アルバイシンの丘
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随想や意見,俳句(もどき)

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日食と宗教
 日食狂想曲が終わってだいぶん経ったのでほとんどその話題は途絶えてしまった。当時,テレビでその騒ぎを見ながら妻【注1】と話したことがあった。それは「宗教と日食」についてであった。書きかけだった記事を今ようやくアップする。



 日食がなぜ起きるのかわからなかった時代には,それこそすさまじい恐怖が人心に巣食ったことだろう【注2】。歴史的に有名なエピソードについては残念ながら披露すべき薀蓄は持ち合わせていないが,たとえば天照大神の岩戸隠れも日食がモチーフとなっているだろうことは容易に想像がつく。そのほか,どの民族にも日食の恐怖をモチーフにした宗教的儀式があるのではなかろうか。

 その他,ある時突然太陽が欠けていく,身の毛もよだつ恐怖を利用して,幾多の宗教も生まれたことだろう。他の自然現象では,台風や旱魃などやある時の地震でさえ,定期性や経験上で以って前兆を感じ取ることは不可能ではない。それと比べると,日食という自然現象は天体の動きが正確にわかっていないと絶対に予測は不可能であり,しかも前兆など皆無の突然出現する現象である。だから,日食の恐怖は計り知れなかったろうし,(事後に)それを利用していくつもの宗教が誕生したはずである。

 そうであれば,とここからが本題。日食の原因も,今後いつ起きるかも,過去いつ起きたかも,すべて予測できる科学を手にした今日,もはや日食を以ってしては宗教の出る幕は無くなった,と言えるかどうかがテーマとなった。

 結論は『否』であった。理由は主に三つである。

 まず一つ目は,『人間が感じ取る荘厳さは昔も今も変わらない』という理由に帰せられる。その原因が完璧にわかるものであっても,現象それ自体が変わったわけではなく,それを体験した人間は大昔も今も変わらぬ荘厳さ・神秘さに心打たれるだろう。
 そういう神秘さ・荘厳さに打たれると人生観が変わる。スピリチュアルな面が心の中で大きな勢力を持ち始めるのである。
 あの,人類最初の偉大な一歩を月面に印したアポロ11号のアームストロング船長とオルドリンも,地球帰還後の一定期間はいわゆる通常の社会生活とは異なる生き方を選んだようである。これは人類初の月面体験の影響であることは明らかだろう。これは要するに,すさまじい荘厳体験に心がびっくりしたということではないだろうか。
 すると,心がびっくりするということでは,たとえ月面体験というようなものであっても,残酷で悲惨な殺人や事故に遭遇した体験とほとんど違わないのではなかろうか,と思うのである。こういう場合,PTSDなど精神的な後遺症が生じることが多いと言われる。つまり,人類初の月面体験でもPTSDが生じた可能性も考えられるのだ。こういうものを癒すのには適切な治療が必要である。しかし,中にはそれを宗教に求める人も多いに違いない。

 二つ目は偶然の神秘さである。月が今の大きさで今の軌道半径を描くというのは全くの偶然である。ただし,この偶然はいずれかが生じるという意味で不可思議なものではない【注3】。
 ところが,太陽と月に関しては,大きさと位置が太陽と月でぴったり比例している。つまり,地球から見た太陽の大きさと月のそれは全く同じ大きさになる。これがちょうどぴったりした皆既日食が実現する種明かしである。この偶然は実に出来すぎた偶然である。上に書いた偶然とはまったく性質を異にする。こちらは驚異的な偶然といってよい。
 この偶然に『神の大いなる意志』を感じたい人も出てくるだろう。地球に人間が栄えることのできる太陽からの距離の偶然性というのは,逆に「だからこそ人間が栄えたのだ」というべきものだろう。しかし,こちらの偶然はこういう意味での「理由・必然性」が全くないのである。
 だから,「これはエホバがその存在を人間に気づかせるためにこっそりと仕掛けておいたものなのよ。」と妻は言う。
 「うーん,確かに出来すぎた偶然だ。しかし,残念ながら妻よ,仮に”大いなるご意思”が働いていたとしても,それがエホバから発せられたものかどうかは証明できない。エルカンタービレ【注4】かもしれないではないか」とパピヨンは応えた。すると妻はパピヨンをひっぱたいた(ウソです。プンとしただけです)。

 こういうことで結論は,日食が解明されても世に宗教のタネは尽きまじ,となった。

 (三つ目は,日食時のように地球と太陽と月が一直線上に並ぶと,何かのバランスが崩れて,とんでもないことが起こる,だから〇〇教が救ってあげます,という似非科学じみたものである。これは日食の予測は科学が早々と知らせてくれるので前準備の時間には恵まれる。ここではこれ以上触れない)

【注1】 以前からお越しくださっている方はすでにご存知と思うが,妻は「ものみの塔」の信者,いわゆる「エ〇バの証人」である。もうすでに二十年ほどになる。一頃は家族に広めることが生きがいになっていて(家族みんなが信者になると「神権家族」と呼ばれて,大いに祝福される),子供達が小さい頃必死の努力を重ねていた。しかし,幸いにして子供達もパピヨンもそれに耐え,今では一人で(幸せな)伝道生活を送っている。
この宗教団体は,大方の予期に反してお金があまりかからない。その点はとても幸運であった。

【注2】 ”人だけではなく動物すべてがそうだった(恐怖を感じた)ろう”と書こうとして,「そうか,動物は感じないかな」と思い直した。一天が真っ暗になるなんてことは嵐の時だってあるので,特に日食を怖がる理由がない。。

【注3】 ちょっと意味がわかりにくいかもしれないが,たとえばさいころで偶然出た目の3という数字は六分の一の確率を持つが,どれかの数字が出るという意味では何の不思議でもない偶然であるといえる。
これにちなんで思い出すのが,妻やその仲間の信者たちとの論争である。この地球の位置はきわめて絶妙で,人間が住むのに絶好な位置に神が配置された,という「大いなるご意志論」を信者達は展開する。それで,太陽からの距離 1億4960万kmという数字は奇跡的な数字なのだ,と主張する。よくもまあそういう複雑な数字を神はお見つけになったものだ,という意味である。しかし,どんな位置に置こうと何らかの数字は対応するわけで,たまたまその数字だったに過ぎない。
「私が神なら後の世に人間が使う単位で1万キロというぴったりした数字になるように配置するけどね」と私は反論して,妻から嫌われるのだった。これはボーデの法則と同じ考えである。神の意志が働いているとなればこれくらいの規則性はあった方が良い。
ところが,この種の規則性が次で述べるように太陽と月との比例性については見られるのである。

【注4】 エルカンタービレを自称する大川総裁が主宰する「幸福の科学」は不思議な宗教である。これまでの新興宗教の定義が当てはまらない面があるのだ。それは「囲い込み」,「情報遮断」が希薄なこと。(パピヨンの表面的な印象だから,違っているのかもしれないが)
それというのも,信者を繋ぎ止めるのは大量の出版物だけのように思えるからだ。これは頻繁に集会に参加を強要して,俗世間との交わる機会をできるだけ少なくさせようとする通常の戦略とは異なる。これで成功しているとは実に不思議である。庶民は余り出版物を読まないだろうに。(読んでも余り理解できないだろうが,逆にそれが狙い目かも)
今度の選挙に大量の立候補者を立てたが,政策はまともだった(すさまじい保守反動だけど,人間的な政策という意味で)。何しろ,総裁は大宇宙の支配者であり,イエスも釈迦も友達という驚天動地の教理が並んでいるのだから。それなのに,まともに人間界の選挙で当選して政治で治めようというのだから,その謙虚さには心打たれるのである。
ところで,グーグルの検索とヤフー検索で 「大川隆法」を掛けてみた。すると,ヤフーは幸福の科学側の宣伝本ばかり出てくる。ヤフー検索は信用しない方が良い。
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by papillon9999 | 2009-09-20 13:57 | Comments(5)
Commented by alexus at 2009-09-21 00:26 x
お邪魔いたします。初コメよろしくお願いします☆

奥様とのやりとりを読んでいて とてもほのぼのとしました(笑)
JWの教理も今となれば ”ぶっ飛び”なのですが
渦中にいるとそうでないんですよね・・・

papillonさんの記事は私にとって とても啓発的です
これからもよろしくデス☆


Commented by papillon9999 at 2009-09-21 09:28
alexusさま ようこそいらっしゃいませ。

とても嬉しいお言葉を戴き,感謝感激しております。あまり記事の更新ができませんが,どうか見限らずにお越しくださいませ。

他の読者の皆様へ

alexusさんのコメの中にある JW とは 「エ〇バの証人」の略です。
Jはヤハウェ(エホバ),WはWatch tower(ものみの塔)の頭文字です。
Commented by naoko at 2009-09-22 06:19 x
お久しぶりです。さて、幸福の科学の特異性についての言及がありましたが。幸福の科学は、基本的に裕福な家庭に育った子女をターゲットとしております。そうした育ちの子どもたちに特有なのは、人生経験の浅さと、ある面無意識に近い優越感です。さらに、学歴への自負なり、勉強家・読書家として評価されることへの執着を少なからず持っています。
そのため、読んだ冊数での教団からの評価とか、教義の知識試験の評価などを大変好む人が多いのです。しかし、残念ながら、内面的な英知を深めていくには、何かが足りずに育ったのではないかと思える人も多く、知識足りて知恵足らずという面も目立ちます。これは、今の日本社会のそして現代のある面‘恵まれた’子供たちに特徴的な‘闇’と言ってもいいでしょう。そして、幸福の科学はその闇を需要として生まれた教団と言えます。ですからあの教団は、庶民ではなく、中流から上流と目される人々を主なターゲットとしているのです。それによって寄付金も一人当たりで多額になり、組織の財政も潤沢です。大川氏は仏陀の生まれ変わりと称していますが、同時にギリシャ神話の商売の神、ヘルメス神の生まれ変わりとも称しています。
Commented by naoko at 2009-09-22 06:28 x
つまり、「経営手腕」こそが大川氏の本領と言うことです。
そのような「経営・商売の指南書」も数多く、氏はある面、ナポレオンヒル的な「ゆるぎない社会的成功者の哲学」を求めるニーズに上手く応えています。
同時に母性・父性なき時代の‘迷える20代~40代’信者にとって、真の父性・母性を備えた導き手と目されている面もあり、そのような「人生の指南書」といったタイプの著書も数多いようです。

以上、参考までに。
Commented by papillon9999 at 2009-09-22 22:59
naokoさま  どうもお久しぶりです。幸福の科学の情報,まことにありがとうございます。

>大川氏は仏陀の生まれ変わりと称しています

そうですそうです。それで,もうたくさんの宗教の神様のお友達がおられるんですよね。それなのに,北朝鮮のミサイルのためにはミサイルが必要だとか。宇宙パワーで溶かせないんですかね。

>同時にギリシャ神話の商売の神、ヘルメス神の生まれ変わり

これは全く知りませんでした。経営センスに長けているということですね。幸福の科学自体が素晴らしい経営センスの発露なんですね。
裕福な家庭に育った子女をターゲットにする,というところなんか,センス抜群です。

人生指南という意味でも信者の心を掴んでいるのですか。それは初めて聞きました。
信者すべてがエルカンターレに魅かれたわけではないということで,非常に参考になります。ありがとうございました。

それにしても,仏陀の生まれ変わりでも上手な経営で金儲けをしたいとみえます。