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小沢一郎と小選挙区制(2)
 小沢一郎と小選挙区制(1)では小沢一郎が壊したとされる中選挙区制が,もしそのまま存続していたとしたら,今頃は共産党の議席はおよそ1議席程度に転落している可能性があることを指摘した。



 実は共産党もその驚愕の予測事実に気が付いていた節がある。今の選挙制度に対する不満を書いた赤旗の記事では,決して中選挙区へ戻せ,なんて言っていないようである。読者は注意深く読んでみて欲しい。これに関して1990年代の改変直後あたりではどのような主張をしていたのか大変興味深いが,今は知る手がかりがない。どなたか調べられないだろうか。

 従って,中選挙区理想論を唱えているリベサヨは考え直した方が良いのではないか?今や,中選挙区制に戻せと主張するのはむしろ自民党・公明党の反動勢力である。小沢一郎は共産党の恩人でこそあれ,決して共産党を潰すことを目的としたわけではないことを共産党支持者は銘記すべきだ。

 このように社共潰しが導入の目的ではないとしたら,小選挙区比例代表並立制の導入というのは一体どのような目的を持っていたのだろうか。目的のみならず,意図,意義のようなものをここでは考えてみたい【注1】。その手掛かりは次の疑問の中にある。

 『小沢一郎はなぜ自分が権力の絶頂にあった自民党を壊そうとしたのか』

 田中角栄と袂を分かち,竹下登と決別し,金丸信が後継首相にしようとした時にそれを断った,なぜか,なぜ保守本流の王道を粛々と歩まず,自民党を飛び出すことにしたのか,この謎を解明しなければ小沢の評価は不可能なはずなのである。
 実は偶然だが,保守反動系と思われる政治アナリスト・花岡信昭氏の書いたネット記事「小沢一郎」とはどういう政治家かを発見した。これはまだ保守の立場と思われている小沢の評論が書かれている。重要な個所は次の処である。
 ・小沢氏が主張する靖国A級戦犯分祀論、在住外国人参政権付与など・・・
  小沢はこれによって,ネトウヨ側からは不倶戴天の敵と認定された。
 ・小沢氏は「原理主義者」と称される。政局を動かす局面では振幅が大きい半面、主義主張では原理原則にこだわる
 ・やはり最大の「ナゾ」は海部政権崩壊時の対応だろう。あのとき、金丸信氏は確かに小沢氏を後継首相にしようと動いた。小沢氏が首を縦に振れば、「小沢政権」が誕生していてもおかしくはなかった。当時49歳。心臓病が理由だろうという人もいるが、「まだ若い。いま政権についてもやりたいことはやれない。短期政権に終わっては何にもならない」という心境だったと、あとで周辺から聞いた記憶がある。

  これらは自民党を飛び出してでもやりたいことがあったというコロンボ式推論を可能とする状況証拠となる。(まあ,この記事の内容を全面的に信用するわけではないが)
 ・小沢氏が最も激しい政治行動を敢行したのが1993年である。宮沢政権崩壊、新生党結党、8党派による細川連立政権発足・・。55年体制崩壊という日本政治史上のエポックを演出したのであった。
  これこそ,すなわち55年体制崩壊というエポックこそ,小沢最大の目的であったろう。

 すなわち,小沢一郎の行動のモチベーションは,55年体制の崩壊にあったという大方の見方に賛成する。問題は,なぜそれが必要だったか,その意義である。リベサヨ系で小沢一郎を蛇蝎のごとく嫌う人は,この小沢ミッションの歴史的意義を一度は先入観なしでじっくり考えて見て欲しい。

 いわゆる55年体制はなぜ破壊されなければならなかったか。55年体制とは社会党と共産党が三分の一強を国会で占め,護憲が絶対に保証される時代であった。そのようなリベサヨの夢のような良き時代がなぜ破壊されなければならなかったのか,そこに問題の核心がある。おこがましいが,その手掛かりはパピヨンの過去の記事に指摘している。たとえば次を挙げておく。
 国民の幸せを奪うもの(小史)2009年 04月 23日
 税金収奪システムの表現(国民負担率のまやかし)2008年 02月 10日
 要するに,一部を除く国民が総中流意識に浮かれていた時,それを尻目に霞が関の合法的税金収奪システムが着々と建設されていた。労働者も大企業とそれ以外に分断され,労働者階級などと一つにくくれない階級崩壊が秘かに進行していた。
 国会では社会党・共産党の論者たちが,国会で爆弾質問を破裂させ,政府・与党をたじたじとさせていたが,何のことはない。一種の出来レース。追及して得点を稼いでおれば野党の革新議員として安住できたのである。これは実に怠惰であったと言わねばならない。この怠惰とは,社共に期待を掛けている人たちを真に有利にするようなことを実現することなく,国会の爆弾質問で終わらせたことに対する責任追及の言葉である。
 その当時はそれでも良かったのである。なぜなら高度経済成長で富が湯水のごとく湧き出て,そのおこぼれが小国民の懐にもそれなりに入ってきたからである。そのような余裕があったのだ。しかしながら,中曽根民活経済が破綻したあと,そのような余裕はなくなった。一気に国民の懐からお金が消えて行き,国民の生活は総中流どころか国民の福祉はこのままでは壊滅するという悲劇的状況が出来したのである。。

 そのような良き時代,小沢はきっとおいしい汁をだくさん吸ったことであろう。それに安住していればよかったのである。他の自民党員と同様に。しかし,恐らく彼は新たな時代=国民が不幸になる時代の到来,をかぎ取ったのである。それを何とかしなければ,という危機感が芽生えたのではないだろうか?(ここからちょっと願望も交えた劇画風になるが,そのバイアスを掛けて読んでください)
 彼が直感したのは,やはり霞が関と国民生活の関係の不条理さではなかっただろうか。国民の目に届かぬところで巧妙に掠め取られる税金。それに支えられて太る霞が関一族はまるで新貴族階級のようだ。一方,野党は55年体制に甘んじて一種の内輪化しており頼りにならない。そこで,国民福祉を最大の目的とする力ある政党の必要性を直感したのではないだろうか。
 ただ,よくわからないのだが,当時小沢は当時の大蔵省天皇,斎藤次郎との国民福祉税構想をぶち上げたことがあるのだ。これは小沢といえども霞が関べったりではないか,という材料になりそうだ。どう捉えるべきなのかよくわからない。しかし,『国民福祉税』という構想は純粋に見れば国民福祉そのものを志向している。斎藤次郎もその構想に乗った可能性はある。
 それに,その当時直感した新時代への道筋と今必要と思う新時代への道筋が同じとは限らない。当時増税で賄おうとした構想が誤りだったことに気がついて軌道修正したこともあり得る。

 まあ,本当にホントの処はパピヨンが分かるはずはないが,『小沢一郎はなぜ自分が権力の絶頂にあった自民党を壊そうとしたのか』という根本の疑問に答える有力なストーリーではないかと思うのである。

 このような真の国民福祉の実現のほかに,パピヨンはもう一つの理由を妄想している。それは『脱アメリカ』。小沢はいつの頃からか知らないが,中韓融和派である。従って外国人参政権付与にも前向きであると思う。この所為でネトウヨからは蛇蝎のごとく眼の敵とされているのだが,これは脱アメリカの流れではないだろうか。やはりアメリカからの年次改革要望書などがあったり,我が国の対米服従に対し,非常な屈辱感を抱いたのではないだろうか。それからも脱却したかった。そのためには自民党ではだめなのだ。

 こういうことによって小沢は小選挙区比例代表並立制を我が国に導入し,ついに巨象・自民党を倒したのである【注2】。政権の激変は霞が関にとって非常に痛い。秘密が暴露されるからだ。せっかくの政権交代の意義をもっと深く理解しなければならない。国民もそうだが,最近では民主党議員自体がその意義をちゃんと分かっているのか,と言いたくなる情けない状況となっている。

 以上で小沢一郎と小選挙区制シリーズを終わる。やや劇画化したかもしれないが,当たらずといえども遠からず,というぐらいは当たっているのではないだろうか。いろんなご意見を伺って修正していきたい。

【注1】 当ブログ主パピヨンは小沢一郎そのものではないし,少なくともブログを始める前までは中選挙区制を理想と考えていたし,その前は小沢=悪代官というイメージを持っていたので,小沢思想というものをそれほど深く理解しているというつもりはない。ただ,小泉へ対抗する人間としてだれかいないかと思っている処へ,問題意識が一致している(というのはおこがましいが),小沢がいることに気が付き注目したのであった。小沢はあの悪代官時代から確かに(良い方へ)変わっていると思う。

【注2】 一度自民党が政権を短期間だが手放したことがある。それは中選挙区制の時代だった。それを以って中選挙区制でも政権交代した実績がある,と主張するブログを見たことがある。だがこれは小沢が飛び出した後のことだから,実質は中選挙区制のおかげではない。

========以下は,小選挙区制に関するメモ,コメ集である。(抜粋)==========
・小選挙区制は二大政党制とよく言われるが,必ずしも直結した属性ではないはず。第三極を構成できない責任がある。例えばもし護憲が大事なら護憲勢力が小異を捨てて協力する努力が必要。なぜそれがないかというと,『護憲』も商売道具の一つだからだ。協力しないのは本家意識が邪魔をするのだろう。ホントに堕落と偽善。

保守だと思っていたものに2種類ある。国家理念・大義を重視する派と国民福祉を重視する派。前者はそれでも対米服従を苦にしない。実に不思議。小沢は変貌している。真の国民主権,国民生活の砦を築こうとしたのは左翼ではなく残念ながら保守であった小沢であった。

Commented by papillon9999 at 2011-07-06 18:05 x
>アメリカ型の保守二大政党で政権を交替し合っている二大政党制
必ずしも必ずしもそうなるとは限らず,第三極の構成とか福祉型の方に影響力を行使しようと努力するとか,要はやり方ですね。
中選挙区であれば民主はたがが外れて,リベサヨ系が分立するようになるでしょう。残りは何となく保守が固まって,3分の2近く,サヨ系は3分の1程度を死守するのが関の山,そういう構図に舞い戻る可能性が大。霞ヶ関は保守が大好きだから。
保守では,福祉型と保守反動型で再び保守党内の勢力争いが激化するでしょう。

Commented by papillon9999 at 2011-07-06 18:16 x
そもそも多様な民意を反映すると言ったって,わずか数政党に民意を集約できるはずはないわけで,民意を厳密に掬い取るには国民の数だけ政党が必要です。
政党とはいかに小異を捨てて重要事項を一緒に実現するかを志向した努力の結晶であって,すべてが一致した血盟団ではないのです。
民主党は考え方が多岐に亘る人間を集約することによって力を得ているわけです。
血盟団みたいな存在の共産党は,リベサヨの小異を捨てた合意形成を志向する時,邪魔になるだけなんですよね。
実際の社会運動でも,自分の商売道具を取られそうになると邪魔する側に廻ります。よく経験したり聞いたりすることでしょう。
だって,霞が関と共同で天国を作れるんだから。サヨなんて三分の一程度でぎゃあぎゃあわめかせておけばよいのだから。

Commented by pulin at 2011-07-07 05:15 x
自民党自体もかなり幅が広くて自民党一党支配の頃でも派閥間で政権が移動していた疑似政権交替だったとよく指摘されますよね。

Commented by papillon9999 at 2011-07-07 08:02 x
そうですね。疑似政権交代。私が今適当に振り分けると,池田,田中,大平,宮澤(よく覚えとらん),などは経済優先,岸,佐藤,中曽根,なんてのは国家理念,大義優先主義,というのかな。
もっと適切に解説している人がいるでしょうが,まあ,そのような感じだったですモンね。
2011年06月30日 共産党最後の日?(たんぽぽさんの記事へのコメ)
大げさに書きますよ。日本左翼の悲劇は,日本共産党の絶対王制(独善)と社会党の偽善に支配されてきたことです。もちろん,一定の功績は認めた上でのことですが。
このため,左翼的マインドの一般大衆は自立できなかったのでした。
真の国民主権確立が必要だという概念が保守側であった小沢一郎のような人物から出されてきたことがその象徴です。
共産党が消滅すれば,共産党のくびきから解放された左翼的大衆はむしろ活き活きとしてくることでしょう。先入観なく自分の目で判断できるようになることが期待されます。
誤解を恐れずに言いますよ。ここに小選挙区制の効用があります。カルトのように一部のみで通用する独善は全体では通用しなくなるからです。(劇薬であることは忘れてはなりませんが。)
Posted by アルバイシンの丘 at 2011年06月30日 23:47
アルバイシンの丘 様
>真の国民主権確立
○沢の何処が真の国民主権なんだよ。60日抗争を繰り返す、党政務調査会を廃止する、党所属議員の議員立法を禁止する。そもそも、共産党(社民党も同じ)の勢力が衰えた最大の要因は小選挙区制、小選挙区制成立の最大の功績者は○沢。即ち、共産党(社民党も同じ)の勢力が衰えた最大の要因は○沢にある。
>誤解を恐れずに言いますよ。ここに小選挙区制の効用があります。カルトのように一部のみで通用する独善は全体では通用しなくなるからです。
そのまま小選挙区制が続くと、将来的に○沢党と自民党の二党独裁制になりそう。
Posted by 牧野弘幸 at 2011年07月02日 23:05

”〇沢”とは,汚らわしくて口にしたくもないというお気持ちの現れですね。お察しします。
さて,
>党政務調査会を廃止する、党所属議員の議員立法を禁止
などは彼が民主党幹事長の時代のことですかね?私もこの時はどういうつもりなんだ!と訳がわかりませんでした。ただ推測は可能で,政府・党一体となって政治主導=国民主権確立を目指そうとしていたのではないか,ということです。しかし党員全部で認識が共有できてなかったとしたらやはり説明不十分の誹りを免れ得ないでしょう。そして小選挙区制についてですが,ちょうど記事にしようと思っていたことがあります。それは,共産・社民は今の小選挙区比例代表並立制でなく元の中選挙区制のままだったら,議席はほとんどゼロになっているだろうということです。恐ろしいでしょう?何しろ,参議院東京地方区の5人定員の処でも共産は次点に甘んじるしか実力がないのです。
今,まだ多少なりとも議員がいるのは小選挙区比例代表並立制のおかげであることにお気づきください。
だからと言って小選挙区制を手放しで称賛するものではありませんので。
Posted by アルバイシンの丘 at 2011年07月02日 23:50

>誤解を恐れずに言いますよ。ここに小選挙区制の効用があります。カルトのように一部のみで通用する独善は全体では通用しなくなるからです。
正気ですか?
比例代表なら支持者の比率通りに議席が配分される、それのどこがまずいのですか?
私はネオリベの権化のようなみんなの党は大嫌いですが、富裕層にはこの党を支持する数が一定数いるはずです。この党も比例代表のほうが有利でしょう。私はそんな形も認めます。
首長選挙は小選挙区の形態ですが、竹原信一のような異常な人物がトップに出てくる危険性もあるのですよ。
Posted by 飛び入りの凡人 at 2011年07月09日 22:37

一応,想定内の反論なんですが,ただ,単純小選挙区制礼賛という意味ではないので誤解なきようお願いします。中選挙区制から小選挙区比例代表並立制へ変わったことは共産党にとっては非常に助けになったことはお忘れなく。さて,小選挙区部分そのものは劇薬とか諸刃の剣という表現で,その危険性は指摘しております。
効用というのはこういうことです。
比例で全国で1議席確保を目指すのが目標のカルトなら何も言いませんが,国民の幸せを実現するよう期待を担っている政党が,独善的な主張ばかりを勝手に言い放つだけでは責任は果たせないでしょ?
国会で爆弾質問をするだけが生き甲斐の政党であったって,国民の幸せは実現できません。中選挙区制はそれで生きていけたのです。
ところが小選挙区区ではそれができません。他党との(例えば護憲勢力)選挙協力で,なんとか当選ラインに持ち込む努力が必要です。A選挙区はあなた,B選挙区はうち,などという協力もあり得ます。この段階で政策がポリッシュアップされることが期待できるのです。それと適度の妥協が必要です。
そういう努力をしないのを怠惰と表現しています。小選挙区区ではそういう怠惰を許されない,ということが“効用”と表現した中身です。
民意といったって,どこかで妥協して,共産党とか社民党とか民主党とか投票しているわけです。妥協しなかったらそれこそ国民の数だけ政党が必要でしょ?
小選挙区区ではその妥協をもっと大きくするだけです。(といっても劇薬だから,すべてにすると中毒するでしょう)
全部比例代表にすると万事OKかといえばそれもまた欠点もあります。一番の欠点は当選させたい人物を特定できないことです。
老害政治家がいて,もう辞めさせたいのに比例名簿のトップにいつもある,なんていう時は比例代表制(のみ)は欠陥制度だ,と主張したくなるはずです。なんか私の記事の引き写しのようになって失礼しました。
Posted by アルバイシンの丘 at 2011年07月10日 00:01

飛び入りの凡人さま、おひさしぶりです。アルバイシンの丘さまは、ご自分で釈明なさってるので、わたしから言うこともないと思うけれど、「支持者の比率通りに議席が配分される」のがイカンと言っているのではないと思います。小選挙区では、一部の少数派の独善が、まかり通らなくなるのがこのましい、としているのだと思います。

もうすこし具体的には、特定の支持団体の歓心を買うことばかり熱中して、国民全体の利益のことを考えない政治勢力に対して、淘汰圧がかかるということです。
Posted by たんぽぽ at 2011年07月10日 13:10

アルバイシンの丘さま どんなイデオロギーや宗教的世界観が、背景にあっても、それを国民全体の利益に結びつけて発揮させないと、政権の任に堪えない、というのが現在の議会制民主主義ですからね。
特定の支持基盤からウケを取ることにばかり熱中して、国民全体のことを考えない少数政党は、実際すくなからずいると思います。
もしよろしければ、この記事をどうぞです。(細部でかならずしも同意できないかもしれないけれど。)
http://news.livedoor.com/article/detail/4795537/
Posted by たんぽぽ at 2011年07月10日 13:12

さて,ご紹介の記事
http://news.livedoor.com/article/detail/4795537/
を見に行きました。するとまさに格好の事例がそこに書かれていたのでびっくりしました。おそらく鳩山政権が普天間移設先で迷走を始めたころのことなんでしょう。
辺野古移設というか県内移設に反対する福島党首ががんとして鳩山さんに反対し,とうとう連立与党から脱してしまいました。
私はこの時,福島さんに高い評価を与えました。それこそ社民党という黄昏民族の存在意義だと思ったからです。
その評価はともかく,ここで言いたいことは,もし連立与党に加わっても,真に重要なことは主張でき,もし離脱することで与党が少数派に転落するような状態では,それは強烈なブレーキとなる,ということです。つまりそういう形で影響力を行使できます。
野党でぎゃあぎゃ言ってる限りはこの種の影響力は使えません。普天間の時はあまりに数が違い過ぎて,離脱しても「ああ,どうぞ」にしかなりませんでしたが,ここに可能性の片りんを見ることができます。
まあ,まとめると真に重要なことがあるならば,その他のことは少々妥協しても,選挙協力で影響力を行使する,という戦略が必要ということですね。中選挙区制や比例代表制では,相手側が協力相手として少数勢力などほとんど必要としません。そのインセンティブが強く働くのは小選挙区制なのです。
Posted by アルバイシンの丘 at 2011年07月10日 16:47

>そのインセンティブが強く働くのは小選挙区制なのです。
小選挙区のほうが、少数政党が政権に参加して、その中で一定の影響力を発揮させやすい、という面もあるのですね。(なるほど、と感心しました。)
Posted by たんぽぽ at 2011年07月10日 22:39
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by papillon9999 | 2011-07-07 22:23 | Comments(22)
Commented by 牧野弘幸 at 2011-07-11 20:08 x
>『脱アメリカ』

あの~、小選挙区制そのものが『従アメリカ』的発想じゃないかな(笑)。
Commented by papillon9999 at 2011-07-11 22:02
あの~ もう少し議論に堪えうるようなコメをしましょう(^o^)/^^^^^^^^^^

中選挙区制の話はあれで納得ですか?
Commented by pulin at 2011-07-12 05:33 x
小沢氏の路線が脱アメリカというのも、多分に期待(または反発)が一人歩きしている面があって、小沢氏が「隷米からの脱却」と明言しているわけでもないので、もし本当に小沢氏が脱アメリカを志向するなら、方針としてはっきり打ち出すべきだと思います。
小沢氏がそこまで言ってしまったら暗殺されてしまうのでしょうか。
Commented by papillon9999 at 2011-07-12 07:45
>小沢氏がそこまで言ってしまったら・・・

言わなくったってわかるんだから。
暗殺ではなくて政治的抹殺!

政治家殺すにゃ刃物は要らぬ,印象操作だけでいい

西松事件が霞が関だけの陰謀と思われますかな?ふっふっふ・・・
Commented by pulin at 2011-07-12 08:33 x
旧社会党、旧自民党など冷戦構造の方が居心地が良かった勢力が、新冷戦の到来をむしろ期待しているのかもしれませんね。
Commented by papillon9999 at 2011-07-13 00:15
憲法9条の出番が増えることになるでしょうね。
Commented by たんぽぽ at 2011-07-19 23:27 x
わたしのコメントも、いっしょに転載されてますね。
どうもありがとうです。

わたしも、小沢氏の目標は55年体制の終焉、
もうすこし具体的に言えば、内政的には官僚主導の崩壊で、
対外的には脱アメリカ中心主義、という意見に賛成ですね。

官僚主導体制の崩壊は説明の必要はないと思います。
脱アメリカは、小沢氏は日本型ドゴール主義
(アメリカと距離を置き、外交も軍事も自前の路線を行く)を
標榜していると言われるので、まあ当たっていると思います。

小沢氏は、たぶんはじめは自民党内での改革を
考えていたんじゃないかと思います。
それはうまくいかないと判断したので、
自民党を飛び出す決心をしたのでしょう。
Commented by papillon9999 at 2011-07-20 00:01
たんぽぽさん,コメントどうもありがとう。
たんぽぽさんとの対話はいつも参考になります。自分の意見を客観的に見る良い鏡と言えそうです。(^o^)/

ところで,
『日本型ドゴール主義!』
これはたんぽぽさんのを発想ですか?
『標榜していると言われる』
とあるので,そのような評はすでにあったのでしょうね。

>対外的には脱アメリカ中心主義、という意見に賛成

ということが当たっていて嬉しい(^o^)/^^^^^^^^^^
Commented by pulin at 2011-07-20 06:12 x
ドゴールはかなり独裁者体質がありましたが、よくいえばその位のリーダーシップがなければ本気の改革はできないのかもしれません。

(アメリカと距離を置き、外交も軍事も自前の路線を行く)
は共産党の路線とも共通していますね。
共産党は日米安保下での自衛隊のあり方に反対しても、将来の中立日本が独自の国防軍を持つことは否定していません。
Commented by papillon9999 at 2011-07-20 08:01
ドゴールは軍人で大統領ですからね。アメリカも一目置くフランスの独特の存在感とフランスに対して各国が持つある種の尊敬はすべてドゴールに由来するものでしょう。
アルジェリア独立を認めるなど,混乱したフランスを結果的に存在感のある悪くない国家にまとめ上げたことで,私の中では悪い評価にはなっていません。ただ,リアルタイムで見ていた時のことは忘れましたがね(^o^)/^^^^^^^^^^

菅?あれは独裁とは言いませんね。我が儘。口先だけでそれを実体化する動きが伴いませんから。

共産党は今は知りませんが,そのような方針であったことは確かです。
でも,二段階革命なんでもはや死語となっているのでは?
Commented at 2011-07-20 09:46
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by たんぽぽ at 2011-07-21 12:22 x
>たんぽぽさんとの対話はいつも参考になります

わたしのつたないコメントをご評価、ありがとうございます。
もったいないです、かいかぶりですよ。


>『日本型ドゴール主義!』

残念ながら(当然ながら?)、
わたしのオリジナルではないですよ。
永井陽之助という国際政治学者が考えたものです。

日本には、外交と軍事でふたつの座標軸があるとして、
つぎのようなダイヤグラムを作ったのでした。
このダイヤグラムは、永井陽之助が1980年代に考えたもので、
おもにアメリカで、研究者などに説明するのに使ってました。
冷戦崩壊後の現代でも、適用できるものとなっています。

          外交
           ↑
           |
2.政治的リアリズム | 1.軍事的リアリズム
           |
ーーーーーーーーーーー+ーーーーーーーーーーーー→軍事
           |
3.非武装中立    | 4.日本型ドゴール主義
           |
Commented by たんぽぽ at 2011-07-21 12:23 x
縦軸は外交政策ですが、具体的にはアメリカとの協調度です。
上側が協調的、下側が距離を置くというものです。
横軸は軍事予算で、右側が軍事予算多め、
左側が軍事予算すくなめ、となっています。

「1.軍事的リアリズム」は、アメリカの軍事戦略にも
どしどし協力する姿勢で、コイズミらに代表されるものです。
「2.政治的リアリズム」は、安全保障はアメリカにまかせて、
日本政府は内政に力を入れようという、
太平洋戦争後の日本の保守本流が取ったスタンスです。

「3.非武装中立」は、説明はいらないと思います。
「4.日本型ドゴール主義」は、アメリカとは距離を置き、
安全保障も自前の軍隊で維持するというスタンスです。
最近では、国連中心主義と結びついているようです。
日本では主流になったことが、あまりないので、
イメージしにくいかもしれないです。
Commented by たんぽぽ at 2011-07-21 12:23 x
小沢一郎は隠れドゴール主義者だ、と言われたりしますね。
「隠れ」というのは、「1」に見せかけて
じつは「4」というタイプです。

アメリカにとって都合がいいのは、
「1」「2」「3」「4」の順です。
なので、「隠れドゴール主義」というのは、
自分たちにもっとも都合がいいように見えて、
じつはいちばん都合が悪いことになるので、
かなり警戒することにもなるようです。
Commented by pulin at 2011-07-21 16:42 x
この座標軸は分かりやすいですね。
これを眺めているうちに、さらに三次元方向に(大きな政府・福祉国家←→小さな政府・新自由主義)、四次元方向に(進歩主義←→復古主義)などの座標を加えて高次元のベクトルで表示ができるのではなかろうかと思い付いたので、それは私なりに研究してみます。
Commented by たんぽぽ at 2011-07-21 23:28 x
pulinさま

そのダイヤグラムは、わかりやすいというかたは、
結構いらっしゃるようですよ。

日本の対外政策を考えるには、すくなくとも
外交と軍事のふたつの座標が必要だ、ということですね。
(なので、争点が結構複雑というわけだけど。)
Commented by papillon9999 at 2011-07-22 00:16
pulin さんの高次元ベクトル空間表示は素晴らしい。図形表示ができなくなるのが非常に惜しいが。

ところで,最近の小沢一郎の軍事論はどんなのですか?PKO派遣できるように法体系を整備するというようなことは聞いた気がしますが。
小沢さんのこの構想は私が以前記事を書いた,国際的警察力に似ているのではないかと思っていました。
「国際的警察力」について2006年 04月 03日http://papillon99.exblog.jp/1589412/#1589412

ただ,違いは,私の構想では海外派遣軍は理想的に組織された国際軍の指揮下に入るということがあります。これで日本の軍事勢力が暴走する危険性を除くことができます。
意味合いとしては大きな違いがありますが,発想の問題ですので小沢構想とは見かけほどの大きなズレはないと思われます。

という根拠で,小沢さんの軍事思想は必ずしも「日本防衛軍」の意味合いではないような気がするのです。
従って,たんぽぽさんの示した座標軸は小沢一郎の位置を示していないかもしれないです。
(日本型ドゴール主義というのが,この軍事的位置づけと不可分であるのなら,そのレッテルは疑問となります。)
小沢一郎の見方があまりにも自分に好都合過ぎますですかな?
Commented by pulin at 2011-07-22 08:12 x
国連中心主義よりも日米協調を主張する勢力もありますね。
いまでこそアメリカは国連を利用していますが、国連がアメリカの行動にとって邪魔ならいずれ国連脱退も辞さないでしょう。アメリカが国連脱退すれば追随して脱退する国も出るでしょう。イスラエルとか。
その時、日本でも国連脱退論が大きく唱えられることでしょう。
近い将来、それが最大の政治争点になるかもしれません。
Commented by たんぽぽ at 2011-07-22 22:29 x
>小沢さんの軍事思想は

わたしも、あまりくわしくないけど、
自衛隊を派遣することを考えていると思いました。
自衛隊を国連軍に参加させて、国連の指揮下に置く、
というものだけど。

新しく「国連軍兵士」を募集するのではなく、
いまあるものを使う、ということなのでしょう。
Commented by papillon9999 at 2011-07-23 00:43
>自衛隊を国連軍に参加させて、国連の指揮下に置く

おおーっ!これはパピヨン構想にすごく近いですぞ!
いや,ホントに責任ある立場に立った時のことを想像して,真面目に考えれば,この種の必要性はどうしても出て来るんですよ。たとえ9条擁護派であってもそうなると思います。それとの兼ね合いをどのようにするかですが,9条改正しなくてもできる方法があるはずです。

小沢さんも真面目に考えたのだと思いますよ。軍国主義思想では決してないと思うのですよ。
Commented by たんぽぽ at 2011-07-23 18:21 x
>これはパピヨン構想にすごく近いですぞ!

そうですよね。
(アルバイシンの丘さまもすごいです。)

国連の指揮下に自衛隊を置くのを、
主権を国連に移管すると考えているようです。
(民主党の説明にそうあったと思う。)

小沢の国連中心主義を、「ネトウヨ」や9条擁護派が
どう考えるのかが、しばし気になりますね。
9条擁護派は、国連が指揮しようと、自衛隊が外国で
活動するだけで、気に入らないのではないかと。
「ネトウヨ」は、自衛隊が日本国ではなく、
国連の主権下に入るというのが、不愉快そうだし。
Commented by papillon9999 at 2011-07-23 21:27
>(アルバイシンの丘さまもすごいです。)

いやあ,それほどでもォ・・・デレデレ・・・

>「ネトウヨ」や9条擁護派がどう考えるのか
>9条擁護派は、・・・
>「ネトウヨ」は・・・

まったく仰る通りです。