アルバイシンの丘
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随想や意見,俳句(もどき)

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ピーターラビットに逢いに行く(7)
このシリーズ,早く終わりにしましょう.

7.ピーターラビットは?
 日は長い,といっても,もう6時を廻っています.さすがに影は長ーく伸び,陽射しはとてもやわらかいのです.警告のあった牧場とは60度ほど違う方向へも別の牧場が広がり,そのふさふさとした緑の丘の中に黒く細い道がうねって延びています.問題はいつ引き返すかということだけ,これはリーダーの責任ですが,とにかく今来た道を引き返せばいいのですから気は楽です.



 気持のいい空気に包まれ,青い空と白い雲,緑の絨毯の中,歩きは快調そのものです.柔らかい陽射しが,丘の影をくっきりと長く作ります.影のない所は陽射しを反射してキラキラした黄緑になって光っています.牧場内は羊のほか,多くのリスと鶏が広い中でゆったりと遊んでいました.この鶏たちは何と幸せな人生なんでしょう.さらに小さな川もあって鴨が涼んでいました.
 このような楽しい道は20分ぐらい続いたでしょうか.牧場内の道はほどなくして車道に近づき,車道と平行して進むようになりました.それからしばらくすると,とうとう道は車道へ出てしまいました.もう終わったの?という感じでしたが,その時,おばあさんが車道からこの道へ入ってきたのです.おばあさんは丁寧に挨拶してくれました.これはちょうどいい機会でした.まだ遠かったらもう引き返そう,というつもりで,「Hill Top はまだ遠いのですか」,と聞ききました.すると,「いいえぇ,もうこの隣ですよ」,と教えてくれました.「ええー!,もうそんな所に来ているのか!」と驚き,「とうとう着いたのかなー」と思いました.
 実際,車道に出て30mほど歩いて行くと,左手にHill Topと小さく書かれた表示板がありました.とうとう着いたようです! 家は他の家と同じような小さな家で,車道のすぐ脇,家には鍵が閉まっていました.もう無人のようです.残念ながら閉切り時間をとっくに過ぎていますから中へは入れません.家の横から庭の方を覗くと,細い道が上まで延びているのが見えました.丘の上の方へ行けるのでしょうか.
 丘の上には何があったのでしょうか.我々は知ることができませんでしたが,それほど惜しい気はしませんでした.丘の上からの眺めは,さっき,もっと高いところから見て十分堪能しましたから.まあ,ラビット小屋があるにしても,単なるウサギではないですか.まあ,いいのです.それより道中がどんなに素晴らしかったか!この方がきっとよかったに違いありません.
 実は写真を撮ってその集落を少し散歩していたら,突然気づきました.やはり,あの山の上から見えた集落はここだったのです.つまりは Hill Top を山の上から見下ろしていたことになるのです.はるばると訪ねてきたピーターラビットに逢いに行く旅は,こうして目の前に突然現れる,という形で終わったのでした.

8.どうやって帰る?
 さていよいよ戻らなければなりません.そこの辺りは集落になっていて,可愛い家がたくさんありました.でもゆっくり見て廻る時間的余裕はないのです.これはちょっと心残りでした.Hill Top の隣に小さな喫茶店があったので,そこで道を聞きました.すると,この車道をずっと戻って行けばフェリーまで自然に届く,ということでした.帰るとなるとさすがにどっと疲れが出てきたのでしょう.「タクシーを呼びたい」と長女が言ったのですが,「ない,歩け」,と言われました.この国の人たちは大体歩くのが苦にならないようです.小一時間かかるとのことでした.
 仕方なく歩き始めました.しかし今度は山道ではなく,平坦な車道を行けばいいので,歩き始めるとみんな元気でした.さっき通ってきた牧場を右手に見ながら車道を戻るのです.「さっきはあそこにリスがいたねぇ」などと言ってるうちに,もう,あの山から下りてきた所のファーソーリーに着いてしまいました.ああ,なぁんだ,こんなに近かったのか,という感じです.あの可愛いホテルの前を通り過ぎ,降りてきた山道への入口を左横目に,車道をどんどん歩いていきました.すると,「ええ?もうぉ?」というぐらいの時間感覚で,ついに湖水が見え始めたのです.そしてそう思う間もなく湖岸に達し,湖水を右に見ながらしばらくいくと,程なくしてあの懐かしい地点へ,とうとうたどり着いたのです.そこは,山に入っていく決断をした,あの山道の入り口,三叉路です.時間的には何と30分か40分ほど,あっけないくらい短い時間で着いてしまいました.
 何のことはない,あの時山道に入らず,車道を湖岸に沿って左にずーっと行けば,40分ほどで Hill Top まで行けたのでした.しかし,山道に入っていってほんとによかったと思います.もし道を知っていたら,さーっと行ってさーっと帰ってきたことでしょう.それだったらきっとありきたりの観光に過ぎないものになったことでしょう.こうして紀行文をお届けする気になったかどうか心もとない気分です.今でも,それよりもはるかに強く深い感動を味わうことができたと信じています.

 またあのフェリーで戻りました.もう,8時近い頃だったでしょう.そして先ほどタクシーで来た道を歩いて戻ります.ホテルまでは歩くとかなり遠いのです.30分は優にかかりそうです.でもタクシーが高くてしかも2台必要なので,絶対歩く,という強い決心で歩き始めたわけです.
 10分くらい戻ると観光船乗り場があって賑わっています.いい風景もありました.まだまだ明るいのです.その辺りから町のダウンタウンが始まっていて,レストランやお土産店がたくさんありました.女性陣はあちこちの店にすぐ入ります.「ピーターラビットの店」がたくさんあるのです.我々男性陣も,可愛いのに負けて,ついお土産を買ってしまいました.
 もう9時も近くなり,ようやく暗くなって来たので,ここらでレストランに入り食事をすることにしました.長女がガイドブックに載っているレストランを見つけ,そこに入りました.各自,全部別のを注文しましたが,一番おいしかったのは長女が注文した Rainbow Trout 虹鱒かな.ピンク色をしたこの魚はこの辺りの超名物だそうで,すごくおいしかったです.(少し交換して食べた).
 我々男性陣はやはりビーフを食べました.さっき狂牛病の注意書きを見たばかりですが,レストランだから安全だろう!と言って,全部平らげました.これも文句のないおいしさでした.トータルいくらだったか忘れましたが,5人で50ポンド以内ではなかったかな.8~9千円くらい.
 食事の後,ホテルまでさらに約15~20分くらいだったでしょうか,歩いてやっとたどり着き,今日の冒険を終了したわけです.私の部屋は息子と一緒で,シャワーを浴びた後,テレビを見ました.(それはその後日本に帰ってもたびたび眼にすることになる映画でした).題名は「グリード」だったかな?題名はちょっと自信がありませんが,大きな船を巨大生物が襲い,生き残った人間たちと船の中で戦う話です.眠たかったけど最後まで観てしまいました.
 その後,快適な疲れで安眠できたことはいうまでもありません.zzz

このシリーズは以上で終わりです.ご愛読?ありがとうございました.
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by papillon9999 | 2006-09-25 15:32 | Comments(0)