アルバイシンの丘
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随想や意見,俳句(もどき)

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創価学会と共産党
 最近,奇しくも「創共協定」について,二度も触れる機会があった。一つはたんぽぽさんの記事へのコメントで,もう一つは拙記事へのワイナリーさんのコメントに対する返信の際に現れた。初めて口にした「創共協定」なのに,偶然というのは恐ろしいものがある。



 ワイナリーさんとのコメント対話で想ったのが,創価学会のことはほとんど何も知っちゃいないんだ!ということだった。これまで共産党が関係することは結構な数の記事を書いてきた。これに対し,創価学会がらみのことは感情的な悪口以外何も書けなかったのである。それもそのはず,ちっとも知っちゃいないんだから書きようも無かったのだ。
 それで,俄然,『いっちょう研究してみるか!』という気になったのである。そこで教材を古本に求めた。ちょうどあったのが,島田裕巳著:「創価学会」(新潮新書)である。定価680円のものが300円で手に入った。2004年6月20日発行,2008年4月10日18刷とあるから,結構売れてる本らしい。

 著者の島田裕巳は知っている人は知ってるだろう,あのオウム真理教で有名になった宗教学者である。ただしそれは否定的な意味でである。オウム真理教が売り出しの頃,この方はあちこちのテレビ番組の寵児であった。そしてまだ正体が明らかでない時代のオウムを肯定的に【注1】紹介していたのである。
 そのため,オウムがサリン事件を起こすなど,とんでもない集団だということが明らかになると,テレビ界のみならず,勤務先の大学(記録によると日本女子大)からも身を引かねばならなくなり,我々の前から消えたのであった。しかし,宗教学者としてはまあまあだったのではないだろうか。現在はフリーで活躍中のようである。

 さて,前置きはこのくらいにして,本題に入ろう。この本が創価学会員からどのような評価を受けているのか知らないが,その論調は抑制的で,非常に客観的に書かれていると思う。かなり信頼してよいと判断した。
 内容は牧口常三郎による学会の開闢から戸田城聖による拡大,そして池田大作の巨大化時代を歴史的に描くと同時に,巨大化が可能であった事情や,日蓮正宗との確執,池田大作の人物像などが網羅されている。ただし,最大の問題である池田大作氏の行状に関してはパピヨンの期待に応えるほど詳しくは解明されておらず,その点には不満が残った。

 さて,この本を読んだあとを二点に集約してまとめておこう。正鵠を射ているかどうかは責任もてないが,関係者,特に学会員の方からの同意や反論,抗議なりを是非戴きたいところである。

 1.どうやら,池田大作はスケールの大きい人間的魅力にあふれた人物であるようだ。これは時々インタビューに入った作家やジャーナリスト各人が残す感想がほぼ一致して示すところである。たとえば「創共協定」の仕掛け人,松本清張や毎日新聞(と思う)の内藤国夫などが,予期に反してきわめて魅力的な人物であったことを後の感想に記している。
 つまり,池田大作はカリスマとしての資質十分の人物らしい。官僚臭さとは正反対の位置にあって庶民の出であることを標榜し,質素な生活に甘んじるている。そういう姿が,学会員が心酔する魅力となっているという。
 これに対し,我々(非学会員一般)が池田大作に対して持つイメージは,ノーベル平和賞を手にするために金権運動を行っているとか,質素な生活どころではなく池田御殿に後宮をはべらせているとか,ひどいワンマンで池田天皇として振舞っているとか,の非常によくないイメージである。これらは単に想像というか邪推に過ぎない無責任なものであるが,この乖離は大きい。
 この本を読んだからには,一応,そういうイメージ・先入観は一旦捨て去ることにしよう。直感ではこれほどひどい実態では恐らくはない。しかしある程度(ほんの少し)は当たっていて,真実はこれらの中間にあるというよりは,多かれ少なかれそういう二面性を持っているというのが当たっているのではなかろうか。

 2.組織の体質が共産党とは正反対ではなかろうか,と思った。池田大作の庶民性は次のようなところに現れている。(ここに池田大作の偉大さを見る気がしたところである。)
 創価学会には幹部会というものがある。それを衛星中継で一般会員にも公開してるらしい。これは非常に重要な意味がある。つまり,偉くなって幹部になると,通常は特権が生じる。それは一般会員の知らない情報を得ることができる点である。そしてそういう特権意識が知らず知らずのうちに,その組織を官僚体質のものに作り上げていくのである。
 それが,この幹部会のように,一般会員も情報を共有することができると,幹部の特権意識形成が抑制され,その組織は常に『庶民性』を維持していくことができる。池田大作の狙いはこれなのではないかと思ったのである。
 というところで思い当たったのが日本共産党であった。共産党はこれと逆のことをやっているのではないか?これら二つの大組織は,ともに庶民階層を主な基盤としていることがあってよく対比されるが,全く正反対の体質を持っているのではないだろうか。
 確かに,中央からの指令のような形で物事が決められ進められる,というのが共産党のやり方と言っていいだろう。民主集中制と呼ばれるこのやり方は,現実には幹部には官僚意識を芽生えさせるのではないか?その結果,共産党は官僚体質がぷんぷん臭うようになってないだろうか。
 そうそう,こんなことも書いてあった。創価学会では座談会などで会員自らが行動指針を定め実践していくようなやり方を取っているらしい。ここには共産党のやり方と大きな違いがあるように思われる。
 一見,カリスマ池田の集中支配と思いがちだが,(大きな枠組みはそうであろうが),創価学会とは実は分権型の組織ではないのだろうか。共産党はこの文脈で言えば当然,集権型の組織ということになる。
 こういう違いは組織構成員のやる気に端的に影響しているはずである。脱会率のようなデータがあれば面白いのだが。パピヨンのヒミツの仮説は成り立つだろうか?

 3.心配事も大いに感じた。まず,学会の存在理念は『現世利益の追求』である。以下のような都市伝説の類のウワサがあるが,このような現世利益の追求理念に基づく『相互扶助体制』が本当なら由々しき重大事である。
 たとえば芸能界や政界やマスコミ界や産業界やに,創価学会員を多数送り込み,彼らが重要な地位を占めるようになるや,この『相互扶助』を発動するのではないかという心配である。たとえば,芸能界では売れなくても会員である芸能人を優先して使うとか,マスコミ界では学会に都合の悪い事実や人物を無視するとか,そのような類の『えこひいき現象=宗教閥=学会員による社会の独占=創価学会の社会支配』が生じないか,あるいは生じていないか,という心配である。
 このような心配が,パピヨンの妄想,杞憂,トンデモ陰謀論に引っかかった,類のものであればそれこそ幸いであるが,果たしてどうなのか。実際にあるとすればその弊害はとてつもなく大きく,これはぜひ排除すべく闘わなければならない。会員の皆さん,いかが?非会員の皆さんの実感はいかが?
 それから,老婆心の心配事も感じる。池田大作亡き後どうなるか,ということである。次第に官僚体質が増していくのではないだろうか?そうなった時初めて,創価学会は普通の組織となるのかもしれない。それから,池田大作への個人崇拝が,亡くなった後,神格に祀り上げることにならないかという点も心配である。いや違った。神格化ではなく,仏格化であった。

 その他,まだいろいろ書くべきことはあるが,また別の機会に。

【注1】 本人にとっては宗教学者らしく,中立的立場を守っていたのかもしれない。それを市民的俗情を以って見ていた我々市民はもどかしく感じ,オウムに味方している,と感じたのかもしれない。
 しかし,オウム本部に仰々しくあった,発泡スチロール製の巨大なシバ神を,感嘆した風に紹介していたテレビ番組をパピヨンは覚えている。それはオウムが真剣で神秘的な能力を持った集団であるかもしれない,という印象作りに役立った。
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by papillon9999 | 2009-08-16 16:33 | Comments(3)
Commented by papillon9999 at 2009-08-18 18:14
ワイナリーさん,いかがでしょう?この記事の内容は批判にも値しない妄想・トンデモな内容でしょうか?
ご覧になったらぜひお聞かせください。
Commented by ワイナリー at 2009-08-19 09:36 x
わざわざ新しく記事を書いていただいてうれしいです。


こちらのブログは昨年、例の赤木智弘さんの事を調べていたことが縁で知ったのですが、それ以来ずっと読ませていただいております。そうですね、もちろんコメントさせていただくつもりではおりますが、「あまり長くなってもなんだし・・・」という感じで少し考えているところです。


ところでこの前宣言?した通り、現在会社の同僚等に「今度の選挙は比例も小選挙区も、自民党と公明党『以外』にお願いします」と頼んでいるところです(私の所では小選挙区は公明党は出ませんが)。

最初先輩に「選挙のお願いをしたいんですが」と話を切り出したら、「公明党か?」と言われたので「実は僕学会に入ってるんですよ」とカミングアウトしたところ、「ああ知ってるよ」と返されてビックリ!それで「学会に入ってるけど選挙は野党にお願いしたいんです」と話して了解を取り付けました。

まあこれから30日まで、同志とは与党と野党に支持が別れてしまいますが、高杉晋作の都々逸・「わしとお前は焼き山かずら うらは切れても根は切れぬ」との思いで頑張っていきます。
Commented by papillon9999 at 2009-08-19 21:20
どうも催促しているようで申し訳ありません。
決してそうではありません。お気の向くままになさってください。

それから,読者の方へ。
共産党に負のイメージを与えるつもりは毛頭ありません。民主勢力として両組織はきわめて重要な部隊,いや担い手であることを確認するとともに,強く期待しています。