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ますぞえ現象の本質:庶民の賤しくも哀しいタカリ
2016年 06月 12日
マスゾエ問題では巨悪事【注1】が出てこない。この点がイノセ問題と異なるところだ。それでだろう,本人はセコイという恥ずかしい悪罵にも堪えて,続投を目論んでいるが,巨悪事で追及されることはないという安心感が現れているのかもしれない。(ただし,都知事選時から『政党助成金を個人的な返済に充てたという疑惑』が赤旗によって報じられていた。これもここでは巨悪に含めないでおくからね,マスゾエさん!)
だけどそれもまあ,無理だろう。いくら自民党が先延ばしを計ろうと,自ら墓穴を広げてしまっている。御用弁護士を使ったことはプラスマイナスでマイナスの方がはるかに大きい。 この記事では,このマスゾエ現象の本質とは何か,考えてみた。もちろん,公私混同という破廉恥な行動であるが,さらにそれを突き詰めると,結局は庶民の賤しくも哀しいタカリ根性というものに行き着いたのだった。 (久っしぶりの記事アップなのに,この記事は超駄作です。申し訳ないです。⇒読者の皆様へ) マスゾエさんは庶民出身の秀才(というのは本当かね?)ということらしい。それだけに,自分の頭だけで地位と名誉とを築き上げたという強烈な自負があるだろう。そしてもう一つ,『お金』というものがある。このお金も我々貧乏庶民からすると垂涎するだけのものはお持ちだろうが,これだけはいくらあってもキリがないようだ。地位と名誉があるうちに,できる限り稼いでおこうといういじましい気分に囚われたとしても不思議ではない。地位と名誉を最大限利用しようとしたその結果が,涙ぐましいほどのちまちまとした公私混同であったのだ。 無論,ファーストクラスやスウィートルームの大名旅行は,直接自分の財布が膨らむわけではないが,自己の資金以外で可能なうちに,ちゃっかりと体験しておこうというささやかなタカリ根性があったのは確かだろう。 この記事の趣旨は3点ある。一つは都知事のような権力の座に座る人間と庶民との相性の問題である。そこで,権力の座に座る人間のパターンとして2通り考えてみた。庶民と庶民の反対の2通りである。 『庶民の反対』とは何かがまず問題だが,それが主題ではないのでここでは大ざっぱに,『上流の大金持ちの生まれ』としておく。逆に庶民とは『中流以下の金持ちでない生まれ』としよう。 すると,都知事の座に着く人間のパターンで,次のような分類ができる。 出自 理想主義的 現実主義的 (私腹金には野心無し) (私腹金への野心有) 上流の大金持ちの生まれ A B 中流以下で,裕福でない生まれ C D このように分類できるとしたら,それぞれどういう人物が当てはまるだろうか,と考えてみたのである。勝手な想像で書いて申し訳ないが,名前を書かれた方々は公人としての犠牲として笑って許して戴きたい。ということで, A:鳩山由紀夫さん,細川護煕さん B:イシハラさん(出自は知らんが,イメージ的に。ウィキを見ると,それほどでもなさそう。ひょっとしたらDがふさわしいのかも) C:多くの無名の庶民 D:マスゾエさん, イノセさん(出自は知らんが,イメージ的に),多くの無名の庶民 つまり,Cの場所にも数多くの立派な庶民がいただろうし,Dの場所にもそれに劣らぬ数の庶民がいたであろう。要するに言いたいことは,出自が大金持ちか貧乏人かに関係なく,それぞれの場所にどちらの出身者もいるということである。 現実に,自分たちの身の回りを見ても,この種の賤しくも哀しいタカリ根性が旺盛な人間もいればそうでない人間もいる,ことに気が付くだろう。何か機会があれば会社(会社員)や役所(公務員)の金にタカろうとする自分がいたりする。 マスゾエ現象はそのはるかかなたの現象ではあるが,それも身の回りの庶民のタカリ根性の延長線上にあるのだと感じるのである。 二番目に行こう。上のように書くと,いかにもマスゾエさんが根は悪い人物ではないと擁護しているように思えるかもしれない。しかしそうではない。今現在,巨悪事に手を染めてないからと言って,これからもずっとそうだとは言えない。人種が違うわけではないのだから。 つまり,これから長く権力の座に座り続けると,そのような誘惑の機会が多くなる。マスゾエさんも恐らくその誘惑には勝てないはずだ。そういう素質に恵まれていそうだし。だからむしろ,そのような誘惑に遭遇する前に,このような公私混同で尻尾を掴まれたのは,マスゾエさんにとってむしろ幸いだったかもしれない。監獄行きが未然に防がれたのだから。 こう書くと公私混同を不当に矮小化しているようであるが,これまたそうではない。もちろん,今回の公私混同事件は即刻辞任に値する。 三番目はマスゾエさんの公私混同は,これまでとはイメージの違う,実に不思議な行為であることだ。この人は本質的に女性蔑視男である。そういう男が,正月の木更津のホテル宿泊など,家族のために危ない橋を渡っているのだから,それも,子供はともかくとして奥さんも一緒なのだから,それがこれまでのイメージと合わないのである。 都知事選の時を思い出そう。巣鴨の老人たちとにこやかに握手して回るマスゾエさんは,その前年のテレビで「ジジ・ババたちはお金持ってんだよ。ああいうとこから金をふんだくらねば(消費税として:筆者注)」と言ってのけたのだ。(http://www.youtube.com/watch?v=VPxGLFEdY5Aをみよ。ああマスゾエさん!恥には慣れてんだ!) このように,本質的に庶民をバカにしているマスゾエさんが,女性も大事にするはずがない。こりゃ一体どういうわけなんだろう? ・・・・と思っていたら,こういう事実にぶち当たった。それは今の奥さんは創価学会の幹部らしいのである。ひょっとしたらこれが謎の解答なのか???(https://www.youtube.com/watch?v=mMzghtdludU) あの時堂々とダブルスコアで快勝したマスゾエさん。問われるべきは投票した有権者たちのレベルの低さである。 パピヨンの以前の記事も読んでくださいね。 舛添さんは巣鴨でおばあさんに大もて? 次は枡添さんよ 2007年 09月 10日 【注1】 ここに巨悪事とは,職務権限を使った買収劇などを指す。イノセ前知事の場合は徳洲会からの5千万円献金事件があった。5千万円とは金額的にさほど大きくはないのだろうが,この記事でのカテゴリー分類上は巨悪事に入る。
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| 2016-06-12 00:01
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