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随想や意見,俳句(もどき)

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エボラの脅威に便乗するな,BSL4施設の稼働(1)
 エボラ出血熱の脅威がこれほど大きくなるとは予想外だった。一市民としては早く全体が終息してくれることを祈るしかないが,本シリーズではこのエボラウィルスの脅威に便乗した,或る危険な論調とバイオハザードについて考える。




 このエボラ騒ぎの初めのころは,衛生事情や思想が全くできていない西アフリカの国々だから封じ込めができなかったのだ,それらがちゃんと整備されている先進国ではほとんど心配することはない,という趣旨のことが言われていたと思う。ところが,ついにその最先端の国,米国で複数の感染例が生じてしまったのである。
 その不幸な発症者たちはいずれも西アフリカで実際に治療にあたった医療関係者たちである。驚くべきことに,自ら感染に気が付かず,潜伏期間中に第三者と交錯する機会があったという。テキサスの例は看護系,ニューヨークの例は国境なき医師団に参加して直接治療にあたった医師だそうであるが,どうして万一のことを考えて潜伏期間中だけでも自らを隔離しておかなかったのだろうか?
 これは責めているのではなく,結局は人為的ミスの一つに数えるべきであろうということを言いたいのだ。つまり,最前線で治療にあたった医師といえども,いつどこでそのような感染機会があったのか自覚していない,そのような(感染という)ミスを犯してしまうという実例として記憶しておかねばならないのである。あとでこの理屈を用いることになる。
(この記事執筆中に,朗報がインターネットに載った。【注1】,【注2】を見てください。これが本当なら我々市民にとっては素晴らしいことであるが,さてどうなるだろうか。)

 さて,或る危険な論調とは,以下のような雰囲気のことである。
『日本には高度に危険な病原体の実験ができるBSL4施設がない!早く作らねば!』
という論調である。これは10月24日の夕方7時のNHKニュースでも安田?某なる長崎大の教授が言っていたし,あの報道ステーションでも恵村解説員が言っていたし,新聞の社説ではあちこちの新聞にその論調を見ることができる。それから,まだエボラの脅威が大きくなる前のこと(だから便乗とは言えない)であるが学術会議がBSL4施設の稼働が必要との提言をまとめている。それによると,その必要性は主に3つの理由によると『提言』は言う。(『提言』2.BSL4施設の現状と必要性より)

 1.国内でBSL4病原体による感染症が発生した場合の診断のために必要
 2.BSL4病原体とそれによる感染症の基礎研究,および診断法やワクチン,治療薬開発などの応用研究のために必要
 3.BSL4病原体を扱うことのできる感染症研究者,およびBSL4施設の運営・管理や緊急時対応のための人材育成のために必要

 ではこれらの理由を一つずつ吟味して行こう。まず1番目の理由。この理屈については一般市民はコロリと騙されるだろう。だって知らない者にとっては『ああ,そうなんだ』と思うしかないからだ。しかし,少し勉強してみると,実は1番目の理由は真っ赤な嘘に近いことがわかる。すなわち,或る疑わしい症例が出たとして,それがエボラ出血熱なのかどうなのか,別にBSL4施設がなくても診断は可能なのである。以下を見てほしい。

    エボラ出血熱診断マニュアル国立感染症研究所ホームページより)

いずれにしても,病名が未知の段階ではウィルスの種類も未知であり,その段階で患者と接しなくてはならない。その段階ではBSL3も4も,そもそも原理的に関係ないのである。その際の装備だけは(たとえば服装やマスクなど)はBSL4相当を準備しておけばよいのだ。そして速やかにウィルスを不活化し(これ以降はBSL3以下で取扱い可能),検体を上記国立感染症に送ればよいのである。結果は1日程度で出るという。

 ただし,彼らも無知な市民の前では反論するだろう。活きたウィルでなければ確定診断できないと。だがこれにも惑わされる必要はない。その『確定診断』そのものが不要だからだ。だから,上で紹介した安田某氏はそのニュースの中で,次のように言うしかなかった。

 『BSL4施設があれば,いろんな薬品?(だったかうろ覚え)が効くかどうかいろいろ試すことができます』

 考えても見よ。今目の前に疑わしい症例の患者がいる時に,そこからウィルスを採取して,あれこれ何が効くか薬品を試してみるか?間に合うものか!驚くべき詭弁だ。そんなもので効果的薬品を発見できるようならば,前もってアフリカ現地でやっておけ,ということだ。それより何より,今は絶好のチャンスだ。早く現地へ行って,お得意のその手法で以ってさっさと解決して来るがいい。ノーベル平和賞ではなく,医学・生理学賞は確実だ。逆に,日本にはBSL4施設はあっても役に立たないということを宣言したようなものだ。

 印象を間違ってはいけないのは,BSL4施設は実験研究施設であって治療施設ではないことだ。その存在はその国が安全かどうかには無関係のことなのだ。実際,その施設が何基もある米国で感染拡大の脅威に直面しているし,その施設の無いナイジェリアが今のところ封じ込めに成功したと発表している【注3】。そして,富山化学のウィルス増強阻害剤(名称不正確)がエボラの症状進行を防いでいる可能性も報告されている。この薬品もBSL4施設以外で開発されたものだ。

 取りあえずシリーズ第1弾はこれくらいで切り上げる。次には,BSL4施設が国内にあること(=活きたエボラウィルスが国内に存在すること)によるリスクとその施設がなく,いきなり患者が出現した時のリスクとの比較を考察する。そもそも,なぜこの種超脅威の病原体研究は各国のBSL4施設の研究にまかされたままで,WHOなりの国際的研究指導の下で進められないのか,理解に苦しむところである。以後,その理由の推測や長崎大学のBSL4施設誘致運動との関連,WHOの指針などを検討していこうと思う。

【注1】 エボラワクチン用意可能?(未だ有効なワクチンはできていないと聞いたが,ほとんどできたのだろうか?)
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【注2】 テキサスの感染者が完治!なんと素晴らしい!オバマ大統領とハグしたらしい!(^o^)/
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【注3】 日本の封じ込め対策がどうも手ぬるいように感じるのは気のせいだろうか?帰国者の自己申告や発熱モニターのみに頼っていいのだろうか?航空機は全便,清掃時に消毒しているのだろうか?それは気休めの意味しかないのだろうか?そしてある対象条件に合致する者には強制的な隔離を含めた目印が必要ではないのか?人権侵害との兼ね合いで難しい面がありそうだが,今の機会にそのシステムを研究しておくべきではないのか?

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by papillon9999 | 2014-10-26 06:16 | Trackback(1) | Comments(3)
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Tracked from アルバイシンの丘 at 2014-10-28 16:11
タイトル : エボラの脅威に便乗するな,BSL4施設の稼働(2)
 エボラの脅威に便乗するな,BSL4施設の稼働(1) 2014年 10月 26日の続編としてお届けする。この記事を書いてから一両日の間に,エボラウィルスによる日本侵襲の恐怖を現実のものとして国民は味わった。【注1】に示すように,国内で初めてエボラを疑わせる症例が出現したのである。... more
Commented by 太郎 at 2014-11-09 19:06 x
便乗するなとおっしゃっていますが、逆に今回のエボラ騒動は便乗してBSL4を稼働するためのまたとない機会なのでは?
BSL4が稼働することによって日本の技術力は上がるし、科学に理解のない無知な住民を言い包められるいい機会だと思うのですが…
Commented by papillon9999 at 2014-11-09 20:58
こちらもコメントありがとう。
ところで,仰るように,便乗してBSL4を稼働するするメリットは何だと考えていますか?
無知な住民を言い包めてまでも稼働するメリットです。
ぜひ教えてください。参考にしたい!
Commented by chayakoban at 2015-05-04 15:30 x
ご意見に全面的に同意します。
ただ、BSL4施設の国内新設は容認の立場です。
学術会議の提言は、3億円の経費をかけた共同研究「BSL-4 施設を必要とする新興感染症対策」
(責任機関名:国立感染症研究所 研究代表者名:倉根一郎 研究期間:平成18年度~平成20年度)
をベースにしています。7年前に提言したBSL-4 施設の新設は放棄して、30年以上前に設計・建築され
首都圏直下地震(立川断層)への耐震性が懸念される村山庁舎の旧式劣化施設P4を今回のエボラ脅威に
便乗して稼働する姿勢に疑念を持ちます。
患者の迅速な確定診断・治療支援は、検体の処理過程でウイルスを不活性化するRT-PCR法などを用いれば、
BSL3(BSL2)施設で実施できるので、BSL4施設稼働は不要です。BSL4施設が必要なウイルス分離法は
一週間以上の時間を要するので、緊急な診断・治療には適用できません。
治療薬・ワクチンの開発は、長期にわたる基礎研究と動物実験・臨床試験に莫大な経費が必要ですから、
最新の機能と強固な耐震性を持つBSL4施設を周辺に感染症指定医療機関と大学などの研究施設がある
適地に新設して、総合的・長期的な戦略のもとに行うべきです。