随想や意見,俳句(もどき)
by papillon9999
最近の10記事
最新のコメント
最新のトラックバック
カテゴリ
最近の記事 ついーと 放射能・原発問題 憲法問題 犯罪・死刑・光市事件 9.11陰謀説 靖国問題 社会問題 政治・政局政局問題 官僚論 小沢一郎関係 私の感性と思想 韓国 俳句 紀行 宗教 よそ様でのコメント集 文化・論 酩格言コピー 身辺雑記 TB歴のあるブログ コメント集(非公開) 書きかけ(非公開) 写真集(非公開) 済み 以前の記事
2021年 07月 2021年 04月 2018年 12月 2018年 06月 2017年 11月 2017年 10月 2017年 09月 2017年 08月 2017年 07月 2017年 06月 more... その他のジャンル
Stop the 原発ファシズム Stop the 官僚ファシズム Stop the 軍産ファシズム Stop the 経済成長至上主義 Stop the 弱肉強食システム |
いやあな感じの兆候
2009年 10月 16日
概算要求が出揃う時期となった。総額90兆円を超える【注1】ということで,例によってマスゴミたちの印象操作が激しさを加えている。連中は『初めて90兆円を超える』という表現で絶対額を強調することによって,国家財政の危機が益々増大する,というような印象を国民に植え付け,新政権にネガティブな評価を振りまこうと言う作戦に出ているのだ。
本来ならば,国家予算とは一般会計と特別会計の総額(それも重複分を除いて)で論じなければならない。 それはともかく,これまでの一般会計のみで考えると,確かに昨年よりも10兆円近く?(正確にはいくら?)増えていることになる。元々,自公政権で膨れ上がった予算規模であり,それも必要なところから引っ剥がし,無用なところ,税金収奪システムには好都合なところにだけは大水ぶくれに膨らましてきた付けが残っている。それに加えて今度の予算では必要な所に新たにお金をつぎ込むわけだから,予算そのものが膨張することは自然の成り行きである。 とはいえ,赤字をこれ以上膨らませることは許されることではなく,自然の成り行きに任せてはいけないのは当然というべきである。何とか昨年以下の予算規模に抑えてもらいたいものだ。 そうすれば,とここからが問題,本記事の主題になるが,一ついやあな兆候を感じ取ってしまったのである。これがパピヨンのカン違いであってくれたらとても良いのだが,何はともあれそのいやあな感じを書いてみる。 何の場面だったか,補正予算の見直し作業の時だったと思うが,テレビでチラッと見た時に,ピーンと感じたことがある。直感にすぎないが,各省庁の政務官か副大臣クラスの面々が予算見直しの部屋から出てきてテレビカメラの横を通り過ぎる時に見せた表情とセリフ,これがパピヨンの勘にびーんと響いたのである。 その時の副大臣だかのセリフは(趣旨)『もうこれ以上削れないところまでやった!』 表情は『固い決意を示すがごとく口をぎゅっと引き締めていた。』 これらがなぜビーンと刺激したかというと,それは『省益を代表する顔だった』からだ。国民の方を向いた顔とは感じられなかった。 つまり,もうすでに各省庁益に最大の価値をおく価値観の眼であったのだ(と感じた)。言い換えると,すでに各省庁の官僚に取り込まれている(つつある)ぞ,という心配である。これではいくら官邸サイドのトップが『国民主権を実現するための予算』を作ろうと思っても決してできるはずが無い。そして『税金収奪システム』を崩壊させられるはずが無い。 大臣以下政治側が各省庁で行うべきことは,新政権がやりたい仕事のための配分額を捻出するために,各省庁が譲り合うことである。そういう,いかに協力し合うか,ということが新政権が国民主権の政治を実現できるかどうかの分かれ目となるのであり,そういう協調ゲームのイニシアティブを各省庁内で取るのが各政務官の役割でなければならない。そうやって最適解を得るのが新政権のやり方でなければならない。しかし,『あの顔』では駄目だ(と思う)。これが杞憂であれば嬉しいのだが。 政権運営に良質の官僚システムは必要不可欠とこの記事にも書いたが,そのためにも政治側が省益代表となっては駄目なのだ。 (この意味で,前原国交省大臣の毅然とした態度は素晴らしい【注2】。見直した。) 特別会計の方はどうなるのか,まだまだこれからの話であろうが,いやあな兆候を直感的に感じてしまった。いやあな感じだ・・・鳩山首相と各大臣,および刷新会議とか戦略室とかの毅然とした指導力をぜひとも発揮して,あと10兆円は減らすよう全力を挙げて欲しい。これが新政権の成否の鍵を握るものと確信する。(ただし,安易な下級公務員の人件費減らしに陥っては断じてならない。【注1】) 【注1】 これに伴って,橋下下衆知事は国家公務員の給与を下げろ,とほざいた。これほど安易なことは無い。例えば下級警察官の給与は決して多くは無い。警察官だって誇りを持って仕事ができるような給与が必要である。その代わり,給与以外で裏金作りに励んだり天下り先ばかり確保するような事が無いようにする。こういう方向がよほど健全な財政になる。 【注2】 この態度が,例えば厚生労働大臣になった時に福祉切捨てを実行する「毅然とした態度」にならないことを強く望む。
by papillon9999
| 2009-10-16 00:43
|
Comments(7)
Commented
by
鳩山政権への失望
at 2009-10-16 22:21
x
まったく同感です。
長妻大臣ら少数を除く、多くの大臣が登庁の際に官僚たちに拍手で迎えられているようではダメでしょう。官邸を過去官僚で固め、藤井財務大臣を重用している鳩山政権はもう終わりへの一歩を踏み出していると思います。 鳩山氏は致命的な個人的スキャンダルで完全に官僚に弱みを握られていると思われている気がします。鳩山首相の発言が迷走しはじめました。今後はほとんど霞が関改革は期待できなそうです。 それより、国家では、党を固めた小沢幹事長によって、下記のような劇的な立法機構の改革がおこされようとしています。私は、こちらに期待しております。アンシャンレジームとの凄まじい戦いが始まりそうです。
0
Commented
by
続き
at 2009-10-16 22:21
x
血で血を洗うスキャンダル暴露合戦が展開されそうです・・・
記者の方の本日のブログを見ると、国会はかなりピリピリした空気が漂っているようです。 ハネムーンは就任1カ月で終わりのようです^^; 【小沢氏が検討を求めたテーマ】 【国会審議の活性化】 1、政府参考人制度を廃止して、国会議員同士による審議への改め 1、公務員、有識者、市民団体等の意見聴取のための新たな場の設置 1、常任委員会の定数と定例日 1、国会の会期 1、国会の調査能力の強化 【公職選挙法】 1、選挙運動・政治活動の自由化 1、選挙運動などの規制の範囲と方法 1、欧米諸国の独立型選挙委員会をモデルとする日本版選挙委員会のあり方 1、選挙運動資金の規制およびその上限 【政治資金規制】 1、政治資金の公開、透明性の確保 1、日本版選挙委員会による政治資金に関する指導・監視 1、企業・団体献金のあり方 1、個人献金の普及・拡大(2009/10/16-20:41) ttp://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009101600964
Commented
by
papillon9999 at 2009-10-16 22:46
コメントどうもありがとうございます。
いやあ,心配ですが,まだ鳩山首相にはがんばってもらわないとですね。あの献金(記載)問題は一体何なんでしょうか?私は全然ヨメません。 逆に小沢さんに精気が戻りましたね。例の問題が無事に過ぎたのならこちらもほっとしますが。 ご紹介の小沢改革,そうですか,中身も必要なことばかり。公職選挙法もあるのが素晴らしい。 政府参考人制度の廃止に関して,社民党はちょっと判断ミスをしていますね。 でもあなたは鳩山内閣の見限りが早すぎ。潔さ過ぎます!(^o^)^^^^^^^^^^
Commented
at 2009-10-16 23:42
x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented
at 2009-10-16 23:43
x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented
by
しっくい
at 2009-10-16 23:49
x
>逆に小沢さんに精気が戻りましたね。例の問題が無事に過ぎたのならこちらもほっとしますが。<
小沢さんは大丈夫です。 政府に入っていませんから、党の幹事長に過ぎませんので、首相や大臣のように国会で野党から質問に答弁する立場にはありませんから^^ それも何ですが^^; あと、小沢さんは以下のような理由で大丈夫だと思います。 政治資金規正法違反単独ですから。 秘書が長期間の拘束にも耐え、自分のみの判断と言っている。 また、形式的には政治資金規正法違反を犯していませんし、まだ裁判が始まっていないように最高裁で結論がでるのも随分先になるでしょうし、小沢事務所の秘書は筋金入りのようですから^^
Commented
by
papillon9999 at 2009-10-17 00:11
匿名様 参考にさせていただきます。ありがとうございました。
しっくいさん,そうですか,なるほどね。形式的にはOKで,西松疑惑は印象ですからね。選挙には影響するけど何も無ければ法的には何でもないわけですね。 |