アルバイシンの丘
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テロとの戦いとは何か-『正義の』テロリスト対『邪悪な』テロリスト-
 安倍首相のイキガリ方を見ていると,”邪悪なテロリスト”を殲滅しようと雄々しく戦う”正義のヒーロー”と自らを見立てているように思えてならない。その精神構造が少年のように純粋で単純なだけに,ぞっとするような怖さがある。少年なら



これからいっぱい本を読んで視野を広げる勉強をすれば,後藤健二さんのようになれる可能性もあるが,何と言ってもすでに一国の首相なんだからね。しかも嬉しいことにパピヨンと同じ国の。涙が出る。

 しかし何度も繰り返しになるが,”正義のヒーローたち”とやらの所業も”邪悪なテロリストたち”の所業と何ら変わることがないのである。米国の空爆は,2・3人のタリバンが逃げ込んだ集落をその2・3人の”邪悪なテロリスト”を殲滅するためと称して,そこの住民たちもろとも吹き飛ばしてしまうのである。これが IS国の野蛮行為とどこが違うというのだ。
 これをどうしても”正義”と言いたいのならば,言ってあげよう,

 ”いいだろう。じゃあ,あんたたちは正義のテロリストだ!”

 そう,形容矛盾もなんのその,『正義のテロリスト』と呼んであげよう

 『正義のテロリストたち』による『正義のテロ』は他にもわんさとある。そのほんのわずかな例を『テロとの戦い』から遠ざかるべ き理由(後藤健二さんを悼む) 2015年 02月 01日にも書いた。
 その中では,”テロ”のような残忍な暴力行為には見えない,『理不尽な非道』というものも同列に批判しなければならないことも訴えた。これらはソフトなテロ(相当行為)という言語で概念化することが必要なはずである。

 IS国テロとの戦いを『北風と太陽』の喩えで説明してあるのに時々遭遇する。私は非常に的を射た喩えだと思う。
 北風の大本は西欧型価値一元化世界であり,軍産複合体,金融資本主義,を守るための強兵主義。マントをはがされることはその奴隷となることだ。わずか1%の者が富を独占するという狂気の仕組みがもたらすもの,それが北風が運んで来る極寒の空気である。その極寒の空気を全く別世界のものとして,ぬくぬくとした居場所を作るための狂った仕組み。その場所に居ることができるのは1%の新貴族を自認する者たち。そして部屋の壁を通してこぼれ来るわずかな暖気を感じることが許された従僕たち。

 ではどうすればいいのだ!そう,もう今となってはすぐには間に合わない。どうしようもない。最低限できることだけをやるしかない。それは,テロとの戦いから遠ざかり,武器を売って儲けようなんて賤しいというも愚かな行為と無縁でいること。それを逆に推進しようとする安倍首相には即刻退陣をお願いすること。日本人にできることはそれだけである。本当は日本国憲法を以って”太陽”となれるはずなんだが,真の知性と人格と度胸のある人物が指導層にいない今の我が国では不可能である。

 ほとんどの政権が,政権を握ったとたんに独裁と圧政を始める。それに対する抵抗勢力が勃興する。正義のテロリスト側は自分に有利な方に武器を供給し,権力維持・奪取を図る。すべてこの構図で今の泥沼の状況が出来上がったのだ。前世紀以前からの植民地主義,帝国主義の後遺症を治す為に,新たな論理でさらに火に油を注ぐ行為を行っているのだ。
 我が国は日本国憲法のおかげでその流れに乗り損なった。正義のテロリストに今のままではなれないのだ(国内向けのソフトなテロは粛々と行っているが)。安倍首相の焦りは相当なものであるはずだ。

 とてもきわどい今の我が国の状況において,頼りになる人物を挙げておこう。テロ非難決議を棄権した山本太郎を記しておく。やはり相当な(素晴らしいという意味で)政治センスの持ち主である。その他,古賀茂明や古館の番組もよくがんばった。その他,すべての名前を記すことはできないけれども,それぞれ頑張った人たちも少なからずいた。
 そして改めて確認できたこと,いざという時に全く恃むに値しないのが,あの日本共産党さま,ということだ。(妄信者の皆さん,ごめんね。わざわざ書くこともなかろうけど,書いてしまった・・・根拠はあの志位さんさ・・・)

テロとの戦いとは何か-イスラム国現象はオウム事件と同じ- 2015年 02月 28日
世が世であれば安倍は逆臣! 2015年 02月 24日

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by papillon9999 | 2015-03-10 08:27 | Trackback(1) | Comments(0)
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Tracked from アルバイシンの丘 at 2015-03-19 21:16
タイトル : テロとの戦いとは何か-イスラム国現象はオウム事件と同じ-
 慶応大学の金子勝教授が,テロ集団イスラム国(Islamic State,以下IS国と略記する)とそれに対抗する西欧主導有志テロ国家連合との戦いを,『新たな世界戦争』と表現した。新自由主義に抵抗する金子教授の言だから尊重したいが,... more