随想や意見,俳句(もどき)
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最初で最後の出来事
2009年 04月 03日
第一幕 プロローグ
孫娘は次女の初子.名前は仮名を許してもらって,マルコとしよう.そのマルコも晴れて今年は小学一年生.半年前に弟が生まれてママを取られてしまった.だけど今では弟を抱っこして振り回したりして大変仲が良い. 次女は(三女も長女もだけど)父であるパピヨンのことを『オヤジ』と呼ぶ.妻にパピヨンのことを言う時もたまにパピヨンに呼びかけるときもそうだ.そして,孫娘の立場から呼ぶときは『じい』という.従ってマルコもパピヨンのことを『じい』と呼ぶ.ただし,大好物のアイスを買うときだけは『じいちゃん』になる. 入学お祝いのランドセルが約束だったようで,先月妻が買って送った.それを背負った写真が返ってきたが,ランドセルが小さく見えたので笑った.そう,結構大きめの身体をしている.うちの家系では珍しい. 今,入学式前のひと時を過ごすために我が家にやってきている.まあ,うるさいことしきり. 第二幕 夕方の居間 今日は早くマルコの相手をしようと思って約束までしていたのだが,やはり大人と子供の約束は守れない.その罰としてマルコは何度も抱っこをせがんだ.それが,身体が大きいから重いのだ!けど,ママを弟に取られて抱っこがたりないのだろうね.いつも会うたびに抱っこをせがむ. 「じゃあ,これで最後けんね」と言うと「いいよ」といつも答える.いつもこれの繰り返し.しかし,ホントにしんどくなってきたのは事実. 今日の夕方の会話. 「じゃあ,どのくらい大きくなるまで抱っこすればいいと?」 「2年生まで!いや6年生まで!いや中学校まで!いや30歳まで!いや50歳まで!」 「ええーっ そんなにできん」 「もういなくなるから?」 「ドキっ!そうそう,いなくなる・・・けん・・ねぇ・・・」 なあに,どうせ高学年になったらじいのとこなんて寄り付きもしなくなるさ.抱っこをせがむのももうすぐ終わりだとわかってるよ.ママもそうだったんだから. 『孫娘 抱っこ百まで 予約する』 第三幕 脱衣所にて マルコには不思議な所がいくつかあるが,その一つに,パパとは一緒に風呂に入るのに,じいとは決して入らない,ということがある.それでいつも,『今日は一緒に入ろうよ』と呼びかける誘いの言葉は冗談でしかなかった.ところが,なんとなんと!今日に限って!パソコンの不具合が突然直る時のように,『うん,入ろうか!』と思いがけない返事が返ってきた.こうなると逃げるわけにはいかぬ.普段は女性陣の後に入らされているパピヨンも今日は先に入ることに相成った. パピヨンは筋肉モリモリではないけど,まあそれなりに,うっとりと見惚れるほどではないがまあまあの,鏡で見ればそういう上半身が映る.それでよく,『鏡が歪んでいるんじゃないの?こんなにかっこよいはずはないから』と家人に確かめて嫌がられている.ただし,それはへその少し上あたりから上方だけである.へそから下になると急にぷっくりだぶだぶのお肉がタルタルと揺れ動く. その時も,パピヨンは鏡を見て,鏡がひずんでいるのじゃないか,と思いながら呼びかけた. 「おいマルコ,どうだ?じいもかっこいいやろ!・・・おい?おいってば!」 パピヨンはその時鏡の中の自分の姿だけ(無論上半分だけ)しか眼に入っていなかった.ところが,はっと気がつくと,なんとマルコは!!マルコの視線は!パンツの上にじっと注がれているではないか! 「お,おい.お前一体どこを見てる!」 キャーと叫んだのはパピヨンだった.マルコはギャハハと笑い出した.そしてそのあと思っても見ない行動に出た!なんとじいのパンツを引き下げにかかったのである! 「おい!!何をする!」 いやあ,銭湯や温泉でちんぶらでもなんともないが,じっと見られるというのがこんなに恥ずかしいとは初めて知った!(いや実は韓国であかすりの経験があって,その時が最初か!! 今回は2回目か!) パピヨンはちんを股の間に挟んで辛うじて見えなくした(少しテクニックがいる).ところが,マルコはなんとその股をこじ開けにかかってきたのである.何というやつだ,マルコは! ママに言いつけに行く!と言ってドアを開けて戻ろうとしたら,「あ,やめてやめて」というから仕方なくやめて,そのままお風呂の方にようやく入ることができた.ちんは見られることなく無事だった.(未だこの時までは!) 第四幕 風呂場 風呂の中でも闘いは続いた.湯船に入る前に身体を流す時,必死で股を閉じてこじ開けようとするのに耐え,眼を離した隙にちんも洗うという高等テクニックを使って,何とか凌いでいた.それでとうとうあきらめてマルコは湯船に入り,もぐったりして遊び始めた. それで安心して油断したのがいけなかった.なんか夕方の話などしながら湯をかけたりしていたのだが,なんといつの間にか股が緩んでいた!!はっと気がついたときにはじっと視線が注がれていたのだ.ああっ!股を閉じてもすでに遅かった. かくなる上は,パパと比べるなよ!! 『じいのちん 覗いてガハハ 孫娘』 『じいのちん 確かに見たと 孫娘』 『じいの股 こじ開け見んと 孫娘』 エピローグ 幼い頃に見た記憶というのはすぐ消えるから安心だ!いや,三つ子の魂のように,百歳まで残るのだったかな??いや,消えるだろう.いや残る?一体どっちだ?わーん,どうしよう・・・ この一件,未だママには内緒にしてやってる.きっと最初で最後だろう・・・ふ・・・(孤独かつ遠い眼の笑い) 『もういやだ!マルコとお風呂 入るのは!』 あとがき 日本人のオヤジとして風上にもおけないパピヨンをお許しください.このような調子で育ったマルコもいずれ社会人となります.多様性の原理でどうか暖かく迎えてください.その頃パピヨンもまだこの世にいる予定ですので,どうかよろしくお願い申し上げます. それからそれから,品の無い記事になってしまってすみません・・・ それからそれから,記事のタイトルは,『じいのちん』にしたかったのですが,倫理規定に触れることを恐れて,このようなタイトルにしました.すみません・・・吐き気を催された方には深く深くお詫び申し上げます.(せっかく記事を読みに来て吐き気!申し訳ありません!)
by papillon9999
| 2009-04-03 23:45
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Comments(3)
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papillon9999 at 2009-04-04 09:40
マルコはついさっき,9時半ごろ帰って行った.『また,じいと風呂はいるからね!』と脅して行った.
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なーんだ。
「性教育裁判」のエントリにTBをくださるんで、 なにかと思ったら...(笑) いえ、孫娘さんとの、ほほえましいひとこまだと思います。(笑) 小学一年生でしたら、もうなんだかわかりますから、 興味しんしんというお年頃かもしれないですね。 でもって、写真に撮ってアップして、わたしにも... というわけには、ぜんぜんいかないですね。(笑)
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papillon9999 at 2009-04-04 18:04
どうもごめんなさい!吐き気まではしませんでしたか?ホントに申し訳ありません!写真も考えたのですが,ちょっとね,被害者が増えるから・・・
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