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アルバイシンの丘
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随想や意見,俳句(もどき)

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Stop the 原発ファシズム
Stop the 官僚ファシズム
Stop the 軍産ファシズム
Stop the 経済成長至上主義
Stop the 弱肉強食システム
絵に描いた餅を食いたい人たち(最悪を排除するという視点を)
 核マフィアどもをサウロンとすれば軍事大国狂信者どもはヴォルデモート。悲しいことに白の勢力は闇の勢力に各地の戦で破れて,天下は彼らの支配する闇の時代に突入した。少なくともあと3年は闇の時代が続くことを覚悟していた。
 ところがなんという天の配剤か。まさに天からボタ餅が降ってきたのだ。邪悪な魔宮を守る要害の地・アイゼンガルトで大地震が起き,その地の争奪戦を仕掛ける機会が再び訪れたのであった。



 なあーんて,いろんな物語をあてはめて遊んでいたら(^o^)/また時が経ってしまった。そう,今度の都知事選はまさに棚ボタなのであるが,やはり同じ風景が繰り返されることになった。例によって候補者調整問題である。これについてはついーとの123(2014-01-14 21:20)と122(2014-01-13 22:40)に書いておいた。

 だが,候補一本化はそもそも無理であった。そして今回に限っては一本化はむしろしない方が良かったと思う。もし細川陣営に共産党とそのシンパ勢力が関ったら,脱原発マインドが広く浸透し始めた健全保守層の票があいまいな脱原発でお茶を濁す舛添で我慢してしまう心配があるからだ。
 幸いなことにリベサヨ系の脱原発派は細川に集結しつつあるように見える。宇都宮陣営に留まるのは共産党とそのコアな信者たちに限られるだろう。(尤も,共産党と自民党が仲良く追及する細川潰しキャンペーンが成功すればその限りにはあらずだが)。でもコアな信者だけではなく,未だ細川に集結することをためらう,純粋な正義感を持った人たちもおられることだろう。

 さて,本記事の本題に入ろう。上に書いたようなすさまじい細川潰しのキャンペーンを行う人たちの心性についての分析をささやかに試みることが目的である。
 以前の記事のどこかでほめられたことがある。その趣旨は,次のような”定理”の発見であった。

 ・小選挙区制では自分にとって最悪を排除する投票行動をしなければならない
 ・比例代表制では自分にとって最善の政党をえらぶことができる
  (ただし,すべてが善ということは期待できないので,そこそこの善に甘んじることになるだろう)

 これを歴史的定理の発見と評されたのである(^o^)/ まあ,聞き苦しいことはこれ以上いわない(^o^)/。
 とにかく言うまでもなく都知事選は小選挙区である。従ってどういう行動が望ましいかは自明の理である。そう,最悪を排除することである。この場合最悪とは何か?それは田母神将軍が当選することではない。その恐れはゼロだから。最悪とは,安倍政権が安泰のまま居れるということである。ということは,舛添氏の当選を阻止することが最悪を排除すること,である。
 ではどうすれば舛添の当選を阻止できるか?それは脱原発側の当選可能性の高い方,すなわち細川の方に票を集中させることである。

 この論理は残念ながら宇都宮個人の個性とは無関係なことに気が付かねばならない。宇都宮氏がいかに高潔,優秀な人材だとしても,もしそうなら誠に惜しいのだけども,当選可能性がゼロなら,最悪が実現してしまう。最悪を排除するために宇都宮個人の個性はこの際度外視しなければならない。(パピヨン自身の宇都宮評はここには書かないが,高くは評価していない。)

 こういう状況下で宇都宮に投票するということは,自分にとって最善を求めてやまない行動を意味する。これを喩えると,立派な額縁にうまそうに描いてある餅を食おうとすることに等しい(陳腐な喩え(^o^)/)。その餅には,『私を食べればみんな幸せになりますよー』と紅で書いてある。しかしながら,その画餅では飢えた人々の腹を満たすことはできないのだ。酷な言い方になるかもしれないが,共産党または宇都宮個人への個人的な思い入れであって,悪い社会を少しでも良くするという思いではないと言わざるを得ないのである。(ここで念のために言っておきますが,細川を舛添より悪いと見る人にとっては当てはまりませんからね。そういう人は心置きなく宇都宮氏へどうぞ)

 パピヨンは宇都宮氏をさほど評価していないと書いたが,もし真に優れた人であるのなら,今回の立候補劇は氏の政治家挑戦者生命が絶たれるような気がするので,たいへんもったいないのではないだろうか。どこかで見かけたが,宇都宮氏は福島県知事を目指せとあって,その発想に感嘆した。または次の国政選挙で出番があると思うのだが。

 共産党そのものの唾棄すべき行動原理については稿を改めてまた。

 最後に,今回の都知事選がいかに重要な,天下分け目の戦いの場であるか,そしてその戦いに勝つために総大将を買って出た細川ー小泉の連合がいかに歴史的な意義を有しているか,それらを感じ取ることのできる文章を発見したので,以下に引用しておく。(ただし,この記事は脱原発大賛成の記事ではないが,この選挙に勝つことの意義がよくわかる仕掛けになっている。) まだ迷っているあなた,『絵に描いた餅』ではだめなのです。今,この戦いに勝たなければ脱原発の望みは儚く消えてしまうのです。

私たちは原発をどうするのか?未だ問題山積の論点を整理するダイヤモンドオンライン14/01/17号
東日本大震災直後から盛り上がっていた反原発運動は、ここ最近は一時の勢いは見られず、下火になっていた。
 2012年12月に行われた衆議院議員選挙では、原発ゼロを掲げていた当時の与党・民主党をはじめとした政党は軒並み振るわず、「脱」や「卒」、「ゼロ」とは明確に掲げていなかった自民党が圧勝。2013年7月に行われた参議院議員選挙では、「国が責任を持って、安全と判断された原発の再稼働については、地元自治体の理解が得られるよう最大限の努力をします」と主張した自民党が、またも圧勝した。
この時点で、冒頭の民間議員の声にあるように、将来的に原発の再稼働を順次進めていくという路線が敷かれた。脱原発の声は、この大きな流れに完全に駆逐されてしまった。毎週のようにデモが行われていた頃に世論に渦巻いていたうねりが、徐々にしぼんでいく。
 そして2013年12月、国の中長期的なエネルギー政策の方向性を示す「エネルギー基本計画」において、原発は「重要なベース電源」と位置づける方向が示され、原発に依存した社会へ戻らざるを得ないことが決定的となった。
そんなときにぶち上げられた、元首相二人による「脱原発」の狼煙。再び国民的な議論が巻き起こる可能性も考えられる。


小泉版脱原発の衝撃と意義は次の記事にも
最大のチャンスではないか!小泉脱原発 2013年 11月 10日
by papillon9999 | 2014-01-21 23:37 | Comments(0)