アルバイシンの丘
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低線量被曝の真実(11:DDREFの正体)
 「ついにやったな,ワトソン君!」 いや,私はコロンボだから,「ついにやったね,カミサン!」だ。ついにDDREFの正体を暴いた。そんなことは放射線防護の専門家にとっては(原発推進側のイヌにとっても,危険を正当に評価したいまともな人にとっても)常識に過ぎない!なんて言う勿れ! 門外漢でありDDREFというものを今回初めて知ったパピヨンとカミサンにとってはまさに「やったね!」だ。



 最後に残っていた謎,それは

 『なぜ,DDREFの概念は高線量域に適用されていないのか』
 『ICRP(原発推進したい人たち)は何のために低線量域だけにDDREFのような姑息な手段をひねり出す必要があったか』(一般的にはコスト削減のためということはわかる)

という大いなる謎だった。その推測を前報では「100mSv以下のリスク線図を正当な位置に現行の2倍化することは,推進側にとって大きなコスト増を覚悟させることなのだ。」と書いた。しかし,それは具体的なものを想定したわけではなく,漠然とした一般的な想定に過ぎなかった。一般人に対しては具体的には思い浮かばない。ところが,まだ深い意味があったのである。うちのカミサンである磐梯さんが突然閃いてくれた。それは・・・

『低線量域(100mSv以下)は原発作業者の被曝想定範囲であり,そこを正しく2倍化したら,法的被曝制限から作業員が2倍必要になる,言い換えると一人の作業員を使える時間が半分に減る
f0036720_18112546.jpg
ということなのだ。つまり,DDREFというのは,作業員を今まで通り何も変化することなく使いたいという切実な要求に応えただけの話だったのだ。おまけに,作業者用にはそれからさらに20%緩くしてある。(右図参照)今まで通りどころか,さらに20%も使える時間を延ばす実にふざけた策に打って出たのである。作業員のリスク線図を一般人と同じにすることはいかにも勿体ないと考えたのだろう。NHKの番組では,原発マフィア側からの圧力がかかったことを委員が証言している。

 これで初めて,高線量域にDDREFの考えはない謎が解ける。そう,日常的な原発作業に関係のない高線量域についてはDDREFなんて全くどうでもよかったのである。高線量域で被曝しても,その時はどうせ非常時だろうし,大きな被害が目について誤魔化せないからなのだろう。

 DDREFをひねり出さないで同じことをやるには,作業者の許容被曝線量を突然2倍に上げればよいが,これはできない相談である。なぜならそれまでそういう基準でやっていたのだから,今度はそこをひねり出す必要があって,同じことだからである。でもDDREFに思いつかなかったら,その手段を使ったかもしれない。

 以上の謎解き,いかがなもんだろうか?カミサンのおかげである。コロンボは刑事だから刑事部門以外は専門外である。さまざまな専門知識を駆使した殺人事件を門外漢として解かねばならない。だが,門外漢であってもコロンボ式推論を積み重ねれば,専門のバリヤに囲まれた謎を解き,矛盾を衝いて真相を暴くことができる。(^o^)/^^^^^^^^^^
 うーん,今はそういう気分だ!ふふふ・・・(とまあ,いい気分に浸らせてください。しかし,何かとんでもない間違いをしていたら,わたしゃ免職モノだよ,そのときカミサン,どうしよう・・・)
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 ところで話のあらすじがよくつかめてない読者のために改めてまとめておく。前報までの議論を少し修正しながら。 
 NHKの画期的なドキュメンタリー番組低線量被ばく 揺らぐ国際基準に対し寄せられた原発推進側の抗議(「低線量被ばく 揺らぐ国際基準」への抗議と要望についてby 日本原子力学会シニアネットワーク連絡会)において,初めてDDREF,(Dose-DoseRateEFfect)というものをパピヨンは知った。
 最大のポイントは,ICRPで被曝線量の見直しが行われ,リスク線図が2倍に引き上げられたのに,低線量域(100mSv以下)ではなぜそのままに据え置かれたのか(新リスクに対して半分にしたのか),という理屈の根拠である。
 前報では,「DDREFはリスク線図の据え置きには何の関係もない(DDREFの考えから半分に据え置いたという理屈は成り立たない)ことを論証したい」と書いた。そして,その根拠を,DDREFの考え・概念は高線量域には存在しないからと考えたのである。
 そこで使った図を右に再掲する。ここに,DDREFとは,同じ線量でも「多めに短時間」と「少しずつ長時間」の被曝ダメージはそれぞれ違うだろう,という,まあ一応の理屈があるはずの考え方である。(ただし,その効果は果たしてどれだけか,ホントに違いはあるのか,についてはまた全然別の話で,多分に恣意的な感じがする。DDREF=2の値も低い方へ見直す動きもあるようだ。)

 しかし,そういう線量率効果のようなものを考えるからには,高線量域,低線量域,いずれにも存在しなければおかしい。ところが,図の黄色の線は存在しないのである。これはおかしいではないか,という疑問がまず生じる。
 さらに低線量域ではDDREF=2の基になる直線,右図では紫,すなわち,「多めに短時間」の線図が消去されているのである。つまり,低線量域では「少しずつ長時間」の線図しかないのである。これは実に不適切,誤魔化し,悪意そのもの,と言うしかないのである。

 尤も,低線量域では「低線量率」の現象しか生じない,高線量域では「高線量率」の現象しか生じない,という言い訳が為されるかもしれない。しかし,この言い訳は全くその場しのぎの逃げ口上と言ってよいと思われる。
 なぜなら,このDDREFはICRPの被曝線量見直しと同時に出て来たわけで,『低線量域では「低線量率」の現象しか生じない』という科学的事実がたまたま極めてタイミングよく発見されたという話になるからだ。それは極めてあり得ない話である。推進派が好きな疫学をまねて言えば,統計学的に偶然ではありえないのである。(^o^)/^^^^^^^^^^

 以上の謎を解いて,冒頭のコロンボの喜びにつながったのである。
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by papillon9999 | 2012-02-08 21:03 | Comments(1)
Commented by 磐梯朝日国立公園 at 2012-02-09 15:29 x
パピヨンさま、いやさコロンボ刑事
やりましたね!
ICRPの委員が、どうせわからない
のだからとかそれが我々の
やり方だとか言ってましたから、
作業員の現実の健康被害なんか
直視しようとも思わないんですよ。