アルバイシンの丘
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随想や意見,俳句(もどき)

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光市母子殺害:「実名本出版」
 またか!という感じだ。読者の皆様の中にはこの件をどう考えたらいいか迷われる向きもあろうかと思うが,これは少しも迷うことではないと思う。すなわち,”出版したらいけない”である。
 まだこういうことを『言論の自由だ』なんて抜かす輩が出てくるのはホントに情けない限りである。まずヤフーからの引用記事からみて見よう。記事は文末付録の通りである。



 なぜ出版してはいけないか,ということを論証するのは簡単である。
 まず,『言論の自由』とは,我々庶民(この中には未決死刑囚も当然入る。法の適用を受ける権利があるからだ)のプライバシーに関することを自由に書いて良いという自由ではない,弱者・強者の別なく正当な言論を行うことの自由である。通常は強者とは権力・お上が真っ先に浮かぶが,逆の場合もありうるものの,とにかく正当な言論を行う権利の保障である。
 次なる理由は,少年法なるもので未成年の犯罪については実名報道が法的に禁止されているからである。これは死刑十回分に相当するいかなる極悪人であっても当てはまる。
 今回の問題は,これら二つをクリアできてないのは小学生でもわかることだ。

 例外があるとすれば,被告本人もしくはその支援者が冤罪を訴える場合と(犯人ではないから実名も当然),被告自身が自分で(もしくはそれと同等な代理人により)出版するような場合であろう。

 とは言っても,あまり実感として身近に考えられないとすれば,次のような例はどうだろう?

 「ある人が知人のことを紹介する本を書いた。たまたまその知人は密かに美容整形した人だったが,本の内容は別に美容整形を暴くためではない。ところがこの著者は,この知人の紹介に,美容整形前と後の写真を並べて使った。その理由を詰問されてこう言った。
 『この人のことをよく知ってもらうには,整形前の顔をさらすのが必要だと思ったのです。整形後は鼻がつんと高くなって冷たい感じを与えますが,本来はこのように鼻はつんとなっていなくて庶民的なんです。これは本人のためでもあるんです。本人の了解も取っています。私の言論の自由を侵害しないでください。』
 しかし,この知人は,そんなことを了解した覚えはないと言っている。整形手術したことと手術前の顔も知られてしまって落胆している。」


 まあ,この喩えでは,死刑囚(可能性)と美容整形者という,全く重みの違う題材の比較であるが,『なぜ少年法のような実名報道の禁止規定があるのか』ということを理解するのに少しは役立つのではないかと思う。どうだろうか。
 たとえ「整形する前の顔を世間一般に知られたくない」というささやかな願いであっても,それを踏みにじる行為は言語道断である。極悪犯人であっても,未成年は少年法によりこういうことから守られる権利がある。それが不服なら少年法を改定しなければならない。
 以前に,これと似た”事件”があった。柳美里の小説でこのような問題が発生したのだ。友人の知られたくない秘密を小説で暴いた。その時も柳美里は『言論の自由』を楯にして,自己弁護を図った。パピヨンは以前の記事で,これを批判したことがあったのだが,とうとうその記事を発見できなかった。残念ながら。

 このように,人権感覚,人権リテラシーのない人物がモノを書くというのは,何とかに刃物,の類であるような気がする。
 しかし,それでも『商売』という観点からは,とてつもない宣伝をタダでやってもらったことになる。出版社は大喜びというわけだろう。まさかこれを狙った仕業ではないだろうね。

====文末付録==================
光市母子殺害:「実名本出版差し止めを」…元少年側が申請

 99年に起きた山口県光市の母子殺害事件を巡り、被告の元少年(28)を実名表記したルポルタージュ本について、元少年側が5日、広島地裁に出版差し止めなどを求める仮処分を申し立てたことが分かった。出版社・インシデンツ(東京都日野市)や著者の増田美智子さん(28)は実名表記について、元少年の承諾を得たと主張しているが、元少年の意向を受け申し立てをした弁護士は6日、「少年は許可していないと話している」と反論した。

 元少年の弁護団長を務める本田兆司弁護士(広島弁護士会)は「少年法に基づき、実名報道は許されるものではない。本人は出版前に原稿を見せてもらって実名掲載の可否を決めるつもりだったが、原稿は見せてもらえなかった。本人は承諾してはいない」と話した。【寺岡俊】
 ◇「承諾を得た」著者は主張

 増田さんは6日、東京都内で会見し、出版差し止めの仮処分申請について「(実名について元少年の)了承は得ている。事前検閲しようとの意図があるのだと思う。報道の自由に対する重大な侵害行為だ」と批判した。

 増田さんは一橋大職員。08年8月~09年8月、元少年との25回の面会で「実名(報道)でも構わない」と了解を得たという。

 少年事件の実名報道が少年法で禁止されていることについては「週刊誌報道で既に実名が出ている。少年法の意義は否定しないが、世間のイメージとは違う(元少年の)実像を知ってもらうため、実名で報じるべきだ」と説明した。本は初版4000部が発売される予定で、早ければ7日から店頭に並ぶ。【伊藤一郎】
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by papillon9999 | 2009-10-07 20:32 | Comments(0)