紹介しよう.
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by papillon9999 | 2006-01-11 12:58 | 済み | Trackback(1) | Comments(1)
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Tracked from アルバイシンの丘 at 2012-11-01 17:54
タイトル : 尖閣と憲法とシンタロさん(1)
 少し前のことになるが,以下のネット記事を取っておいた。いずれ我が記事の題材にするためである。 石原慎太郎都知事 独占インタビュー  尖閣侵犯再び!「日本は戦争の覚悟を示せ」  あまり大きな話題(批判)にはならなかったが,パピヨンはこれを見て,日本国憲法のことを久しぶりに考えたのである。 折しも,シンタロさんは都知事を投げ出して,国政へ復帰するという。  石原都知事が辞任表明、新党結成し国政に復帰へ  都知事の時は五輪誘致事業で堂々と都民の税金を浪費するだけで良かったが,国政となるとやはり...... more
Commented by きんげいと at 2006-01-11 16:51 x
>>軍隊は決して国民を守るためにあるのではない.
この決めつけは何なのでしょうか? ここを突かれたらあなたの論旨そのものが崩壊するとは思わないですか?
グラウゼビッツやマキャベリはお嫌いでしょうが(どちらも国家主義者なおで)、読まれた方が良いのでは無いかと愚考する次第です。

国があって民があるのか。民があって国があるのか。
昨今の勝ち組負け組への、賛辞と非難はこれと同じ鶏卵論争で非常に下らないことだと思われます。結局、先の国家国民論争も同じです。

人はひとりで生きていけるのか。生きていけないのか。単にこれに尽きる筈なのです。

ひとりで生きていけるのであれば、国家は不要ですし、勝ち組負け組は支持されるべきです。
ひとりで生きていけないのであれば、国家は必要ですし、勝ち組負け組はあるべきではありません。

いいとこ取りのユートピア主張はは、まず個人主義か、共同体主義か、その足場にサーチライトを照らして、表明することから始めていただきたい(右も左も、ダブスタも大概にしろ、と言いたいのですよ)。
右左、どちらの主義主張、ブロガーに共通して言えることであります。
まず、これに答えよ!