アルバイシンの丘
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随想や意見,俳句(もどき)

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低線量被曝の真実(7:疫学的実態)
 低線量被ばく 揺らぐ国際基準の第2弾。低線量に関するICRPのリスク基準の他にもう一つ含まれていた重要な報告は,放射線レベルがICRPの基準と比べてそんなに高くない地域でも,がんが多発している(と思われる)実態の報告であった。



 このような問題は,例の疫学とやら(疫学考2011年 10月 04日)からの批判が必ずあるのだが,それはあとで考えることにして,とにかく番組の中身をまとめておく。

 まず,追跡チームは北欧・スウェーデン北部の少数民族を襲っている事例から紹介する。ここの住民たちはがんの増加に脅えている。住民たちは放射能の影響ではないか心配している。放射能とは二十数年前のチェルノブイリでしかない。1500kmも離れていたが大量の放射性セシウムが降り注いだ。時間と空間がこれだけ離れてもなお放射能はその毒を吐き続ける。

 がんの増加はどのくらいなのか。『1年あたり34%増加』という字幕が現れる。だが,これはどういう意味だろう?20年で680%増加,つまり8倍近く増加した,という意味だろうか?あまりに多いので,何かの間違いではないか,と疑いたくなるほどだ。無論,パピヨンには真偽を確認する術はないが,このレベルだと疫学だの統計的有意差だの,口をはさむ余地は全くない。とにかく,そうだとして話を続ける。
 では,この地域は法外なレベルの放射能汚染地域なのか?それがそうではないのだ。当時の放射能レベルは年あたり0.2mSvだったそうである。ICRPの許容基準1mSvの五分の一に過ぎない。
 他に何かあるのか?実は食べ物が疑われるという。例えばここの住民がよく肉を摂取するトナカイ。スウェーデン政府は事故直後に,300Bq/kgの基準を定めたそうだ。しかし,これは福島後の日本よりも厳しい(低い)数値。だが,食物はトナカイだけではない。いろんなものが少しずつ汚染されていたと考えられる(パピヨン)。

 ここで,トンデル博士が登場する。汚染地域の住民を何と110万人も調べたそうである。不思議なことに,この住民たちの累積被曝量は10mSv以下なんだそうだ。こんなに低い被曝量でもがんの増加が見られるという。これは一体どういうことだろう?トンデル博士は,それを食物経由の『内部被曝』の所為だとしている。
 内部被曝は距離がゼロで四六時中,放射性物質が細胞に密着するものであるから,あまり体外に排出されにくいものだともろに被害を受ける。もちろん,放射性物質の種類に拠る。スウェーデン北部の住民の話はその一例にすぎないのである。

 このNHKの番組は,題名にもあるごとく,全体のトーンとして,『ICRPの基準よりも低いのに,がん多発が見られるのはなぜだろう?』という疑問に貫かれている。それで知らないうちに致命的な被害を受ける可能性を警告しているのだ。

 追跡チームは次に原発大国アメリカのイリノイ州のある町に飛ぶ。ここでは原発が3基あって,その排水は微量のトリチウムを含み,地下水に入り込んでいる。これは米当局も認めているが,基準以下なので問題ないと取り合わない。しかし,その町では地下水を利用していたために,子供たちのがんが多発し,すでに100人以上が亡くなって石畳の石に名前を刻まれている。モニュメントも建てられている。

 その被害者の父である小児科医は州政府から,過去20年間にわたる延べ1200万人に上るデータを取り寄せ分析した。住民がどんな病気に罹ったかを調べたのである。その結果は驚くべきものであった。原発周辺の地域だけが,脳腫瘍や白血病が30%増加(20年間でだろうと思う),小児がんはなんと約2倍に増えていたのだという。(他の地域での増減には触れられていない。だが,イリノイ州全体で増えているのなら大問題になっているはずだから,全体では特に目立ったことはないのだろう。)
 小児科医夫婦は州政府に徹底した健康調査を求めたが,井戸水による被曝量は年間1μSv以下だとして取り合わなかった。これは年間安全基準の1千分の1に過ぎない。州政府も堂々と言い訳ができるレベルだろう。これはどう考えたらいいのだろうか?後で考察しよう。

 追跡チームは最後に,『原発や核関連施設で働いていた人たちが相次いで健康被害を訴えています』,というナレーションとともにテネシー州へ飛ぶ。そこのかつての女性労働者の話を聞くためだ。核燃料の再処理施設で長年,清掃の仕事をしていた人たちという。仕事をやめてしばらくしてから,乳がん,喉頭がん,皮膚がんなどを発症した。累積被曝量は触れられていない。だけど放射線の危険のある事を知らされてなかったのは確実である。ともかく補償を求める声を挙げている。

 以上が放送された疫学的実態であった。さて問題は,これらの健康被害がホントに放射能と因果関係があるのかどうかである。しかし,上掲の記事で指摘したように(誰もが指摘するように),疫学は

 『因果関係が疑わしいことでも,疫学的に証明されていないから継続してよい』

というような使われ方をしている。
 原子力村は全力を挙げてこの点を衝いてくるだろう。だが,住民たちというか,我々,パピヨンも含めた非原子力村の住民たちにとって最も重大な問題は,

 『疫学で因果関係が証明される頃にはすでに手遅れ』

という,ファラデーの不完全性定理である。我々,非原子力村の住民としては,

 『疑わしいんだから,ちょっと待ってくれよ!』

という,『パピヨンの停留原理』を適用してもらいたいのである。合理的な疑いを示せれば,この原理の適用には十分なはずだ。真の民主主義の世の中であればだ。

 上にあったイリノイ州の小児科医が発見した疫学データはどのように解釈できるのだろうか。3つの可能性があると思う。
 1.有意差を証明できない偶然の産物だった
 2.有意差はあったが,何といっても年間1μSvのレベルというのは低すぎるので,統計学的に言って,帰無仮説の危険域の現象が生じたにすぎない(ホントは年間1μSvよりも大きかったかもしれないという可能性を含む)
 3.有意差があって,この原因は内部被曝に因るものであった(つまり,年間1mSvまでの基準はあくまでも体外被曝の基準にしかすぎず,内部被曝でしかも子供であれば,十分に危険なレベルであった)

 この3の可能性がある限りは,『パピヨンの停留原理』をぜひ適用すべきであると思う。もしそれが嫌な原子力村の住民は,3の可能性はない,別の原因だった,ということを,それこそ必死の思いで逆に立証しなければならないのである。もし金の生る木を切り倒されたくなければ!

 ビデオの中でICRPの名誉委員は言う。低線量被曝はどうせわからないのだから,リスクを半分に抑えていても大した問題ではない,と。では,2倍にしたところで大した問題ではないはずだ。
 実はリスク基準が重要なのは,『基準以下だから何もしなくてよい』という理由づけのために使うことが想定されているからだと思う。それならば,できるだけ低い方がよい。放射線の数値はいつ,どんな値を示すかわからないのだから。

 最後に強く主張したい。ICRPのリスク線図は,内部被曝用,子供用,それぞれ別個に用意しなければならない
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by papillon9999 | 2012-01-31 20:11 | Trackback | Comments(6)
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Commented by 磐梯朝日国立公園 at 2012-02-01 10:53 x
『パピヨンの停留原理』の発見、
おめでとうございます。
パピヨンさまがおっしゃるように、
リスク線図が1本だけというのは
理不尽ですね。なるほどです。
Commented by 戸田 at 2012-02-01 15:36 x
停留原理だかなんだか知らねえが、大数の法則ってモンがあるんだよ。
莫大なお金が絡む時は、単なる疑いじゃ停められないわけよ。
Commented by papillon9999 at 2012-02-02 09:39
>1本だけ
そうそう,一つの図に,子供用,高齢者用(ぐっと高くなるのかな?,低くなるのかな?(高くして死亡率を上げると福祉費用は減るけんネ)も区別して描いておけばよかですね。
原発労働者用も別にして,合計4本でいいかな?でもほとんど子供用で規定されるでしょうね。
何にも反論が来ないので,近いうちにメールでの内容を公表します。
Commented by papillon9999 at 2012-02-02 09:56
>大数の法則
おお,なるほど,大金とか,規模の大きいものとか,そっちの動き・勢いの方でなにごとも決まって行くということやね。ヤンバダムや諫早湾干拓をやめられないとかね。確率の法則の言葉をうまくこっちに転用したわけね。
うーん,こんな知性がありながら,民主主義の精神ができとらんとは,一番たちが悪か。あなたは官僚タイプね。あるいは坂本龍馬とかの司馬遼太郎史観やね。そういう人も必要かもしらんが,パピヨンは好かん。パピヨンは藤沢周平の視点が好きと。そう,好き嫌いの問題やけど,考えてみれば歴史はそのせめぎあいかも知れん。
Commented by 磐梯朝日国立公園 at 2012-02-02 12:10 x
それなら、慣性の法則でもいいのでは
ないですか?
Commented by papillon9999 at 2012-02-02 19:53
おお,!慣性の法則がピッタリ!磐梯さんの知性は戸田さんとパピヨンを上回ることがわかりましたな。